ユダヤ教VSキリスト教VSイスラム教 「宗教衝突」の核心 (だいわ文庫)

  • 大和書房 (2006年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784479300205

感想・レビュー・書評

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  • 世界的に宗教とは、非常に重要なものであり、日本的感覚とは大きく異なるところがあるため、世界の常識を理解するためにも読むべき一冊だと思いました。
    ユダヤ、キリスト、イスラムは、同じ神様を信じているはずなのに何故、紛争が起きるのかということがよくわかりました。
    ぜひぜひ読んでみてください。

  • 世界史や宗教に興味がある人にオススメの1冊!

    世界三大宗教言えば、キリスト教・イスラム教・仏教ですが、キリスト教とイスラム教を知るには、ユダヤ教なしでは語れません。
    知らなかったことがたくさん書かれていました。
    個人的に大きな学びだと感じた3点を紹介します。

    1つめ、カレンダーの暦。
    2つめ、一夫多妻制の目的。
    3つめ、キリスト教が過去に犯した数々の大虐殺。

    ユダヤ教・キリスト教・イスラム教を知ると、世の中がいかに西洋的なキリスト教の影響を受けているかがわかりました。

    そして、シリアやイラクを中心に活動しているイスラム国(IS)のような過激派集団と、切り離してイスラム教を知る必要があります。
    ニュースで報道される世界情勢をもう1歩深く理解してみませんか?

  • それぞれの宗教の成り立ちがとてもよくわかる本

  • グノーシス主義とフリーメイソンとの関係。ナグハマディ文書、死海文書、ユダ福音書の発見は初めて知った。

  • ユダヤ教とキリスト教とイスラム教を3姉妹に例えていたり、比較的わかりやすく書かれている本だと思う。
    宗教について他にもいろいろ読んでみようと思える本。

  • 宗教について、今まで知らなすぎたかもしれません。
    とても深く書かれているのに、読みやい構成になっています。
    私も三大宗教に対しては、誤解も多かったようです。
    対立する理由がよくわかりました。
    ニュースや新聞での見方も変わり勉強になりました、星5つです。

  • ゲームで知っている名前がずらずら。
    こうしてみると、自分が住んでいるのは知らない間にキリスト教の影響を強く受けているんだなぁと感じた。

  • イスラムの見方が変わった。

  • もとは同じやった3つの巨大宗教。
    いかにしてこれらが分裂し、歴史の中で相戦い共存し今に至るのか。
    それぞれの歴史、教義、戒律、聖典、神秘主義などを違いに注目しながら詳しく解説。
    メソポタミア文明とかローマ帝国とかイスラム帝国とか、世界史がすごい懐かしかった。

    この著者および多々引用されてる小室さんはイスラムを美化してキリスト教を卑下してるけど、もうちょっとイスラムの歴史の影の部分、逆にキリスト教の歴史の光の部分も述べてほしかった。
    まあでも日本人は欧米のメディアや教育によってイスラムに偏見もってるからこれぐらいの方がバランスとれるかも笑

    イスラムはまだあんまり詳しくないけど、プロテスタント的な考え方、西洋の政治システムや資本主義が根付かないのもちょっとわかったかも。
    中東の民主化を政策化する前にちゃんとリサーチしたんかね。



    宗教の力はすごいと改めて思った。仏教も勉強したい。

  • ユダヤ教・キリスト教・イスラム教について実に分かりやすく解説された本です。
    それぞれの成り立ちから如何に互いと関わってきたかなどを通じて、同じ啓典を持ちながら何故今日まで争い続けているのか、その背景が見えてきます。私見ですが、著者の一条氏はややイスラム教よりな気がします。

  • 非常に判りやすかった!

  • 筆者は三つの宗教比較しながらそれぞれの説明を行っている。それぞれのかかわりあいを知りたいとき、入門したい時に読む本であろうか。
    以下参考になった箇所である。
    教義を持っているイスラム教に対して保持していないキリスト今日。それが両宗教の一番の違いではないか。保持していることによってイスラム教ではその戒律にしたがって生きることが決められているが、キリスト教にはそのようなきまりは一切なく、行為にとって信仰を行うのではなく、ただ信仰によって信仰するのである。対するイスラム教は行為によって信仰を行い、信仰のみでは不十分となる。この教義が存在しないということがキリスト教に拡大解釈をもたらし十字軍などでの殺りくにつながるのである。宗教とは二面性であり、それは精神と身体というのみではなく、恐怖と優しさである。神が説けば隣人に会いを行うが、神が殺せと命じれば何の弊害もなく殺戮に及ぶのである。     イスラム教は過去最大の英知を極めた。しかしそのイスラム教において近代化できなかった理由は何なのか。それはイスラム教においてムハンマドが最後の預言者であるので、ムハンマドが決めたことを変えること、つまりは神との契約の内容を変更することは一切不可能だったのである。よって新しい立法というものが出てこなかったのである。ではなぜキリスト教は近代を作ることができたのだろうか?それは予定説である。カルヴァンは人間が神野の律すべき社会の法則を考えるだけでも神への冒涜だと主張する。しかし神が許したのであれば法律や世の中のしきたりは変更可能なのである。これがキリスト教の考え方である。伝統を打ち破れず、伝統に反する立法を行えないイスラム教と、神が許せば自由に立法を行えるキリスト教の違いである。内面と外面を分けて考える二分法的思考法がキリスト教と資本主義を語る上でのキーポイントである。ルターが免罪符や秘蹟を否定したのは内面的動機なしに儀礼によって救済されるとしたからである。この二分法によりキリスト教では信仰を保持したまま外面的行動を変化できるのであり、新本主義の一切はこの外面のみを規定している。よって一切の権力が内面に侵攻してくることを憲法は拒み宗教の自由がh賞されているんどえある。内面と外面が密接にかかわっているイスラム教では、このようにはいかずイスラム法と資本主義が矛盾した時イスラム法を優先してしまうのである。イスラム社会では元来異民族や他宗教との共存があった。しかし現在の紛争などの対立は西欧社会システムが原因である。政教一致のイスラム教ではイスラム圏の植民地化はイスラムの衰えを意味する。イスラム教が正しく機能していれば植民地にされることなどありえないから、その原因はコーランの理解が間違いか、実践の仕方が間違いかということにあんる。イスラム原理守護の発端はここにあるのである。

  • 世界を知るには、宗教を抑えておかなくちゃ!(宮城)

  • 世界情勢の根底にある宗教観が分かりやすく説明してあります。

  • 日本人には、というより宗教には全く興味ない私にとって中東紛争やらは理解できませんでした。それで読んでみたのですが……根が深すぎて更に判らなくなってしまいました。憎しみはいつ消えてくれるのでしょう。
    ただそれぞれの宗教が少し判りました。特にイスラム教に対してちょっと見る目が変わりそうです。

  • 何もわかってなかったのがよくわかった。まとまっていてわかりやすい。

  • 宗教が違えば、同じ人間でも価値観や人生観がまったく違います。世界の紛争の原因になっているのも宗教であり、宗教を知らずして真の平和は訪れません。この本は三大宗教の歴史と関わりを分かりやすく説明してくれています。一挙に三大宗教が分かるだけでなく、世界が見えてくる本です!

  • 世界各地で戦っている3つの宗教だが、根底は全部同じ。何が同じで何が違うのかが分かる。やはりキリスト教は好きになれない。ユダヤ教は到底理解できない。

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著者プロフィール

1963年生まれ。作家、経営者、平成心学塾塾長。株式会社サンレー代表取締役社長。早稲田大学政治経済学部卒業後、大手広告代理店勤務を経て、大手冠婚葬祭会社サンレー入社。2001年より現職。全国冠婚葬祭互助会連盟会長。九州国際大学客員教授、京都大学こころの未来研究センター連携研究員、冠婚葬祭総合研究所客員研究員

「2015年 『満月交遊 ムーンサルトレター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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