自信をつける心理学 (だいわ文庫) (だいわ文庫 B 29-5)

著者 :
  • 大和書房
3.33
  • (3)
  • (3)
  • (7)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 68
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479302537

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • パーソナリティの成熟方法をもっと詳しく。

  • イソップ物語の「ウサギとカメ」は、コツコツやれば報われるという教訓ではない、という指摘が目からウロコでした。

    自分をバカにする人に向かってわざわざ自分の価値を証明するべく、間違った所(カメが本来生きる所ではない、山の頂上)を目指して頑張ることは、不安や葛藤による誤った選択であり、せっかく具わっている自分自身の能力を発揮せずに、わざわざ悩みを作り出しているようなものであるから、そのように生きるべきではない、という教訓が一つ目。そして、二つ目は、ウサギのように、他者との比較によってしか自分の価値を確認できないような生き方はするな、というもので、ウサギは足の遅いカメを軽蔑することで自分を救おうとしているものの、逆にそうすることによって悩みの多い生き方へと自分を導くことになるとのこと。なるほどなぁと思いました。

  • なるほど、と思うことも私の思考の癖も書いてあって正しいことを言っていると思った。でも、劣等感にももっと色々種類があるんじゃないのかな。私の「他人に劣っていると感じる意識」は劣等感だけが原因じゃないと思う。まあ、そのなかの一つであることには間違いなくて、それを多少は軽減させることが書いてあったと思う。ぶっちゃけ、劣等感を無くすにはどうするか具体的な行動療法を期待してたので最後はちょっと拍子抜けというか…まあそんなに簡単にいくわけないし。良い本でした。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1938年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科を修了。元ハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員。現在、早稲田大学名誉教授。
主な著書に、『自分の心に気づく言葉』『心を安定させる言葉』(以上、PHPエディターズ・グループ)、『心の休ませ方』『自分のうけいれ方』『不安のしずめ方』『自分に気づく心理学』『やさしい人』『絶望から抜け出す心理学』(以上、PHP研究所)、『なぜ、あの人は自分のことしか考えられないのか』(三笠書房)、『心と体をすり減らさないためのストレス・マネジメント』(大和書房)などがある。

「2023年 『ブレない心のつくり方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加藤諦三の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×