親業―子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方

制作 : Thomas Gordon  近藤 千恵 
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479011132

感想・レビュー・書評

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  • ファミリーレッスンを読んだらこれを読んでみよう。絶対読む価値あり!

  • とにかく目から鱗。育児において、これまで自分が正しいと思ってきたことが間違いだったことに気づかされる。子供を尊重し、子供が自ら答えを出せるように導けるようになる。現在「親業セミナー」を受講中につき再度読み返している。受講してから読むとさらに心に刻まれる。能動的な聞き方が出来るようになりたい。

  • 人と意見が食い違ってイライラするとき、人を言葉で屈服させたいという欲求に負けそうなとき、この本を思い出して深呼吸する。人との関係をスムーズにしたい人に。

  • 友人のオススメにて読了。親子関係にも役立つけど、会社なんかでも役立つよというその言葉通りでした。
    昔、会社関係で「アサーティブ・コミュニケーション」という研修を受けさせてもらって、たいへん役に立っているのですが、それと相通ずるようなコミュニケーションの基本が本著には書かれています。

    自分が勝つでも、相手を勝たせるでもない、話し合いの中でお互いに落としどころを見つけていく第三の選択肢。このコミュニケーションの重要性を伝えています。
    子どもを鋳型にはめようとする行為は、そんな権利が親には無いってことは自覚しながらも、ついつい口を出してしまったりして、難しいものです。自戒を込めて!

    終盤に出てきた言葉がなかなか印象的だったので下記。調べてみたところ「ニーバーの祈り」と言うそうですね。
    「神よ、私に変えられることを変える勇気と、私に変えられないことを受け入れる平穏と、そして、変えられることと変えられないことの違いを知る叡智を授け給え。」

  • 借りたもの。
    親とは夫婦に子が生まれたから自然とシフトするものではあるが、それは上下の力関係では無い事をまず理解したい。
    「親業」とは何か?
    親の監督義務、「子を導く良い親」とは「親が子を威厳をもって支配する関係」ではないのだ。

    “親”であることは、保護者とは、何か特別な権力でもなんでもない。
    そして、子供とのコミュニケーションは、対等な人間としてコミュニケーションをとる事と何ら変わらない。
    気持ちを受容し、共感を示す。
    どうしても親が譲れない要求は、相手を尊重しつつ、心を込めて伝える(時間かかるけど)
    頭ごなしに否定するのではなく、相互に検証する。
    そうすることで解決に導けるものがある。

    本の中で“第1法(親が威厳・権力を行使し、一方的に「自分が正しい」とする。勝つのは「親」)”と“第2法(ダダをこねる、親子間で争いになったときに黙らせるために親が折れる。勝つのは「子」)”とする方法とは異なる、正しい「人間関係」と子供には自分で考える、「自己解決力」(これには受け止められた安心感と他者の心を慮る力が養われた上に成り立つ)があるようだ。

  • なかなかおもしろかった。もう少し、詳しく読んでみたり勉強してみたりしたい。

  • 当たり前のことが書いてある。
    けど実践できているひとが少ないのでは

  • 親業訓練では放任主義な育て方がいいのですか?

    そうではない。なんでも許す親は、厳しすぎる親と同様に問題で、往々にして、利己的でいうことをきかず、協調性がなく、親の気持ちを考えようとしない子供ができてしまう。


    ほとんどの親が、現在子供に接している態度を、基本的に変えることが求められる。まず第一に親がいちいち評価を下さないで、子供の話に耳を傾け、自分の感情を素直に伝えるコミュニケーションの技術を身につけることが前提となる。


    親の子どもに対する態度は、ふつう「勝者型」「敗者型」「動揺型」の3つのどれかに分類できる。


    第一の型の親は、
    子どもに対する権威、権力をふるうのは当然のことと考え、その権利をしっかり守る。子どもの行動に制限をもうけ、ある特定の行動をすることを要求し、命令を下し、従順であることを期待する。子どもがいうことをきくように罰の脅威を利用し、いうことをきかないと罰を与える。親の欲求と子の欲求がくいちがう場合、、つねに親が勝って子が負けるような形でそれを解決する。

    一般にこういう親は、親が勝つことを正当化するために、「父親がいちばんよくわかっている」「子どものためだ」「子どもは本当は親の権威を求めている」といった決まりきった考えや、または単に、「なにが良くて何が悪いかは、親が一番よく知っているんだから、子どものために親の権威を使うのは親の責任である」などという、漠然とした考え方に頼っている。


    第二の型の親は、
    勝者型より数は少ないが、いつも子どもに大幅な自由を許す。制限を設けるのを意識的に避け、自分たちは権威主義的方法は認めないと誇らかにいう。親の欲することと子どもの欲することとが対立する場合、かなりの一貫性をもって「勝つのは子ども、負けるのは親」となる。というのも、そういう親は、子どもに不満を残すのは子どもに有害だと考えるからである。

    しかし、親の中ではたぶん一番多いのは、以上の二つのやり方の一方だけを一貫して使えない型ではないかと思う。その結果、双方を定期等に調和させようとして、厳格と寛容、制限と自由、勝者と敗者との間を揺れ動く。


    第三は、「勝負なし」法

    親がこの方法をうまく使えるように助けるのが、親業訓練の主な目標のひとつである。

    「勝負なし」法は、親業をうまく果たすための近道とか、コツとかではない。ほとんどの親が、現在子どもに接している態度を基本的に変えることが求められる。

    まず第一に、親がいちいち評価をくださないで、子供の話に耳を傾け、自分の感情を素直に伝えるコミュニケーションの技術を身に着けることが前提である。


    子どもが自分が人間としてどれだけ受容されているかを判断する場合、自分の行動がどれだけ受容されるかということが基準となる。子どものいうこと、することの数多くを受容できない親は、自分は人として受容されていないんだという、奥深い感情を子どもに抱かせるようになる。

    反対に、子供のいうこと、することの数多くを受容する親は、人として認められている、との感情をもった子どもをつくる。

    いちばんいいのは、子供があるとき、ある特定のものの言い方、行動をすると親にとって子どもを一人の人間として受容できなくなるのだという点を、親自身で(また子どもも)はっきり認めることだと思う。

    本当の感情を示す親を子どももオープンで正直だと考えるようになるだろう。


    子どもが何らかの活動に従事しているのを邪魔しないことは、受容を伝える強力な非言語的コミュニケーションの方法である。

    ほとんどの親は、単に口をはさむ、仲間に入る、干渉するということで、自分がどれほどしばしば非受容を伝えているか認識していない。子どもをほおっておくという行為があまりにも少なすぎる。

    子ども部屋のプライバシーな考えのなかに押し入り、自分と別人であることを許そうとしない、これは親の側の恐れ、心配、不安感のもたら結果

  • 菅沼憲治さんのセルフアサーショントレーニングの中で紹介されていた本
    Iメッセージ
    自分を主語にして自分のメッセージを子どもに伝えるコミュニケーション法

    自分のポジティブな感情もネガティブな感情もすべて『私』で伝える

  • ずっと気になっていた本だったけど、今回初めて手に取った。傾聴(能動的聞き方)と私メッセージを中心に、子どもとの関係をどちらかが勝ち、どちらかが負けるという二択ではなく、両方満足するような関係にしていこう、という趣旨だった。こんな風にできたら素晴らしいけど、実際はまず、「私メッセージ」がとっても難しいと思う。自分が何を感じているか、どうしたいと思っているのか、親がまず、いつも率直に感じ、表現する練習をしていないといけない。それって、カウンセラーになるにも必須だけど、なかなか身に付かないものなのに、この本読んだだけで、子ども相手にできるというわけにはなかなかいかないだろうなぁ・・・。

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