泣いて笑ってスリランカ

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著者 : 末広美津代
  • ダイヤモンド社 (2006年1月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478942222

泣いて笑ってスリランカの感想・レビュー・書評

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  • 紅茶に魅せられて、会社を辞めてスリランカに紅茶修行に行ってしまった作者の滞在記。
    前に同じような本を読んだことがあるなぁと思っていたら、文中に作者の師匠として著者の名前が出てきた。
    とにかく紅茶が好きという一念だけでどんどん突き進んでいく作者のパワーはすごい。
    冒頭、スリランカの文化に作者が戸惑う描写があり、下調べぐらいしていけよと思わないでもなかったが、温かい人々に囲まれ、やがて言葉を覚え、現地に溶け込んでいく姿をいつしか応援しながら読んでいた。
    当然受け入れがたい文化もあり、戸惑ったり悩んだりしながらも紅茶を知りたいという当初の目的だけは忘れない。筋が一本通っている滞在記だ。
    この本を読んで、長年の疑問だった同じ産地の紅茶なのに扱っている会社やお店によって味が全く違うと言うことの原因がちょっと分かった。
    同じ産地でも少し場所が違うだけでクオリティシーズンを迎えることができず、しかしその中でもよりよいものを作ろうと努力する姿勢には頭が下がる。
    「与えられた自然を変える訳にはいかない。自然とどう付き合うか、それが永遠のテーマ」と言う紅茶生産者の言葉が印象的だった。
    個人的にも紅茶は大好きで、年に一度都内で行われるスリランカフェスティバルであれこれ試飲したり買ったりしているのだけれど、この本を読んだから今年からは更に楽しめそうな気がする。

  • サンフランシスコ講和会議で、スリランカの大臣は、憎悪は憎悪によって止むことなく、愛によって止むというブッダの言葉を引用し、対日賠償請求権を放棄した。

    1868年、セイロンはコーヒーの生産量世界一に一気に上りつめた。しかし翌年、さび病が蔓延し、コーヒー園は壊滅した。その跡地で紅茶の栽培が大々的に始まるのである。

    ウバ地区にありながら、あの小さな山がある限り、クオリティシーズンの最高値をマークすることはないだろう。でも、与えられた自然を変えるわけにはいかない。自然とどう付き合うか、これが永遠のテーマだね。

    テロ行為があるたびに、いつ自分が巻き込まれるかわからないという恐怖を感じながら過ごしていた。たしかに、危機管理という意味では、非常に甘いのだと思う。自分が巻き込まれるわけがないという気持ちが半分はあった。しかしあとの半分は腹をくくっていたのだ。もしものことがあったらそのときはそのとき、夢を実現しないでのほほんとは生きたくない。

    決して君に同じことをしてほしいと強要しているわけではないんだ。今は時代も違う。しかし、紅茶に対する姿勢、これだけは知ってほしいんだ。紅茶に対してまっすぐであること。この気持ちだけを、どうしても最初に伝えたい。

  • 熱意を持てば、道がひらけるとはこういうことなんだろうな。紅茶への想いだけで見知らぬ土地でたくさんのつながりを作りあげる作者の行動力に感服。作者の人生を決めたミルクティー、私も飲んでみたいな。

  • スリランカへ行く道中、旅行を楽しみにしながら読んだ。
    10年前の状況の話ではあるけど、紅茶のこと、スリランカのこと、すごく興味深くなって、旅行をより楽しめた。
    シンハラ人とタミール人。LTTE。
    その中で自分の夢を叶えようという末広さんに憧れる。

  • ルピシアの通販サイトにて。

  • ROSEWOODの店長にお借りした本、面白くて一気読み。紅茶を飲みたくなったのはもちろん、カレーも食べたくなりました。

  • 紅茶が好きで好きで、ただそれだけで仕事を辞めてスリランカへ行き、1年間の紅茶修行をした著者の記録。
    読んでいると、だんだんと甘いミルクティーが飲みたくなってくる。
    紅茶の産地や製法、ちょっとした立地条件による味の違いと一緒に、
    多民族国家であるスリランカの人々の生活や習慣、考え方にも触れられており
    紅茶だけでなく、スリランカという国にも親しみの持てる内容になっている。
    終戦後の日本とスリランカの関係のエピソードは、どきっとした。
    スリランカには親日家が多いとは聞いていたが、そういう歴史があったのですね。
    学校では教わらないこういうことを知ることができたのもこの本を読んだ収穫です。

    紅茶の生産を通じて、自然とのかかわり方や、人とのかかわり方について
    考えさせられる素敵な一冊。

  • つてもないのに1年も滞在しちゃう行動力、すごい。そして紅茶好きにはとっても楽しめた。ウバ飲もう♪

  • 旅行気分

  • スリランカに紅茶留学した著者の体験談です。紅茶の主要産地をホームステイしながら、茶園に通い茶葉を見て製茶過程をつぶさに見てやろうという探究心。
    辛いカレーに泣き、ヒルや病気に停電やテロの心配をしながら、それでも人々の心遣いと紅茶はやさしかった。

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