投資銀行青春白書

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 132
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478930786

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすくて就活生とかにはお薦めですけど
    もっと細かいとこは違う本で読んだほうがいいかもね。

  • 読み易い。
    でもふつう。
    ミヤビと働かせてくれ。

  • 青春ストーリー。
    読みやすさはいいけど、可も無く不可も無く。

    投資銀行のことは少しわかった!
    一つのプロジェクトの息は長いし、接待もあるし地味なんだね。派手な仕事なんて無いものだな。

    最後に著者が、入った頃には、自分を面接した人が半数以上が転職している。
    これを無責任と思ったがそういう業界であり、面接してくれた人とのつながりで
    今の自分があると書いてたのが印象的。

    合う合わないが本当にありそうだ。

    以下学んだこと

    ○企業の目的は収益を上げて企業価値を上げること(=株価上げる)
    売上を上げることではない。無駄な投資が出すぎてても意味が無い。

    ○主に3つの部門
    投資銀行→企業からフィー
    マーケット、セールス部門→投資家からフィー
    トレーディング→自己勘定投資

    これらが主で、収益を生む元が違うので連携はしないそうだ。
    連携するとインサイダーになってしまう。

    ○投資銀行の人権費は変動費
    売上に対して40-50%が人件費と定額がある。給料カットや人減らししても利益は残す。
    それがアメリカの仕組み。
    景気が良くなると人件費が高まり、サラリーのベースが釣り上がり、奪い合い、採用苦労する。

  • 外資系金融に勤める新人の仕事生活を疑似体験できて刺激的で、外資系金融に勤めたくなる。

  • 外資系投資銀行へ勤める学生向けか。ダメ新入社員がM&A案件のまとまる過程を見据える過程で、投資銀行の業務方法論を述べる。小説仕立てだが、小説にしようと変に色気を出さない分、すっきりした初歩的ビジネス書に仕上げた。食い足りない部分もあるが、そもそも深みは狙ってなかろう。業務への憧れを促進する方針か。

  • (2007.7)

  • 読みやすいので、学生さんが業界に興味があって読む分にはいいのかも。

  • 小説形式で投資銀行の業務内容を説明してくれる本。
    どこまで詳しいのかはわからないがわかったつもりにはなれた。

    投資銀行は大別して3つの部門にわかれていて
    投資銀行本部部門:M&Aのアドバイザリーと資金調達をする部門
    マーケット部門:他社から引き受けた証券の売買・(機関)資家への対応する部門
    トレーディング:投資銀行が保有している株式を自社の利益のために売買する部門
    で、この本の主人公は投資銀行本部に配属されている。

    投資銀行本部の業務の流れは大まかに
    (将来的に起こりうる)M&Aをクライアントに提案&その企業に関する情報アップデート
    →クライアントがM&Aの実施を決めたらアドバイザーとしての(専門用語を忘れた)地位獲得のため他投資銀行を競合相手とした入札
     (フィー、予定入札価格などによって決まる。各投資銀行部門が自社の優位性をアピールするのでビューティーコンテストと呼ばれるらしい)
     ※クライアントからビューティーコンテストをやらずに指名されればこのステップはスキップ
     ※ビューティーコンテスト用の資料作成は辛い作業らしく、こうならないために接待が行われることもある
    →M&Aの対象となる企業の状態調査(借金の量、経営状態、不祥事の有無etc.):デューデリジェンスと呼ばれる
    →1次〜X次入札:希望金額とかけ離れていない限りほぼ通るらしい
    →最終入札(この間にM&A対象企業の提示してきた契約内容の確認と、Representative and Warranty:レップス&ワランティと呼ばれる、
      M&A対象企業の経営陣による経営状態などの説明が嘘じゃない、嘘だった場合は補償金を支払う、という契約の盛り込み(合意には至っていない状態)を
      行う)
    →入札通過後、契約内容の確認&交渉。争点は主にM&A成立後の責任分担=レップス&ワランティの内容、その補償額についてなど
    →M&A成立

    こんなもんだったかな。
    細かくずれてる気もするけど。
    それにこの買収がもし敵対的であった場合また違った流れになるんじゃないかとも思います。

    他にも、投資銀行の人件費は"変動費"として捕らえられるため(だいたい売り上げの45%前後が人件費になるらしい)
    会社の業績が悪いとすぐにくびを切られること(次の就職には特に困らないらしいが)
    夜中2,3時まで仕事をしている事が多い事
    プライベートは本当に存在しなく、社内恋愛はあまりないため出会いがない
    など、割と仕事選びに重要なんじゃないかってあたりがさらっとかかれてました。


    小説だし、噛み砕いててくれててとてもわかりやすかったと思うけど
    筆者があとがきに書いてる通り割と良い面ばかりを強調して書いていて
    モンキービジネスと呼ばれるほど、仕事量は莫大だけど意外と中身は地味な投資銀行の業務内容がこの本からわからないです。

  • 外資IBDのイメージが沸かない人にとっては導入として読むには良書だと思います。ものすごい読みやすいし。
    僕もこの本で今まで知らなかった用語を覚えました…。例:デューデリジェンスとかw

  • おもしろかったです。表紙のイメージ通り、軽いノリで読めます。主人公の女子大生ミヤビが、外資系投資銀行に就職してから最初にM&Aの案件を成立させるまでの3年間を描いたもので、投資銀行での仕事について学べます。ミヤビと上司の梶田が仕事を通して徐々に惹かれあっていく様子も描かれており、恋愛小説的要素もありおもしろいです。ただ、モンキービジネスと呼ばれ、想像以上にくだらない仕事が多いと言われる業界のはずなのに、そこについてはほとんどと言っていいほど記述がなく、かなり美化されているとも言えるかもしれません。

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