お金とモノから解放されるイギリスの知恵

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479011439

感想・レビュー・書評

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  • 人生経験を積むほどに女性は美しく魅力的になるのだと気づかされたのもイギリスでのことだ
    イギリスでチップをもらうのは掃除夫やウェイトレスなど所得の低い人たちなんだ
    パーティー本来の目的は、手間ひまをかけたご馳走を振る舞うことじゃない。未知の人と知り合うことなんだ
    要領だけを極めていく日本の教育から、現状変革でいるだけの有能なリーダーが生まれないのは当然かもしれない
    自分の助けを必要としている人が世の中にはたくさんいることを知るべき
    日本の基本はいつでも個人の得になるように世の中が動くことであって、決して社会や自分以外の他人に目を向けない。そこが問題なんだ

  • 日本とイギリスの生活を比較しながら、日本人がこれからいかにして生きていくべきかを伝えている。
    戦後、ものすごい勢いでお金持ちになった日本。しかし、本当の幸せがなんなのか分からない人々は、いくらモノを消費しても満足感は得られない。
    日本の経済的な成長も頭打ちとなってきた現在、本当の幸せを問う時期に来ているのではないだろうか。

  • イギリスと日本の違いが書かれた本。
    もちろんイギリスにはいいところも沢山あるんだけど、
    何でも真似出来るもんじゃないし、
    イギリスにはイギリスの歴史、日本には日本の歴史があって、考え方とか思想なんかはやっぱり違いがある。

    そんな中、あまりにもイギリスを良しとし、日本をダメ。という風に書いてあるので、
    正直反感を覚える部分もあった。

  • これ読んでイギリスは、いいな~と思ったんだけど、ガイさんは、not
    true!だって!

  • イギリス称賛が過ぎる印象。
    特に中盤以降。
    物事には両面あるはず。
    また、個人的な知り合いの言動が
    イクオール「イギリス人」「日本人」と言い換え過ぎ、反発したくなる箇所も。
    まあ、そう言う人もいるんだな。くらいのスタンスで読まないと誤解も生じる。
    自身にとって、タイトルから期待した「役立つ知恵」はあまり得られなかった。
    典型的(と思われる)日本人とイギリス人の特徴を比較、として読む分にはユーモラスなエピソードがあり面白い。
    星は自身の基準がハッキリしていないので気にしないで下さい。

  • 人生を豊かにするヒントが満載だった。が、イギリスのまねをすれば幸せになれるなんて簡単なものではないし、日本の良いところもあることも考えながら読んだ。人との会話や交流を楽しむ暮らしをわたしもしたいと思う。手作り料理にこだわるのではなくて、料理ではなく食事をしながらのおしゃべりを楽しみたい。定年までガッツリ働いてある程度の貯金をして、庭でカフェを開くのに憧れた。お金ではない気持ちのこもった贈り物がいい。お金をかけない結婚式がやっぱりやりたいなあと思った。

  • モノ中心の考え方…このあたりで一度見つめなおそう。

  • 人との会話や自然を楽しむ精神的な充足感がいちばん大事。
    モノや食事は?そのための手段にすぎない。

  • イギリス人の生き方と、日本人の生き方とを比較し、
    日本の問題点を明らかにしている本。

    確かに読んでいくと、日本の特異性や問題点を認識せざるを得ない。
    特にモノに対する考え方は、見習うべき点も多いように感じる。
    日本人は無駄な消費をし過ぎだし、もっとモノを大切にしなければならない。
    人との接し方、子供の教育の仕方についても同様で、参考になる点が多かった。

    一方で、イギリスが完全に善、日本が完全に悪という論調にもやや疑問を抱く。
    日本の良さもたくさんあるからだ。
    日本が優れていて、イギリスが劣るような事例も引き合いに出されていれば、
    本全体の納得感ももっと高まったのではないだろうか。

  • アレがなくっちゃ、コレがなくっちゃと、こだわるのをやめよ~と思いました。

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著者プロフィール

自ら取材、撮影をもとに書いたイギリスのエッセイの他、住宅論、日英文化論、恋愛など多岐にわたる。 住宅ノンフィクションでは、東京都下にイギリスで見たコテージ風の家を建てた「戸建て願望」(新潮文庫)。 「老朽マンションの奇跡」(新潮文庫)、「よみがえれ!老朽家屋」(ちくま文庫)などがある。

「2018年 『いつか一人になるための家の持ち方 住まい方 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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