政商―昭和闇の支配者〈2巻〉 (だいわ文庫) (だいわ文庫 H 16-2 昭和闇の支配者 2巻)

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479300236

感想・レビュー・書評

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  • 小佐野賢治がどういう人なのかはよくわかるが、1巻同様、文章の継ぎ接ぎ感が邪魔くさい。
    これが6巻まで続くのか……?(多分続く)

  • こういう政商には私はなれない、と思う。
    本当に凄い神経なんだろう。

    田中角栄は政治家にならなかったら、小佐野の上を行っていただろう、とのこと。金の使い方は政治家の発想と事業家では違う。政治家は信用できない無駄な部分にまで金を使う。事業化は契約以外の金は使わない。
    小佐野も田中も若者と気軽に話した。政財界の大物の地位に君臨しても、何の抵抗もなく庶民連中にこまかな気配りをするから、大人気なんだろう。

  • 闇の支配者というが闇っぽいのは田中角栄と組んで仕掛けた土地転がしやガソリンのちょろまかしくらい。
    金の絡まない口利きなら問題ないのだろうか。
    それに株式会社が買収云々と文句を言うのはなんだか会社の私物化という感じで変な話。
    しかも買収したら成功させてるのだから問題という話だろうか。
    そこに癒着による打算があるのだろうが、後ろ指指されない成功はなかなかないのではないだろうか。
    小説として面白い。

  • 生命がけのビジネス。ダークだけどかっこいい。

  • やっと児玉誉志夫、小佐野興治、横井英樹のドム
    三連戦を戦い終えました。

    もっとでかいお仕事がしたい人の野望を
    触発する本ですね。

    善悪はおいて。

  • 4479300236 313p 2006・4・15 1刷

  • 時代を動かしてきた政商たちの凄いパワーを感じる作品ですね。
    圧倒されます。
    なんでもありか!?
    お金ってなに?
    と考えさせられます。

  • 中央(写真)がご本人。小佐野賢治。政治家を食い尽くした男。極貧育ちから拝金主義者へ。小佐野王国を築いた闇将軍。田中角栄を総理に押し上げた男。とにかく。金。金。金。悪いことしたら、昭和の流行語。記憶にゴザイマセン。面白いんだけどあんまりいい気分にもならないんだけど。でも実は本人。猜疑心と嫉妬心の塊のような人。人なんか信じられるか金しか信じられない。そんな風に昭和を生きた。すごいけどかわいそうっていうアンバランスな。魅力っていうのはでもそういうもんなのかな。

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著者プロフィール

1944 年6月7日、広島県に生まれる。1968 年3月、広島大学文学部仏文科卒業。1970 年、『週刊文春』の記者となる。記者時代『小説電通』(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊『文藝春秋』に発表した『三越の女帝・竹久みちの野望と金脈』が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983 年、週刊文春を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている。
著書は、「十三人のユダ 三越・男たちの野望と崩壊」「美空ひばり・時代を歌う」(以上、新潮社)、「闘争! 角栄学校」(講談社)、「トップ屋魂 首輪のない猟犬」(イースト・プレス)など400 冊以上にのぼる。
近著に、「田中角栄秘録」「官房長官秘録」「小泉純一郎・進次郎秘録」「清和会秘録」(イースト・プレス)、「映画女優 吉永小百合」(朝日新聞出版)など。

「2016年 『田中角栄の酒 「喜びの酒」「悲しみの酒」「怒りの酒」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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