カッシーノ2! アフリカ・ラスベガス編

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 59
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478942079

感想・レビュー・書評

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  • おもしろくない。
    エッセイすきだったのに、文章がおもしろくないし、突然入る写真と写真の中の文章に混乱。途中で読むのをやめた。

  • 1は発売された当初に読んだ。読んだというか、買った。
    読んでると、カジノ行ってみたいと思わせられる。
    他人事だから負けても面白がっていられるのだけど。
    おまけに、いくら世界中のカジノを回るためとはいえ、ヨハネスブルグには……行きたくない。

    浅田次郎さんのエッセイはテンポとリズムがいいから次から次へとページがめくれる。主義主張の違いにちょっと眉間に皺がよりそうになるけど、それはそれとして言葉が軽妙なので楽しい。

  • 思わず手に取ってしまった「2」。自分が決して足を踏み入れることのないであろう世界を垣間見るというのはやはり、興味深いものだ。それにしても浅田次郎氏は言葉が巧みで心地よい。

  • 稼いでらっしゃいますからねえ。

  • 学問も芸術もその本質は娯楽であるということを、人は忘れている、と著者は言う。

    曰く、カジノにおける無意味な消費による快感が、
    常識的な金銭感覚を次第に麻痺させて行き、
    やがて金を金と認識できなくなると、
    全地球を否定できるような快感に襲われる。

    小説家はさまざまな破天荒な主人公を描く中で、
    自己喪失のあげくに死なぬよう、何らかの形で、自己の恢復を計らねばならない。
    カジノの負けが甚大であろうと、お命代だと思えばいくらだろうが高い気はしない。

    と、あくまでキッパリ言い切る浅田次郎。
    多くのアメリカ人のように、彼は「勤勉な快楽主義者」であるのだろう。

    内容は面白いし、合間に挟まれる写真もいい。
    すごく楽しんで読めるのだが、ギャンブルは個人的に嫌いだ(笑

  • うらやましい。こんな生活をいつかはしてみたい。

  • おもしろい!ただのカジノ旅行記ではなくて、浅田さん独特の視点から、その土地の歴史観や日本人の生き方とかが色々書かれていて、読み応えあります!

  • 初版本

  •  浅田次郎のファンです。だって面白いのだから仕方ない。この本は発売になった時にどうも見逃してしまった様で、今になってようやく読むことができました。  博打をうつことを目的とした旅のエッセイとでも言うのでしょうか。しかもお足は全部出版社もちだそうで、飛行機もHotelも全部ファーストクラス。でも博打に使うお金だけは筆者の個人負担。しかるにその勝ち負けについては誠にシビアな描写がみられる。いつものせこい浅田節である。そこがこの作家の好ましいところ。いつだって真剣勝負なのであろう。その上にたぶん限りなく純情なのだ。 写真がたくさん載った本で、しかも筆者が頻繁に登場する。一時のシンボルであった口髭の消えた浅田次郎はとても可愛くてだけどカッコよく写っている。しかしこのような面相の作家がこうも沢山登場するのはいかがなものか。以前の様に恥ずかしくは無くなった模様ですね。 ふと司馬遼の『街道を行く』を髣髴とさせる部分がある。浅田次郎の『世界の博打場を行く』とでもしてシリーズものになってくれると私の宝物にして全部揃えるのだけど。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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