愛国者の条件―昭和の失策とナショナリズムの本質を問う

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478942345

感想・レビュー・書評

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  • 全体的に日本の海軍が重点的に語られたり論じられていて、どういう意図かわからないけど、書名の内容にはなっていないと思う。

    戸髙一成さんが日本の海軍史研究家ということで、半藤一利さんもそれに合わせたお話しや執筆をされたのか。

    個人的には戸髙一成さんの発言、論は知識と見方が偏向しているように思えて説得力を感じない。

    そんな中で「第七章「再軍備を語る前に知っておくべきこと」ーー半藤一利」は参考になりました。

  • 昭和史の本はほとんど読んだことはない。この本は、仰々しいタイトルに反して、内容は海軍こぼれ話的で柔らかい。第一次安倍内閣の頃に刊行された本で、巻頭の対談で愛国教育について触れている。

    ・同期の桜の原詩は、西条八十「少女倶楽部」に掲載
    ・「オイアクマ」は海軍の標語
    ・戦艦大和は秘密裏に建造されたため、当時の一般国民は知らなかった。

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

「2024年 『安吾さんの太平洋戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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