- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478930816
作品紹介・あらすじ
ある日、ちょっとしたイタズラのつもりで爆弾花火をビルに投げこんだデーヴィとマイク。すると、ビルはたちまち大爆発!一瞬で瓦礫の山に…。驚いて逃げだした二人は、イタズラを見ていたという若い男女から、警察につかまらないように、しばらくかくまってあげよう、と声をかけられる。パニックになった二人は、言われるままについていく。でも、何かがおかしい気がするんだけど。
感想・レビュー・書評
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その瞬間が来るまで、許されたかどうかなんて、どうしたらわかるのだろう?自分自身を許せるかどうか。一度でもかけがえのない何かをおこなったかどうか。 ショー=ケヴィンが行った事、山々の大自然は二人のこどもに多大なる影響を与えたのだろう。最後は少し悲しい。
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爆破を自分たちのせいだと思い込んで逃げだした少年2人と、誤解した少年たちをうまいこと連れ去った本物のテロリスト2人組。
まるで親子のように1~2週間を共に過ごすようになる4人の関係性がどうなるのか、どんな結末を迎えるのか…
気になって後半は一気に読み終えました。
帯に『心あたたまる「勇気」の物語』とあるんだけど、わたしは心温まる物語だとは思わなかったなぁ…
なんか切なくてやりきれない気持ちで読み終えました。
でも、おもしろくて良い児童書だと思います。
決して明るく楽しいばかりのお話ではないけど、それぞれの感情の揺れが読者の心にも響くお話です。 -
最後の一文、なんともいえない気持ちになる。明言はしてないけれど、そういうことだよなぁ。
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読み進めるとドキドキしてノンストップで読みきれる
アレックスシアラーの本は子どもにもどったみたいに楽しい -
「絶対に、知らない人についていっちゃだめよ」ちゃんとわかってたつもりだったのに、大事件の犯人になってしまったぼくたちは、早くここから逃げだしたいばっかりに、車に乗っちゃった。
おもちゃの爆弾花火でビルを爆破してしまったと思い込んだデーヴィとマイク。本物のテロリストであるショー(ケヴィン)とケリー(アイリーン)にウェールズに連れて行かれます。そこで過ごした数日間は二人を少し成長させます。
ショー(ケヴィン)いい人。こんな人がテロリストにならざるを得ない世界情勢が悲しい。未だ内戦や戦争がなくならないという現実。どうすれば世界が一つになれるのだろう。 -
ちょっとしたイタズラが二人の少年に招いた、怖いはずなのに、なぜか心温まる四日間の物語
ちょっとしたイタズラのつもりで、導火線に火をつけた爆弾花火をビルの中に投げ入れた二人の少年。すると、ビルは大爆発を起こして瓦礫の山に。驚いて逃げ込んだ二人は、ワゴン車に乗った若い男女に声をかけられる。パニックになって、疑いながらも車に乗り込んだ少年たちだが、やがて何かがおかしいと気付きだす。少年たちは無事に家へと帰れるのか……。 -
淡々とスラスラと物語が進んだ。友達に勧められて読んでみたから、内容が一切分からない状態で読み始めたんだけど、うーん独特な雰囲気を持った不思議な本でした。どこか非現実的で、でも起こり得る物語だなと。子ども達がどーなってしまうのかが常に不安がらせて、でも大人にも心情の変化があって。でも大人の事情もあって。最後が衝撃的、もやっと終わる、物語はきちんと片付けてくれるんだけど、なんかハッキリしない終わり方だったなぁ。
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シアラーの児童書。
児童書とはいっても相変わらず濃い。 -
子供たちの賢さと、2人の大人の素敵さで、実は結構つらい話だと思うのに、あぁもう!とか、ひどすぎ…とかのしんどい感情なく読めた。
最後はしんみり。ひたすらいい人なケヴィン(´・ω・`) -
シアラーにしては珍しい終わりかな、と思った。イングランドとスコットランドの民族意識についてもちょっと思うところがあって面白かった!