原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 811
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479300731

感想・レビュー・書評

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  • 斎藤孝さんの文章は本当に読みやすい。
    言いたい事を繰り返し言ってくれるからどこが大事か一目瞭然。
    書く力を持ってる人がわかりやすく書く力について説明してくれるのでやってみようかという気持ちになりました。

  • 何度読み返した本だろう。読む度に自分の変化によるかもしれないが、印象も、得るところも変わる。学生たちに書くことの助けになるかもと推薦して読んでもらったこともある。

    書くことがホントに苦手意識がある人には、近藤勝重著『書くことが思いつかない人のための文章教室』の方をオススメしたい。より具体的な例を紹介して、書く人の背中を押しているからである。それに比べて斎藤孝著の本書は、書く力をもっと推進させ、それが書く人の内面を深め自分を肯定する力が増すことにつながっていくことを、まさにそのことを詳細に説明し、眼前のスクリーンに照らし出してくれるかのように、明瞭に見せてくれる。

  • レベルが高くもなく低くもなく読みやすかった。
    大切な部分は太字になっているのも読み易くしている。
    ただ、なるほど!と唸るようなことが書いてなかったのが残念。

  • 長い文章を書くことは、ある作法に従えば、そんなに難しくはない。
    結局、何を伝えたいか、に尽きる。
    それを伝えるためには、どのような文章、キーワード、そして具体的な事例を用意するかが大切だ。
    そして、レジュメを作って、それを膨らませながら自由にとにかく書いてみる。自由に書く楽しみを味わうことができたら、文章力は自然に上がっていくのだと思った。

  • 文章を書く為の指南書。
    偏った読書指向の私には耳に痛い部分もありましたが、とても分かり易く、タメになりました^^

    キムタクの演技力の分析には深く同意。


    私的メモ

    まずは質より量。
    書く=構築。
    書く作業はパブリックな行為(文字として定着)。
    言葉の意味の含有率を知る=考える力を身につける。
    価値の向上・発見・創出こそ、批評の最大の意義(価値を貶めることは簡単)。

    インプットだけでなくアウトプットを意識して、より上質な読書をする。
    素材発見、発見に至る過程・動機付けを論理的に分析、パブリックと個人差比較でカラーを出す。
    3つのキーと、それを繋げる論理の構築→オリジナリティ創出(図式化)。

    主観と客観(自分のポジションを明確に)。

  • 本書で言及している三つのコンセプトというのは、書く上での助けとなり、ためになります。

  • 書くための読書、ということを常に念頭に置きながら読む。
    これは目的を持ちながら読むということで非常に効率的だと思う。

    また、関係性の薄い3つの事柄をいかに結び付けるか。
    これはその人の能力そのものである。
    ぜひ試したい。

  • 薦められて読んだ一冊。
    正直この本を読む前は、どうせこの本には文章を書くマニュアルが羅列されているだけで、著者の好む一定の型に読者をはめようとしてくるのだろう。と思い疑いながら一度目を読んでみた。(まえがきではヒントを提供したい。と書いてあったが疑っていた)
    しかし、読み終わると自分が今まで本を読む事・文章を書くという事で意識していなかった点が数多くピックアップされた。読む前に自分が思っていた内容ではなく、むしろ自分に無い考えや物を見る角度を教えてくれた本だと今では感じている。読んでよかった。

    ポイント
    ・「読む力があれば書く力もある。書く力をつけることは考える訓練になる」
    ・「書く材料として使うつもりで読む」
    ・「暗黙知を働かせるため、読んで大事だと感じたところを3つ挙げる」
    ・「線を引く。赤は重要な部分。青はまあまあ重要な部分。緑は個人的にいいと思う部分」
    ・「赤に緑をどう配列していくかで作品の捉え方に個性が出てくる」
    etc…

  • 三つのキーコンセプトを見つける等書く為のスキルを解りやすく解説。子供時代から作文が苦手な私は文章読本はよく読む、読むだけで満足するのが難点

  • 明治大学教授の齋藤孝さんの本。
    原稿用紙10枚以上書くには構築力が必要だと言う。ものごとを3つのキーワードで表しその関係を考えることが必要だと言う。
    レポートや論文を書くために必要なことが分かりやすい言葉で説明されています。

  • 書くことで脳は鍛えられる 読み込む力は書くこと前提にすると上がる 量をこなすはどんなことでも上達の条件である。書く力についても、それは通じる 考える力があるかどうかが、その人の人生を大きく左右するようになる。これからは、書く力を培って考える力を身に付けることがますます重要になるのだ まず、自分の頭の中にある材料を全部紙の上に吐き出すのが第一の作業である

  •  もうひと押し足りない感じ。事前に構成を練り、キーコンセプトを用意し、自分の立場をはっきりさせる。そして構成に肉付けすることで原稿用紙10枚を書くことができる。と、筋は通っているが、原稿用紙10枚までの準備でハードルを高くしてしまい、最初の一文字目をなかなか書かせようしない。構成やキーコンセプトを強調するよりも、とにかく思ったことを書き出すということを強調するべきだと思う。あと、個人的には本書で推奨している増やす書き方よりも、たくさん書いたあと削る書き方を推したい。削るのは冗長な部分や次のネタに使えそうなところをバッサリ落とすだけだが、増やすのは無いものを付け加えるので意外と難しい。特に構成をカッチリと決めた後に増やすとなるとかなり苦労する。おおまかな構成で書きたいように書いて、体裁を整えるようにしたほうが楽な気分で文章を書くことができると思う。

  • 読後、印象に残ったこと
    ・おもしろいとは、それまで頭の中でつながっていなかったものがつながるということでもある。読み手にそういう刺激を与えるラインをつくるのが、文章を書くことの醍醐味の一つでもある。
    ・おもしろい話をする人は、普通なら結びつきそうもない意外なことを結びつけて、聴く人に「ああ、そうなのか」という気づきの喜びを与える。
    ・できるだけ離れて重ならない三つのコンセプトを取り出して、それをどうつなげられるかに、その人の能力・才能がかかってくる。
    ・うまいと思える文章は、だいたいつながりそうもないものがうまくつながって書かれている。
    ・なぜ図化をするかといえば、読み手が文章を読んだとき、それを頭の中で図化されたイメージとして描ければ、はっきりと「わかった」という感覚を持つことができるからだ。書くときにまず図を描いて、それを文章化してみる。

  • まとまった文章をうまく書くには…なにかヒントになればと読んでみることに。同じような内容を繰り返し書かれている印象が否めない。文章を書き上げた後の音読のススメは、私自身も実践してるのでとても共感できた。

  • 仕事上書くことは非常に重要かつ喫緊のテーマ。自分自身も大切だが、書くことの大切さや力を子ども達にどうやって身につけさせるか。そのことを考えるためのヒントにはなった。

  • 著者は3色ボールペン読書法を薦める。中身によって色分けしようということなのだが、このやり方はたいてい頓挫する。実は勤務する塾の国語の読解授業でも読みながら重要な箇所を色分けしようという指導を行う人がいたがうまくいかなかった。
     それもそのはずで人間は重要か重要でないかの判別しかできないのである。だから重要な箇所を赤でなぞる、強調する、傍線を引くこと以上の区別しか有効でない。
     市販の参考書にはサービスのつもりかわかりやすさのつもりか、やたらカラーの多いものが多い。そういう参考書はほとんど役に立たない。それよりも重要箇所を太字か赤一色で強調してある方がはるかに分かりやすい。

  • 映画の感想を書きたいのだが、上手く書けないので、友達の家にあったこと本を借りて読んだ。15分ほどで読みたいところだけをざざっと読んだが、書いてあることは基本的な内容だな~という感じ。

    その中でも面白かったのは、
    ・起承転結の「転」から考え始める
    一つ目は、結局文章は、起承転結の「転」の部分を読者に読ませたいのであって、ここが一番面白い分だ、というものである。
    文章を書くときにはここから考え始めるとよいそうだ。

    ・とりあえず3つ抽出する
    これが一番勉強になった。
    映画を見る時に、最も印象に残った3つの場面を選んで、そのことについてむりやりでも書くのである。3つの関連性がなんなのかを書いていくうちに明らかにすることで、自分の暗黙知的部分(なんでこの3つを選んだのか、自分の知らなかった感性)が明らかになっていくということだ。

    ・引用を使う
    その際に、引用を使って、その言葉の面白い解釈の仕方などを紹介すればなおよいかもしれない。

    この3つぐらいだろうか。
    映画は言葉でできていない、映像なので、文章化するのは難しいが、自分の中にあるなんとももやもやしたモノを、はっきりと形でする手段として、上記のような方法がある。

    とまぁこんな感じで、できるだけこの本に書いてあったことを実践してこの本の感想を書いてみた。

  • 購入日:20110128

  • 10枚書く力とは
    心と頭と身体が三位一体となった
    究極の人間力である。

    10枚書けてはじめて、文章を書けると著者は認定する。
    その力を身につけるためのノウハウ本である。

    印象深かったのは次の3点だ。

    一つ目は「起承転結の転から発想すること」
    これは言いかえれば、驚きであり、感動である。
    心に響く文章とは
    こうした驚きを核に据えた文章なのである。
    ゆめゆめ文頭から書き始めてはならない。
    胸に刻もう。

    二つ目は「意味の含有率を高めること」
    ちょっとわかりにくい表現であるが
    頭でイメージしたものを文章に落としていく
    と考えたらどうだろうか。
    それがビジュアルなら、ずっといいと思う。
    絵を思い浮かべて、それを文章でスケッチしていく。
    これを胸に刻もう。

    三つ目は「文章に身体性を盛り込むこと」
    これはその人らしい個性と言ったらいいのだろうか。
    著者は立ち位置にこだわっていた。
    一人称か、三人称か。
    一人称であれば、例えば同じ物事を見ても
    人によって感じ方が違うだろう。
    例えば社内で化粧する女子高生。
    40~50代の女性なら眉をひそめるかもしれない。
    同年代の女子高生は、どんなコスメを使っているのかが気になる。
    その本人になってみれば、実は彼氏を別れた涙を隠そうとする
    化粧なのかもしれない。
    立ち位置で物の見え方は大きく変わる。
    そこをどう見るかが、個性であり
    その人が生きてきた人生が問われるのだ。

    さまざまな書く力を高めるノウハウは書かれているが
    書く力の奥底には、
    心と頭と身体を全身全霊でこめるための
    人間力、自らの生き様が
    問われていると感じた。

  • 罪と罰を読んでみようかと思った

    • ミツさん
      それわかります!
      それわかります!
      2011/10/12

著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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