- Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478930694
感想・レビュー・書評
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経済アナリストとして正確な経済分析をしてきた男の矜持を、日銀・財務省・銀行員の腐ったエリート共が踏みにじる。そのとき親友達がアナリストを弔うため立ち上がった。
アイディアとか面白かったんだけど、最後のクラッカーされいれば万事OKという終わり方はいかがな者かと思う。
とりあえずハッキングすれば万事成功・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相場さんの初作。それだからか、ラストがハッピーエンドで意外でしたが、清々しく読み終えられました。たまにはこんな形もよいなと。全体的にフィクションながらそんな官僚や政治家は絶対いるだろうというノンフィクションな印象付けは他作品と同様で、本当に最後報われてよかったなと思えました。
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初読み。経済小説というのか。専門的な内容はなかなかに難しいけど、話は面白かった。
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不良債権問題の真実を暴いたエコノミストを死に追いやった日本銀行、財務省、金融庁、大手都市銀行のエリートに対して、エコノミストの友人たちが金融市場を舞台に復讐劇を繰り広げるストーリー。
経済用語、金融市場用語はやや取っつきにくかったが、登場人物のキャラクターがたっていて、非常によみごたえがあった。 -
巨人を倒すには小刻みなジャブを打ちながら、機会をうかがいカウンターをあてる。本編でもこれを踏襲しているが、戸田の爆破騒ぎや現送の襲撃未遂はカウンターに繋がっているのか?ストリーをもう少し練ると更に面白いのだが。しかし、面白いぞ。
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プロットが単純
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面白い本。読後もスッキリできるストーリー。金融も事は何も知らない私が読んでも引き込まれる。官僚って、日銀って、こんな感じなんだろうなと勝手に想像しながら読めた。出だしは暗い本かと思ったが、楽しい時間を過ごせました。
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経営再建中の地方銀行の増資に関する疑惑に対して職業的には当然の素直な行動をとった
新聞記者の宮島,証券会社のエコノミスト沢田,ファンドのオーナー府中は
日銀,財務省,金融担当相らから圧力をかけられ,沢田は自殺に追い込まれる。
宮島,府中と他の飲み仲間たちが,弔い合戦を挑む。
すいすい読めるけれど,ちょっと都合がよすぎて,あまり盛り上がれない。
ところどころで出てくる洋楽の描写も,音楽に疎い私にとっては,ちょっとうっとうしい。