40歳からでも遅くない!

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479012047

感想・レビュー・書評

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  • アナウンサー出身者が書いた40台はこうあるべきという本。
    アナウンサーでは遅咲きの みのもんたの例をだしたりして、40歳代からでもなんでもできると、そのためにはどうすればよいか書かれている。
    その内容は賛否両論あるかのしれないが、40歳代になって読んだらとても勇気がわく。特に40歳過ぎてネクストステージへ進む人にはいい本であろう。
    下記、個人的に参考になったこと
    ・努力しなくて続く関係はない
    ・価値観の全く違うコミュニティに入ると、人生の考え方など、多様な価値観、人生観を得れる。
    ・子育てでもっとも重要な時期は 親40代
    ・時には大胆に、柔軟に「やってみなければわからない」という思いをもって物事に取り組む。「ハッピーな偶然」を手に入れるために。
    ・まだ間に合うー40歳は人生の正午だから
    ・「やらない」と「できない」は全く違う
    ・40代。「人生のギアチェンジ」には、もってこいの次期

  • 40代になるとさまざまなものが変わってくるのだとこの本を読んで感じました。僕もこの年代に向かってそろそろ準備を始めなくてはと思っています。

    40歳といえばまだまだ遠い世界の話だなぁなどとと思っているとあっという間にその年代になってしまいそうです。この本にはつまらないオヤジにならないために、ということで仕事に始まって遊びや家庭でのふるまいかたや勉強などの多岐にわたって、作者の考えが記されたビジネス本でもあり、またエッセイのようである。そんな読後感を持っていました。

    僕が読んでいて、これはと思ったところが現在の労働市場が作者の言うところの「オーディション時代」となっていて、40歳になっても、「自分の本当の市場価値」というものを把握して、スキルを磨いていったり、今できる能力の棚卸をしたりそうしなければ生き残っていけない、というのはまことに持って、よくわかる話しだなぁ、と感じずにはいられませんでした。

    今、僕はまだその年ではありませんが、僕が40代になったときには現在の日本はもっともっと経済的にダウンサイジングしていくという考えが僕の中にはあって、自分の人生の折り返し地点に立ったとき、自分はいったいどうなっていたいのか?そんなことを強く考えさせられました。

    ほかにも、自分個人と会社とサシで交渉力をもてるようになれ、ですとか、相手の時間をムダにさせない、など。これからを生きていくのにたとえ40代の人間じゃなくても読んで価値のあることが散見されていて、ぜひ、一読をされてみてはいかがですかと、おもいます。自分が40代になるにはあと少しの時間が残されていますが、その間にできることはやっていこうと思います。

  • できる40代になるための生き方のルール本。
    仕事や遊びだけでなく、人づき合いや話し方まで
    40代はこうあるべき!という指南書。

    こういった本、やはり40まぢかになると
    読みたくなります・・・。

    同級生たちに勧めてみようかしら。

  • もうすぐ50歳に手が届こうとしている私なので、少し読むタイミングが遅かったのかもしれませんが、「40歳からでも遅くはない」というタイトルを見てこの本を手に取りました。

    今から40歳になったころを思い出してみると、5年前に決断した転職を考えだしたころだったと思います。

    それまでに経験した内容を活かして今仕事ができているので満足していますが、40歳という年は、真剣に自分の将来を考え始める年齢なのかもしれませんね。

    印象に残ったのは、「諦める」とは、その道を通ってゴールを目指すのが不可能と判断したときに、その道を通るのをあきらめることで、ゴールをあきらめることではけしてない(p97)、「商品開発が上手くいったイメージ」から逆算して行動することに解決のヒントがある(p129) でした。

    以下は気になったポイントです。

    ・40代に求められる役割は、上のマネジメントと部下達とのパイプ役(上層部の意向を若手に上手に伝えられる、上に話をしてくれる頼りになる先輩)であり、それにプライドを持つことが大切(p25)

    ・年長者と同じ立場で受け止めながら、部下への伝え方を考えることが大切(p27)

    ・個別で誰かと話すならば「つかみは5秒、残り35秒で内容をコンパクトに話す」が基本(p32)

    ・誰かに話をするときは「予告してから話す」という意識が重要(p34)

    ・女性の陰口のかわし方は、同調するでもなく否定するでもく、「ほー」「へぇー」とひたすら驚いておく、上手に距離を取っておくことがポイント(p45)

    ・生きたお金の使い方とは、ただおごるのではなく、「相手の喜ぶ顔」を想像して使う(p49)

    ・境遇の違う人が同じ席で飲む場合、原則として仕事の話はしないのが、最低限のエチケット(p53)

    ・部下と飲みに行って上司がお金を払うのは、「話を聞いてもらった人がお金を払う」という当たり前の関係(キャバクラ等と同じ)である(p57)

    ・自分の居場所を見つけるとは、仕事や組織を超えた、パーソナルな付き合いのできる仲間のこと(p59)

    ・普段から、基本的な質問については答えを用意しておくこと(p65)

    ・自分の経験は陳腐化していないか、自分のスキルは時代にマッチしているかは、常に厳しくチェックし続けなければならない(p77)

    ・同期との年収を気にするのは、「それを気にしている自分」のほうがはるかに恰好が悪いということ(p89)

    ・仕事のできるタイプのなかには「〇〇の経験は豊富にあります」とハッタリをしてから、後で必死に勉強する人も多くいる(p99)

    ・手ごわい相手を対峙するときには、ただの40代の一個人ではなく、〇〇社の〇〇課長という役割を背負っていると意識することで勇気を持つこと(p107)

    ・自分の人望力とは、「飲み会にどれほど誘われるか」「部下や同僚からどのくらい話しかけられるか」等をチェックすることで見える(p113)

    ・40代にもなると、少し別の角度から自分を見直すことも必要である(p122)

    ・問題の原因探しの前に、すでに解決したイメージを明確にしておくこと、「商品開発が上手くいったイメージ」から逆算して行動することに、解決のヒントがある(p129)

    ・どんなに高くても思い入れがあっても、「身の回りにあって輝かないものは捨てる」(p136)

    ・40代のプライベートを輝かせるには「定期的」という単語(例:週1回夫婦のデート等)がキーワード(p140、145)

    ・自分の年齢を3で割ると、人生の時刻がわかる、48歳なら16時(そろそろ夕方)かな(p154)

    ・オーデション時代に考えておくポイントは2つ、1)自分は何ができるか、2)相手はあなたの何を、どう評価するか(p159)

    ・自分が積み重ねてきた職務上のキャリアや実績、身に着けた資格やスキルをしっかりと棚卸しておくべき(p181)

    ・40代は、社会の現実、自分の本質を知って、納得ポイントを発見できる世代かもしれない(p189)

    ・幸せそうな世代は、「何ができれば楽しいか」「そのために何が我慢できるか」を明確にしている、「やりたいことが一つやれている」と感じられる充実ポイントを把握しておく(p197)

    2011年10月2日作成

  • 会社でいえば、若手と役員の間に挟まれた微妙な位置。その処世術を、本人の経験も交えわかり易く解説。もちろんプライベートにもOK。

  • 40歳からの10年をどう過ごすか、日々悩んでます。方向感を見失いがちな年頃ってことなのか。。。?ってことで、読了しました。軽く読めましたが、自分が少し頑なになって考えていた点が見えました。肩の力が入りすぎていたというか。折り返し地点からの行き方について、焦らず少し地道に積み上げるものを持つ必要がある、と思い直しました。

  • 勇気も出ます。また、勉強になりました。友ですね。

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著者プロフィール

1950年神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、文化放送にアナウンサーとして入社。
1992年からフリー。テレビ、ラジオの司会を中心に活躍する。その一方、49歳で東京成徳大学大学院心理学研究科に入学、51歳で心理学修士号を取得。シニア産業カウンセラー、認定カウンセラー、健康心理士の資格を持ち、カウンセラーとしても活動している。
東京成徳大学客員教授、日本語検定審議委員も務める。主な著書に『口のきき方』『すべらない敬語』 (以上、新潮新書)、『心を動かす「伝え方」また会いたくなる「話し方」』(講談社+α文庫)、『敬語力の基本』(日本実業出版社)、『おとなの雑談力』(PHP文庫)など多数。

「2020年 『イラッとさせない話し方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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