ウィーン旅の雑学ノート: ハプスブルクの迷宮を極める

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 19
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478941294

作品紹介・あらすじ

ハプスブルクの舞台裏を楽しむ。ウィーンは芸術の街というけれど、音楽・美術・建築だけじゃもったいない。旧市街の路地裏をのぞいてみるだけでも、思いがけない驚きがある。音楽や美術、建築はもちろん、ワイン、料理、カフェ、蚤の市や路地裏の楽しみ方まで、これまでにない情報を満載。旧市街を中心とした12の散歩道を案内しながら"官能の都"ウィーンの魅力を大公開する。

感想・レビュー・書評

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  • んーー品切れみたい、、、

    ウィ-ン旅の雑学ノ-ト / 山口 俊明【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
    https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784478941294

  • 1月7日に【旅名人NO67ウィーン】のレビューを書いたときに
    私の前に書いた藤崎さんのレビューを見たら面白くて
    同時にこの本の方が濃いと書かれていたので読んでみました。

    確かに濃すぎました。
    それと山口氏も書かれていますが、この本を読むには地図があまりに不十分なので文を読みながら現地を歩く、あるいはすでに情景が頭の中に入っている人にはいいかもしれませんが、日本でただ読むにはなかなか理解が難しい。

    そしたらたまたま【地球の歩き方ウィーンとオーストリア】で勧めていた【ウィーン旧市街とっておきの散歩道】も借りたら
    なんとこの著者のもので、そちらは地図や写真が楽しめてとても良い。

    でもその分、【雑学ノート】の面白い部分が大幅カットになってしまいました。
    なので両方並行して読んでみました。

    そういうわけで、この【雑学ノート】には面白いことがたくさん書かれています。
    私が一番気に入った部分をここに記します。

    >ヨーゼフ広場の一番地にはオーストリアが誇る「世界で一番美しい」国立図書館(Prunksaal)への入り口がある。(中略)残念ながら1992年11月の夜の火災で大被害を被ってしまったが現在は修復を終え、再公開されている。火災の発見が遅れ、被害を拡大してしまったのは人災だといわれる。財政難により、ハプスブルク家以来の伝統的な王宮夜警の制度を廃止したため発見が遅れ、しかも、ヨーゼフ広場の違法駐車により、最初、消防車が広場に入れず被害を拡大した。今、ヨーゼフ広場は駐車禁止となっているが後の祭りである。
    不幸中の幸いは、隣接するスペイン乗馬学校の白馬が無事だったこと。通りすがりの人まで手綱をとって手伝い、近くのフォルクス公園へ馬を誘導し、馬もおとなしく従ったという。ただ、何頭かは練習を始め、公園の生垣を無邪気に飛び越えて大障害を夜通し楽しんでいたそうだ。

  • 旅行前にこの本と出会えてよかった。後から読んだらきっと後悔してた。旅に後悔はつきものでだからまた同じ場所に行こうと思うのだろうけど。小路散策が楽しみ!

  • 9月28日読了。ウィーン市内を巡りながらその歴史・文士・現代の楽しみ・風俗について紹介していく本。1996年の本でありレストラン・ショップのガイドは役に立たないがウィーンの魅力、雰囲気を伝えており訪れた身からすると大変面白い。リンク周辺を彩る建物にはバロック調、アール・ヌーヴォー調などのものが交じり合うが、造形的に古いものが必ずしも時代的に古いわけではない・その時々の芸術潮流によって流行のデザインやら懐古主義の復権やらが起きていたのね。街中に公園や彫像、音楽、粋な小道が溢れるウィーンはただ見て歩くだけでも楽しいが、裏の歴史・この地の人々の趣味嗜好を知れば知るほど楽しさが増すものだ。

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