原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 813
レビュー : 82
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479300731

感想・レビュー・書評

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  •  もうひと押し足りない感じ。事前に構成を練り、キーコンセプトを用意し、自分の立場をはっきりさせる。そして構成に肉付けすることで原稿用紙10枚を書くことができる。と、筋は通っているが、原稿用紙10枚までの準備でハードルを高くしてしまい、最初の一文字目をなかなか書かせようしない。構成やキーコンセプトを強調するよりも、とにかく思ったことを書き出すということを強調するべきだと思う。あと、個人的には本書で推奨している増やす書き方よりも、たくさん書いたあと削る書き方を推したい。削るのは冗長な部分や次のネタに使えそうなところをバッサリ落とすだけだが、増やすのは無いものを付け加えるので意外と難しい。特に構成をカッチリと決めた後に増やすとなるとかなり苦労する。おおまかな構成で書きたいように書いて、体裁を整えるようにしたほうが楽な気分で文章を書くことができると思う。

  • 書くにあたってはまず読者と共有できるテキスト、素材が必要という考えを徹底することが大切。
    文章の中に、読み手に何等かの気づきを与えるものがなくては、読む意味がない。
    いい文章とは、細部に生命力が宿っているかどうかによって決まる。

  • 世界遺産検定マイスター受験の準備のために読みました。
    文章の構築というものを様々なモノに例えて説明してくれているので大変読みやすく解りやすかったです。
    論文を書くにあたり、一から学ぶにはとても良い本だと感じました。

  • 読後、印象に残ったこと
    ・おもしろいとは、それまで頭の中でつながっていなかったものがつながるということでもある。読み手にそういう刺激を与えるラインをつくるのが、文章を書くことの醍醐味の一つでもある。
    ・おもしろい話をする人は、普通なら結びつきそうもない意外なことを結びつけて、聴く人に「ああ、そうなのか」という気づきの喜びを与える。
    ・できるだけ離れて重ならない三つのコンセプトを取り出して、それをどうつなげられるかに、その人の能力・才能がかかってくる。
    ・うまいと思える文章は、だいたいつながりそうもないものがうまくつながって書かれている。
    ・なぜ図化をするかといえば、読み手が文章を読んだとき、それを頭の中で図化されたイメージとして描ければ、はっきりと「わかった」という感覚を持つことができるからだ。書くときにまず図を描いて、それを文章化してみる。

  • 見つける
    つくる
    構築する

    転から考える

    主観を起点にして、
    客観との間を行ったり来たりする

    抽象と具体の間を行ったり来たりする

  • いかに自分が考えて本を読んでいなかったことに気づいた。
    レビューも書けないわけだ。
    面白いところを3つ選べと書いてあったので、面白いというよりかは納得したところになるけど、さっそく選んでみることにする。
    ①「量から質」が文章上達の近道
    ②「書く力」とは構築力である
    →性格の違う三つのキーコンセプトを取り出して、その三つをつなげる論理を組み立てていく。
    ③考える前に書きはじめ、書きながら考えていくという考え方は絶対にやめること

    3つに共通しているのは、今の私に足りない習慣や力であったりする。これからはこの3つに意識して、文章を書いたり話したりするようにしたいと思った。

  • 書くことは構築すること。料理で言えば、書くことは最終段階で、そこまでに下ごしらえをする(キーワードの抽出)。章、節、項目を見きわめる。何が章で、何が節で、何が項目か。どれとどれが並列なのか、どれが重要なのか。あまり考え込まずに、ここで書かれているように、書き進めていこうと思う。

  • 2014.3.25
    書く行為を始めるにあたって読む本
    でも、何について書いたらいいかわからない。
    関大で話す内容を書いてもいいかも。

  • まとまった文章をうまく書くには…なにかヒントになればと読んでみることに。同じような内容を繰り返し書かれている印象が否めない。文章を書き上げた後の音読のススメは、私自身も実践してるのでとても共感できた。

  •  この本でも3色ボールペンの話が出てきて、改めて斎藤さんがすごいと思いました。つまり、自分で言ったことをちゃんと実践しているわけです。有言実行。そういう意味で、内容的に前に読んだ3色ボールペンの本と重なる部分があります。ま、それは仕方ないところです。

     それから、起承転結の「転」から文章を考えるというのは、新しい発見でした。私はいつも起を考えて、最後に結を大事に書くというスタイルですので。起は、読者の心をつかまなければいけないので、目を引くような仕掛けが大切です。結は、もちろん自分が言いたいことそのものなのですから、これが伝わらなければその文章はアウトになってしまいます。でも、斎藤さんはあえて「転」を考えろと教えてくれました。つまり、文章に幅を持たせろ、深みを出せということだと解釈しました。性格の違う三つのキーコンセプトをつくるというのも、同じ趣旨だと思います。

     最後に、価値を下げる文章は書かない。これも大事にしたい言葉です。ブログもそうですが、つい気軽に、批判めいたことを書いてしまいます。批判を書くのは簡単ですが、考えてみれば、そこから生まれてくるものは少ないですよね。これから、前向きに書いていきたいと思いました。

     ただ、読んだだけで原稿用紙10枚を書く力が付かないことは間違いありません。やはり一にも二にも書いてみるしかないですね。

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著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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