すべての女は美しい (だいわ文庫) (だいわ文庫 D 33-1)

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479300472

感想・レビュー・書評

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  • 以下、読み終えた当時、別サイトに私が寄せていたレビューです。

    私も、匂いたつような女になってみせるぞって思わせてくれる本。
    女としての自信とやる気がみるみる湧いてくるので、
    アラーキーファンはもちろんですが、
    ちょっと元気をなくしてる女性にもお薦めかも。
    本文中に『下品な気品』って言葉が出てくるのだけど、なるほどね〜って思うもの。
    「エロスがあるっていうのは、相手にセックスしたいなーと思わせる魅力があることだし、
    下品だけど、品性みたいなのも加わっているってこと」
    なんだそう。
    アラーキー語録満載だし、ところどころにアラーキーの写真もちりばめられているので、
    彼の世界にどんどん引き込まれます。
    どんな性格も、どんな容姿も、
    「お前はいい女だよ」と言ってくれているような一冊。
    女って、きれいだよ、かわいいよ、と言われ続けることで、本当にいい女になってしまうから不思議な生き物。
    この本を手にして、みんな個性あるいい女になろっ!!
    私にとって秘密のバイブルになっちゃいそうな1冊です。

  • 内容はいいんでしょうが・・・、話したことをそのままダラダラ本にしたようなものって、自分は好きじゃないな。
    そんな言葉より、写真見てればいいか。

  • 表紙の写真は荒木経惟氏夫人の荒木陽子さんでしょうか。42歳の生涯、余りにも早すぎますね。

  • カメラマンと被写体を男女間のエロティックな関係と見なし、実際にそのやり方で撮った作品で評価されている人だから、言うことの筋は通っている。共鳴するかしないかは別にして。ただ「ファッションモデルはマスメディアの娼婦だから撮りたくない」は名言。

  • 天才写真家が写真を撮るということを通して、得た女とはなにか。人とは何か。人生とは。ということが、彼独特の語り口で語られている。幾分、トーンは抑え気味であるが、アラーキー節は健在で、文章のなかのいらない部分をそぎ落としていって、本当にシンプルにはぎ取って行ってしまって最後に残る言葉と、この人の写真作品は、ぴったり完全に一致する。それが、すごいことなんだろうといつも思う。

  • 荒木の写真論。
    女性に対するこだわりが核心的にとことんエロいです。

  • やっっぱアラーキー。

  • アラーキーはやっぱり天才!
    こんな風に、全ての偶然の物事を楽しみながら生きていたい。
    自分の感じるままに表現していきたい。

  • ヨーコは学歴で口説いたようなもの。byアラーキー

  • 「わいせつ」とは何か。実に深いですね。
    この人の写真を理解するために、参考になる話がたくさん入っているように思えて、面白い本でした。

    [08.7.24]

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著者プロフィール

写真家。1940年5月25日、東京都台東区三ノ輪生まれ。1964年『さっちん』で第1回太陽賞を受賞。1971年『センチメンタルな旅』(私家版)を出版。「天才アラーキー」「写狂人」「写狂老人」などを名乗り『愛しのチロ』(平凡社)、『センチメンタルな旅・冬の旅』(新潮社)、『人妻エロス』(双葉社)、『往生写集』(平凡社)、『顔』(KADOKAWA)など、現在までに500冊近い著書を刊行。

「2015年 『楽園は、モノクローム。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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