マンガ仏教入門 (だいわ文庫 B 3-1)

  • 大和書房
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479300038

感想・レビュー・書評

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  • 仏教に関する基本的な知識が漫画でわかりやすく学べた。
    禅についての他の本を読んでいてもあまり頭に入ってこなかったが、こちらを読みつつ難しいことはyoutubeの解説系の動画を並行して見ることで理解を深めることができた。
    今の自分には仏教の心を学ぶ事が何より必要と感じられた。

    諸行無常
    諸法無我
    涅槃寂静

    基本的なこれらの教えを学ぶことができます。

  •  蔡志忠では『マンガ 李白・杜甫の思想』を持っている。そちらは人物も背景もバラエティに富み、描いていて楽しかったと思われるが、本書は大変だったろう。大きめに描かれた(身長1丈6尺というから正しい考証)仏陀を囲む合掌した弟子たちという構図が続く。仏陀は人差し指と小指を立て、エスパー魔美のような手つきをしていることが多い。調べてみると印相の一つ降三世印に近い形だ。
     このところ仏教の入門書ばかり読んでいる。全ては移り変わり、普遍のものは一切ない。我というものもない。そこで一切の執着を棄てれば悟りが得られる。こういう理解でよいのだろうか。

  • 9/17 2回目読了

  • 通勤電車で読める気楽さがあります。
    仏教の基本がわかる内容です。

  • 世界三大宗教は、やっぱり気になる。そして、不信心ではあるが、一応仏教徒なので、仏教からがとっつきやすい。

  • ≪内容≫
    仏陀が弟子に語った言葉をマンガでやさしく再現。

    ≪感想≫
    絵が可愛い。内容も分かりやすい。でも頭には残らなかった。
    本書の中で言えば、「形式主義に陥るな」ということかもしれない。
    汝らがどんな修行を行おうとそれがただ形だけのものであるなら
    身心が浄化されることはないし修行の役にも立たない。

    自分にとっては、まさにそういう本だった。
    もっと深く読み込めば、それなりに得るものはある気がする。

  • ・6/24 読了.マンガなため3日ぐらいで完読.本当の釈迦の教えはこうなんだろうな.それを勝手に解釈して仏教となり宗派ができちゃったんだろうなぁ.いろいろと考えさせられた.シンプルが一番だよね.

  • れっつ勉強仏教。
    マンガである意味はあまりない。
    (敷居が低くなる?やーでも敷居を低くする意味があまりない、と思う。)
    書いてあることはなんか同じことの繰り返しだ~、と思いつつ、
    そういうもんなんだろうな、とも思えてくる。
    用語とか、体系的に理解するには繰り返し読んでメモを取るなり、他の仏教の本を読むなりしないといけない。

  • 仏教は昔から興味があった。だからといって出家する気はない。でも、仏教の教えは迷う自分の心に光をさして、それとなしに進むべき方向のヒントを頂ける気がする。
    仏教の教えを学ぶには、難しい漢字や専門的な言葉を紐解いて理解する必要がある。それは私にとってハードルが高いうえに、自分の勉強不足がゆえに接する機会が無かった。
    私は何かを勉強するとき、その分野の入門書を読むことにしている。「超入門」とか「誰でもわかる・・・」などのキーワードが題名に入っているものを積極的に読むようにしている。
    今回の本は、初めて読む本にふさわしい「マンガ」と「入門」というの2つのキーワードが入っていたので購入した。

    今回の感想は、仏教の教えとは”宗教”というよりも”哲学”に近いのではないかと感じた。
    「人間とはどういうものか」「苦を解脱するとはどういうことか」などが分かりやすく書いてあり、これらをもとに人生を過ごすことが悟りへの道であると感じた。
    自分の置き換えて考えると自分には”無駄な苦””欲””行動”が多いこともわかる。この本は、自分の目が届く範囲に置いて、気になったときにサッと読めるようにしておく本ではないかと思う。

  • マンガとありますが,内容は深いです。マンガ気分で読むと読めない。

     仏教にも関心があります。仏教は派によってもかなりちがうのでしょうが,霊やあの世を信じません。

     しかし,仏陀は人間の苦しみと向かい合った。そしてそれから逃れることはできないが,解き放される方法を模索した。

     要するに,無常を知ることだと思います。いま幸せだとそれがずっと続くと思ってしまう。それは間違いだと悟る必要があるのですね。

     笑われそうですが

     ぼくはねこに教えられたところが大きい。
     ねこをこれまで何匹も飼ってきました。そして何匹も死んでしまいました。失踪もあります。

     最初のころ,猫白血病で死んだ猫(名前を「ねね」と言いました)をを看取ったときは,もう完全に打ちのめされました。苦しんで死んでいくのに,自分は何もしてあげることができない。大きな苦でした。

     その後もこの苦は続きました。

     しかし,そういうものだと悟らないといけない。生あるものは死ぬということを頭では十分に分かっているつもりでも,それを受け入れることができなかったのですね。

     仏教はそれを見つめるものなんですね。

     以下●は引用,( )はぼくの感想です。


    ●懐疑をもって世界を眺めることが仏教では重視される。

    ( 宗教というのは、「信じなさい」というものかと思っていたが、仏教では「懐疑をもって・・・」という。仏教はやはり宗教というより哲学かもしれない)


    ●世のいっさいは無常じゃ
    永遠不滅の
    時も事も物もない。
    この無常を理解すれば,
    永遠の自分もないこと
    とこしえのものなど,
    何もないことがわかる。
    だからジタバタせず
    変化に身をまかせることじゃ。
    生まれる時は生まれ
    老いる時は老い,
    病むときは病み,
    死ぬときは死ねばいい。
    さすれば
    生老病死の苦しみも
    なくなるというもの。


    ( 変化に身をまかせることができればいいなあ,と思います。)

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