封印作品の謎―ウルトラセブンからブラック・ジャックまで (だいわ文庫) (だいわ文庫 F 66-1)

著者 :
  • 大和書房
3.45
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本棚登録 : 151
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479300991

作品紹介・あらすじ

『ウルトラセブン』『怪奇大作戦』『ノストラダムスの大予言』『ブラック・ジャック』『O‐157予防ゲーム』これらの作品は、なぜ、どう禁じられたのか。粘り強い取材で意外な真相を明らかにする新世代ルポルタージュ。

感想・レビュー・書評

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  • 面白くて一気読み。
    ウルトラセブンの12話の話がこれだけ表だって書かれているものを読んだのは初めてだ。
    ブラックジャックの未収録作品があるというのも聞いてはいたが、内容(もちろんそれが未収録になっている事情も)をまったく知らなかったので、興味深かった。
    それにしても、取材しづらい内容をよく調べたものだと思う。

  • テレビ番組や漫画で一度は放映あるいは、出版されたのに、今となっては公開されない作品がある。それらの謎について調べたのが本書。今また見たいものとしては、ウルトラセブンの12話と、映画ノストラダムスの大予言かなぁ。

  •  差別をテーマに何か書くのならば必読の一冊だと思う。水夏と行政をめぐるAV女優への扱いとか、作品を取り扱う大きな組織と抗議団体の「どうしようもなさ」が書かれつくしている。脱帽。あと、水夏に素で感動して、取材とか忘れて熱中しているところが面白かった。
     全章にわたり、推理サスペンスドキュメント(!?)を読んでいるようで、夢中になって一気だった。
     個人的に好きなのは「萌える行政」だ。ものすごくやるせなくなる。オタク文化と政治が結びつくとほんとろくな事にならんと思うのだが……だが、フェイトとかエロゲーなのだが、普通にいろんな自治体か何かのポスターに使われてるなぁ。あれは知らないからなのだろうか、それとも、わかったうえか。
     グリフォンの社長の行方も気になる……とか言ってると消されそうで怖い。

  • ひとたびは世に出ながら、さまざまな事情で再放送・再上演・ソフト化などが不可能になった作品群について、初出ののちに「いつ」「何が」起こってお蔵入りとなるに至ったか、その経緯を追ったドキュメント。
    個人的に「封印という事象」(「何らかの封印作品」ではない)に関わりを持ったこともあるという著者が、取材・執筆時間の捻出のため職をなげうって書き上げたという本書は、それにふさわしい緻密さと情熱をあわせ持つ。
    とかく話題が微妙な領域に逸れがちなテーマだが、著者の姿勢が封印作品の謎探究に一貫しているため、本書の内容にもブレがない。一級の推理小説にも似た読後感を持つ快作である。
    続編が複数出ているようだが、このスタンスを保っていてほしいものだ。

    2011/10/4読了

  • -108

  • 207ページにブラックジャック封印作品の一覧があります

  • なにをもって別け隔てをするんだろう。

  • 当時、特撮ヲタになりたくて、セブン12話封印の件を詳しく解説してる
    文献を探してたらぶち当たった一冊。
    この方の、取材に対する恐ろしいまでの熱情には感銘を受けるし、世の中のタブーを暴こうとしてるあたり、ある意味インモラルなのに姿勢が何故かどこまでも紳士的なとこがものすごく気に入った!

  • 曖昧なままに終わっている部分もあるが、会社を辞めてまで
    真相を追い求める作者の姿勢に脱帽。
    サブカル好きな方々にとってはオススメの一冊。

  • テレビ、コミック、映画と何らかの事情で、一度は公開されながら封印された作品について、その理由を追求したルポ。臭いものに蓋という体質がよくわかる。何よりとことん追求しようという著者の姿勢に感心する。個人的なことですが、封印前のブラックジャック4巻、持っています。

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