脳内出血 (だいわ文庫) (だいわ文庫 I 118-1)

著者 :
  • 大和書房
3.01
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479302049

感想・レビュー・書評

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  • 推理ものは、本当に久しぶりだったので、素直に楽しめた。
    最後は同じネタでやりすぎやろ(しかも終わり方が極めてラノベ的。うーん。。。)、とは思ったが、最初の方は完全に先入観で騙された。よるある手口?なのかもしれないけど、読者の先入観を操るところは面白いと思った。
    文章の繋がり方があまり私の好む作者さんにはない描き方。続きもののドラマを見ているよう。

    そこが主テーマなのか不明(たぶん違う気がする。)が、個人的に読み終えた感想は、
    『純粋であるということの罪』

    とは思ったが、たぶん深く考えずミステリーとして楽しむ本なんやろな。これは。

  • 捏造。
    そこまでしても自分の立場を上げたいものか。
    嘘ってどこからかバレると思うけどなぁ。

  • 論文捏造と殺人を組み合わせ、最後のおちまできまっている、がちょっとやりすぎかな。

  • 学会前夜、会場そばの都内ホテルで発見された身元不明の女性の遺体の謎。世界的科学雑誌に投稿された遺伝子研究論文捏造疑惑。

    ちょうど医学機器に関する勉強で「現在は研究結果を分かりやすくするための画像処理が行われることもある」という内容をやった後だったので、論文捏造疑惑が「画像やデータが美しすぎる」ことから明るみになるあたりが、ああこういうことかー、感があった。
    STAP細胞問題よりも前にこのテーマで描かれているのは医療関係者ならではの着眼点。

    島田太郎のキャラが、もう少し深みがあったほうが魅力が感じられて良かったと思う、というか登場人物全般の思考や言動が浅すぎて読んでてアレ

  • ホテルで発見された女性の変死体、若手医師による科学誌掲載論文の捏造疑惑、マウスを使った教授達の研究、容疑者と弁護士や検事、が入り組む。程好い専門性で厚さも全く負担にならずに読み進めた。性別どころか存在すら認識出来ていなかった警部のおまけのラブコメが意外で、でもせっかくだからもっと見たかった気もした。

  • 東京近郊のホテルで女性の変死体が発見されたが、身元に関する手がかりは何一つ出てこない。同じ頃、都内のホテルで開催された日本代謝病遺伝子学会では、国立O大学大学院に所属する二十八歳の医師が注目を集めていた。世界最高峰の科学誌に若くして論文が掲載されたのだ。ところが、その論文に捏造疑惑が持ち上がるー。

  • 長めでしたが、なかなか楽しめました。途中すぐに島田が真犯人ではないのは分かったり、USOP10は逆から読むんだろうな、とか分かりましたが、真犯人に到達する過程はなかなかじっくりと書かれていて満足しました。

  • 難しそうなタイトルだったが無事読了。著者がお医者さんとのことで信じきって読めました。お医者さんが書く小説には、濃厚な男女のまぐわいシーンがつきものなんですかね。

  • 普通に面白かったミステリーです。
    思わぬ最後のどんでん返しに
    「お前もかーーー!!」
    ってビックリしたけど、こういう小説ならではのトリックは今じゃ新しくないよねぇ。
    読んでて犯人も前半でわかっちゃったし、一番の容疑者が犯人じゃないってこともバレバレなのに、何故かスイスイ読めた。
    科学者のこういう世界は身近にないので楽しめたのかな。
    登場してくる科学者みんないい加減だよなー。
    科学に入れ込んでもちゃんとしない実験結果がでなかったり、目的とは違う結果で実用されるような結果がでちゃったりと、科学ってミステリーだなぁと思った。

  • 捏造問題でstap細胞もこんなのだったのかな~とか色々考えてしまった。現役医師にしか書けないであろう内容で馴染みのない言葉なんかも多かった。ラストで『えっ?そうだったんだ!』と思わされたけど…登場人物が多くてややこしかった。登場人物の名前と立ち位置の一覧があればわかりやすかっただろうな~。微妙に殺人なのか捏造なのかまとまりがなかった気がした。

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