海のはてまで連れてって

  • ダイヤモンド社 (2004年7月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784478930526

みんなの感想まとめ

冒険と兄弟の絆が描かれた物語は、豪華客船を舞台に、密航を試みるふたごの少年たちのユーモラスな体験を通じて、心温まるメッセージを届けます。子供たちの無邪気で大胆な行動は、現実的ではないながらも、どこか共...

感想・レビュー・書評

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  • 現実的ではない、けど絶対にあり得ないとも言いきれない。
    ギリギリありそうでなさそうで、でも世界のどこかでこの作品と同じことが起こっているかもしれないと考えるとワクワクします。
    子供は思いつきと行動力だけで後先考えずに突っ走ってしまうものですよね〜
    中学生のときに初めて読んで大好きになって今でもときどき読み返しています。

  • 豪華客船で働く父さんと一緒にいたいため、ぼくとふたごの弟のクライヴは父さんの乗る船に密航することにしたのだった。

    シアラーの書くおバカな(誉め言葉)少年たちは実に愛おしいのです。お調子者でちゃらんぽらんで短絡的。でも明るく前向きで機転が利いてめげないのです。
    ぼくとクライヴのふたりも、しょっちゅう相手をけなして言い合いしてけんかするけれど、コンビプレーで困難を乗り越えるのです。まあ大抵は行き当たりばったりなのですけれど。
    5分早く生まれたため兄としての重責を負わされていると思っているぼくは、弟のクライヴのことをけちょんけちょんに語ります。しかしふたりの行動を見るに、結局は似た者同士のふたごなんですよね。クライヴの方がのびのびと行動しているだけで。それこそがぼく曰く「弟の特権」なのかも知れませんが。しかしそんなぼくも何か起こるたびに「クライヴのせい」と責任を押し付けているので、結局どっちもどっちなのですが。

    豪華客船での旅の楽しさ。密航が見付かるのかもしれないという緊張感と、それを切り抜ける大胆なアイデアの爽快感。そして起こる事件。げらげらと笑いながら読み進めていると、不意に現れる父子の情愛描写。あー面白かった!と満足満腹な一冊です。

    蛇足として。主人公で語り手の「ぼく」の名前が一切出て来ないので、もしや何か仕掛けがあるのでは!?と思ってしまうのはミステリ好きの悪いクセですかね。
    そしてクライヴはぼくのことを「そっち」と言うのですね。これがふたりの距離感を巧く表わしているなと思うのです。名前を出さないとしても「兄ちゃん」でも「お前」でもなく「そっち」。これは原文では「you」なのでしょうか。これは日本語ならではの表現なのかも。だとすると翻訳の妙というやつですね。

  • ふたごの小さな密航者。父さんとただ一緒に居たい!それだけのつもりで船に乗り込んだら、ドキドキワクワクするとんでもない冒険が始まった。どんな事態であっても、互いの目を見て思わずフッと笑いがこぼれてしまう、大丈夫...ちゃんとわかってる...そんなホッとする瞬間が好き。どんなダイヤも真珠も、ただのモノだってこと、それよりも もっととても大事なことがあるんだ。それを、ちゃんと言葉で伝えなければならない。そして何も持たずとも、大切な人と眺めた夕焼けが何よりも美しいと感じたこと、それだけは忘れてはならない。

  • アレックス・シアラーの本が好きなので読んでみました
    とても読みやすかったです☆
    夏に読みたくなるさわやかな一冊♪

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「チョコレート・アンダーグラウンド」しか読んだコトがありませんが、気になる作家です。次は「スノードーム」を読もうかな?と思ってます。。。
      「チョコレート・アンダーグラウンド」しか読んだコトがありませんが、気になる作家です。次は「スノードーム」を読もうかな?と思ってます。。。
      2012/04/13
  • 夏にぴったりの爽やかな一冊。働くパパはむちゃくちゃかっこいい。やっぱり私はシアラーの書く文が好きだな。

  • 感想
    兄弟の冒険。行き当たりばったりに見えるがそれが楽しい。海の果ては見えない。見えないからこそ行ってみたい。そこに何もないと知っていても。

  • 私私はこの本を初めて読んだのは小学5年生の時でした。たまたまみつけた学校の図書室であまり読まれてないきれいな状態で置いてあったこの本を、私は当時何度か借りて読んでた記憶があります。何度か借りたときに日付の判を本の貸出記録に記載されるのがすこし嬉しくて私だけがこの面白い本を独り占めしてる優越感に浸ってたりした懐かしい記憶を思い出しました。


    この作品にでてくる兄弟と近い年齢だったからでしょうか、彼らの冒険物語を読んでとてもワクワクしました。
    もしかしたら、私にもできるんじゃないかって思えるような作戦で父と過ごしたい純粋な気持ちで船に乗ったこの兄弟のことを応援しながら読んでました。この本はとくに他の登場人物も個性的で、ユーモアに溢れいて思わず笑ってしまうシーンもあり、子どもながら声を出して笑いながら読んでいたのを覚えています。弟の行動が本当に面白くて、兄を困らせて馬鹿なことしてる彼が私は好きでした。やはり最後の兄弟のわかった事実も、彼らはきっと今はこうして生きているのかな?って想像しちゃうくらい、アレックスシアラーさんの本の中で特に好きな兄弟です。

    今はこの本は我が家の本棚にいつでも読めるように保存してあります。大人になってから読むこの本は昔、初めて読んだときのことを思い出させてくれる私の大切な一冊です。
    あれから十五年経ってもあのとき、この本を何度も読んだ自分に戻れる気がして忘れた頃また読んでます。
    いつか子どもができたときに読ませたい一冊です。

  • 兎にも角にも
    シアラーでした
    荒唐無稽さも
    YAさも

  • 嘘をついてお父さんの船に乗り込んだきょうだい。冒険の物語。

  • ■書名

    書名:海のはてまで連れてって
    著者:アレックス・シアラー

    ■概要

    豪華客船で働いている父さんが、これを最後に船の仕事をやめるかも。
    ぼくと双子の弟クライヴは、父さんの船に忍び込んで、内緒で航海
    についていくことにした。思いきり笑えて、思いきり感動できる冒
    険の物語。
    (From amazon)

    ■感想

    原文が悪いのか、役が悪いのか分からないけど、とにかく文章が
    読みにくい。
    一つ一つの説明がくどすぎて、読んでいてイライラします。

    恐らく、弟の知能の遅れを強調するため、わざとやっているのだと
    思うのですが、加減というものがあると思います。

    ということで、文章がくどすぎて、船に乗り込んで少しで読むのを
    ギブアップしました。

    この方の他の作品では、こういう事は無かったので、この作品だけ
    わざとやっているのでしょう。

  • ネタバレもあるので、これから本書を読もうと思っている方は、よろしければまた後で感想記事を読んでくださいませ。



    アレックス・シアラーさんは一風変わった児童文学の作家さんだと私は認識しています。

    どこかうすら寒い怖いお話もあれば、華やかでキラキラしたお話もあるので、幅の広いお話を読むことができます。



    今回読んだ『海のはてまで連れてって』は、お母さんのいない双子の男の子がシチュワードをしているお父さんの船に密航して冒険をするお話です。

    3分の2までは、物語は単調なので、読むのに努力が必要だと思います。海外文学の特徴のひとつである例えの説明がとても多く、単調に感じる場面も多いです。



    しかし、その例えも文化の違いを感じたり、ユーモアを含ませたものであることがほとんどです。日本語になるとこの説明はいるのかな? と疑問に思う箇所もありますが、子供が主人公なので妄想も含んだ説明に冒険心が掻き立てられるのではと思います。



    どんな手段を使って豪華客船に子供だけでじょうせんするのでしょうか?

    毎日の歯磨きや身支度はどうするのでしょうか?

    寝るところはどうするのでしょうか?

    ごはんはどうやって食べるのか?

    おやつは?

    喉が乾いたらどうするの?

    毎日どうやって遊ぶの?

    お父さんに見つかったらどうするの?



    疑問点がいっぱいですが、心配ご無用。

    二人で知恵を使って全てクリアしていきます。

    また、どうして密航しようと思ったのかの理由も実に微笑ましく、本気で怒ることができません。



    豪華客船という現実離れした娯楽施設の中の生活描写や、そこで働くお父さんたちの姿、飲み物や食べ物が食べ放題のシステムなど、普段触れられない世界も楽しいしポイントだと思います。



    そしてなんと、後半には驚きの展開が待ち受けているのです。双子の男の子の大活躍にはらはらドキドキの展開に最後は本を読む手を止めることは不可能でしょう。



    子供が読めば、めくるめく冒険が楽しくて仕方ない一冊ですが、大人が読めばこんなに危ないことをしてと心配で仕方なくなったり、小さい頃夢に見た冒険だと心躍らせることでしょう。



    驚きの程度は普通で、アレックス・シアラーさんの著書にしては真っ当な冒険小説だと感じました。

    とても面白いものがたくさんあるので、機会がありましたら、アレックス・シアラーさんの著書をぜひ読んでみてくださいね。

  • 双子の兄弟の冒険話。お父さんと離れたくない…その一心で豪華客船へ。双子の勇気と兄が弟を貶す文章が最高に面白い!!

  • 本棚さぐってたら出てきたからまたいずれ

  •  爽やかでそれでいて人間的な温もりが感じられる冒険小説です。家族の絆を題材にしている作品は個人的には好きですね。

     登場人物は、父さんとふたごの兄弟の3人が中心です。母さんは兄弟が小さい頃に亡くなっていて、男3人の家族です。それでいて汗臭くなく爽やかなのは、父さんの背筋をピンと伸ばした姿勢のおかげでしょう。父さんは豪華客船で働いていて、シニア・スチュワードとして一等船室客向けにサービスを提供する仕事をしています。高級ホテルのホテルマンのように、品位溢れる態度で周囲に接します。

     小説の舞台は、父さんの働いている豪華客船です。長期の航海の時にはいつもおばあちゃんの家に預けられて寂しい思いをしている二人の兄弟が、父さんと一緒にいたいという真っ直ぐな思いから、豪華客船に忍び込もうと計画します。豪華客船で繰り広げられるエキサイティングな雰囲気に、たちまち惹きこまれます。

     ふたごの兄弟の兄の方が主人公のぼくで、ちょっと変わっている弟との掛け合いがまた微笑ましくていい味を出しています。男の兄弟って、いつもはお前はここが悪いと駄目だししてケンカばかりしているけど、いざとなった時はチカラを合わせて協力し合うのです。

     この小説で全体を通して伝わってくるのが、兄弟の父さんへの尊敬の念です。「仕事をしている父さんはめちゃくちゃかっこいい」と主人公のぼくがつぶやきます。子どもに働いている姿を見せるって、子どもにとっても親にとってもいいことだと感じました。

     兄弟で家族でチカラを合わせて壁を乗り越えてゆく、現実の人生もまさに同じです。それには、家族同士の信頼感が必要です。信頼し合える家族を築くことって、何気ないようでもしかするとすごい貴重なことかもしれません。

  • 主人公の名前が出てこなかったところが不思議だった。
    いくらなんでも『ぼく』も、クライヴをいじめ過ぎなんじゃないか?
    お父さんに密航していることがバレた時も
    クライヴにしか怒っていなかったし
    さすがにかわいそうだと思った。けど・・・
    性格はちょっと問題かも!?   
    密航するなんて考える2人も”やるときはやる”というか、
    こわいもの知らずのところがすごい!
    クライヴはさきに生まれてても結局性格は変わってなかった(^_^

  • シアラーの作品は大好きですが、これが一番好きかも。
    豪華客船で働く父親のそばにいたくて、密航するふたご。

    バレないように大人をだしぬき(欺く、というようなタチの悪いのじゃないのがいい)ちゃっかり豪華客船ライフを満喫しちゃう。
    でも、そういう冒険に事件はつきもの。
    どうなるふたご!父親にバレてしまうのか?

    とまあ、子どもが喜ぶ要素がぎっちり。
    でも大人が読んだってわくわくするし、家族愛にほろりとするし。
    読めば元気になれること間違いなし!

    画像は本の帯がないけど、帯こみでおしゃれな装丁ですよー

  • ドキドキ!

  • とってもおもしろかった。アレックス・シアラーの本、一気読みの5冊目だけど、今のところこれが私の中で1位。読んでいる間の感覚は「魔法があるなら」に似た感じでした。双子の弟の「クライヴ」にイライラしながら、みつからないかとドキドキして。でも読後感はずいぶん違うかな。 児童文学では重要な「行って帰ってきて成長している」ってところが、本当によくでていて、いい作品だと思いました。子供が面白がる要素も満載で、うちの息子(小5)も2時間くらいで一気に読んじゃいました。オチも面白かった。ダジャレが多いので、原作がどんな表現をしているのかも気になりました。いつか読んでみたい。

  • アレックス・シアラーの本は、どの本も話のなかに引きずりこまれます。とくにシアラーの本は、家族愛や勇敢にたちむかうことなど、メッセージがいっぱいつまっています。
    この「海のはてまで連れてって」も双子の兄弟が密航という、最初からびっくりな展開。あっという間に読み終わってしまいました。
    兄弟とともに冒険して、ドキドキしたり、思いっきり笑って感動できました。

  • 面白かった。スリルがあって楽しかった。 でもそんなに強く印象は残ってない。

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著者プロフィール

(かねはら・みずひと)
岡山市生まれ。法政大学名誉教授。翻訳家。ヤングアダルト小説をはじめ、海外文学作品の紹介者として不動の人気を誇る。著書・訳書多数。

「2026年 『バッファロー・ドリーマー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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