耳袋秘帖 八丁堀同心殺人事件 (だいわ文庫) (だいわ文庫 I 56-2)

著者 :
  • 大和書房
3.52
  • (7)
  • (18)
  • (31)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 187
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479300878

作品紹介・あらすじ

軽輩の出身でありながら、六二歳で町奉行に大抜擢された赤鬼奉行根岸肥前守鎮衛の前に、前代未聞の大事件が発生した。与力や同心の組屋敷が置かれた八丁堀で町奉行所の同心が二人、何者かに斬り殺されたのだ。町奉行所の威信にかけて、下手人を突き止めなければならない-。シリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 備前守を守る二人がなんともユニークで楽しい。

  • 八丁堀同心を次々に、斬殺していた被疑者として、元定町回り同心の高岡留十郎、例繰方同心の三浦季之助、町火消し人足改め同心の長谷川九馬の3人が浮かび上がる。真犯人が判明してから、ラストの展開は意外性もあり、面白かった。

  • 20150630 読了

  • 耳袋秘帖シリーズが面白かったので次も…と思ったのだけど、この耳袋秘帖シリーズには2系統?あって、殺人事件シリーズと妖談シリーズがあるらしい… 殺人事件シリーズといえばミステリタッチになっているのかと思いきや、風野さんの作品らしくミステリ小説らしい部分はほとんどない。犯人探しはしてたかな。事件のあとに事件が続いて、ばたばたしてるうちにどれかが解決して全部が解決しちゃった、みたいな流れ。嫌いではないしこの作品世界の「ゆるさ」みたいものはけっこう心地よい。好みといえば妖談シリーズだけどね。

  • 確か、前にも読んだはず。
    しまった・・・・と思いつつ、斜め読み。

    最後のシーンはちょっと考えさせられるなぁ・・・・

    主人公ならではの対応なんだろうけど、それにしても、あの最後、何とか出来なかった物か、と思ってしまう。

  • ああ、物語として面白ければいいのか!
    (いいんです!)
    この間の映画「踊る―」でも動機が「?」でも
    見た目が面白ければ許されるからいいかぁ

  • 耳袋シリーズの第二冊目。大好きな五郎蔵がコスプレをして、格の違いを見せつける回でした。(この表現には大きな語弊があります。笑)

  • 耳袋秘帳第三弾。

  • 耳袋の根岸肥前守を主人公に据えたシリーズ。南町奉行。

    一冊で一つの話だけどちょこちょこ耳袋を織り交ぜた(関連してるけど)余所の話が入ってくるせいかなんとなく短編ぽくもある。

    終わり方微妙だったなあ。あっけないというか。

  • 07年3刷本

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

風野真知雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×