巨大投資銀行 (下) (ルビ:バルジブラケット)

著者 :
  • ダイヤモンド社
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レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478930663

感想・レビュー・書評

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  • 1

  • 1980年代以降に起きた様々な出来事と共に、その中で生きた複数の金融マンの生涯を描いている。下巻では、上巻に比べて邦銀や日本市場の内容の割合が多い。

  • NTT株放出時の片山さつきとGSとの確執や、長銀破たん時の瑕疵担保条項、セゾンの「インターコンチネンタルホテル」買収など、時代の節目の事件がどんどんでてきて興味深かったです。

  • 上巻は鬼のような生々しい金融業界の日常でしたが、下巻はまだついていけた、ほっ。噂にきく生き馬の目を抜く世界、億を超える年収の裏に潜む緊張と爽快感の世界が、時代とともに描かれて本当にボリュームのある内容。クラスと桁の違う島耕作って感じでした。

    P367 こちらがいくらまで出せるか見極める、再度の値上げをいってくる可能性も考え、出発ぎりぎりのタイミングで電話してきた(ウォークアウェイプライス)

    P377 組織にぶら下がったり、批評ばかりで付加価値を生み出さない中高年。

    P436 DDの各分野の要点。ビジネスに関してはキャッシュフローが安定し手継続してはいってくるかどうか、この点に関して将来問題になりそうなことはないか。 アカウンティングについては財務諸表が全体として整合性をもっているか、在庫などに関して何か問題がないかをチェックする。リーガルに関しては、技術導入契約に気をつける。外部の特許や技術、ソフトをライセンス料を払って使用する契約については特に。そういう契約書にChange of control clause が入っていたりする契約相手と再交渉することに。ファイナンスは右肩上がり(ホッケー・スティック)に不自然になりすぎていないか。

    P456 ゴールドマンの日本人脈のなかに、前財務官の榊原英資もいた。ゴールドマンの政治力の勝利であった。

    P550 ジョー、人間はやりたいことをやるのが一番だ。

    P551 アドレナリンは毎日流れているか? イエス、ガンガン流れています。

    P560 諸君はその時代に強いられ率いられて、奴隷のように忍従することを欲するか。むしろ諸君よ更にあらたな正しい時代をつくれ。

  • 世界を舞台に。各地のリサーチが行き届いている。筋書きもしっかりしている。読み応えあり。

  • 桂木がどんどん偉くなっていく展開に驚いた。

  • 上巻ひきつづき、銀行業界のリアリティあふれる小説である。
    上巻と比べると、小説感が強く、内容はわかりやすい。

    主人公の一人である桂木という男は、外資系銀行のディレクターをつとめ、様々な案件に奮闘していくが、ある時、邦銀の常務に就くこととなる。
    給料は今より減るが、日本の投資銀行部門発展のために引き受ける。
    のちにこの銀行は他行と合併し桂木も常務を退くこととなる。
    そしてその際に、もともと務めていた外資系銀行の副会長の座につくはずであったが、日本の新しい金融業界を支えていくために、尽力をつくすこととなる。

    私も将来投資銀行につとめることができたなら、沢山勉強をし、経験をしたのちに、最期は日本をどうにかもう一度復活させるために尽力したいと思わせる作品であった。

  • 巨大投資銀行を読みました。
    これも先輩が貸してくれた本だったんですが
    いやー、面白い。

    前から、黒木亮さんの経済小説は面白いよーとは
    言われていたけれど、予想以上でした。
    あまり金融の単語に慣れていない自分でも
    楽しく読めたので、多分一般の人が読んでも
    きっと面白いはずです。

    どうやら、登場する人物には実在するモデルがいるようです。
    会社の名前も中には実名のところもありますしね。

    日系の銀行がしがらみだらけである事とかも
    実話かはわからないですが、リアルに感じましたし
    楽しかった。

    他の本も読んでみようかな。

  • 投資銀行を目指す方ならまずはこの本!

  • 外資系投資銀行でMDにまで昇格した桂木は日本の金融変革のため、邦銀に戻る。<br>
    しかし、日本的しがらみの中で孤立し解雇される。<br>
    再びモルガン・スペンサーの副会長として復帰する時に、今度は経営破綻危機から国営化されたりずむHDの会長職へ招聘される。<br>
    自分の人生のための選択をする時期はもう終わったと決断し、国のために大局的な選択をする桂木さんは大したものだと思います。<br>
    私も将来こんな選択が出来たらな、と思った。

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著者プロフィール

1957年、北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社を経て2000年、大型シンジケートローンを巡る攻防を描いた『トップ・レフト』でデビュー。著書に『エネルギー』『冬の喝采』『貸し込み』『カラ売り屋』など。英国在住。

「2018年 『鉄のあけぼの 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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