孤独と不安のレッスン (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479303251

感想・レビュー・書評

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  • 後ろ向きの不安と前向きの不安,ニセモノの孤独と本当の孤独を対比し,人としての成長をもたらす後者に触れる・曝される環境や心構えを持つようにすることを勧めている.生きていく以上不安や孤独は絶えないものであり,そういった状況の中で,ありたい自分像だけを膨張させて,ただ前進しないまま悩み続けたり,依存関係やインターネット上の関係,新興宗教といった手っ取り早い解消にすがりつこうとしたりするのではなく,自分個人として今何ができるのか,今何をしたいと思っているのか,徹底して向き合うことが必要であるとする.ただそればかりではなく,不安や予想される悪い結果への可能性は所与のものとして割り切って考え,ひとまずやってみるという態度をとることも必要と説いている.今の私の場合は状況だけで見ると比較的孤独な状態ではあるが,ここでいう本物の孤独下にあるかはやや微妙だなと思った.ただ,どちらかというと考えるために一人になるよりは,まずやってみるという方に進んだほうが,少なくとも今の自分にとっては適切に思えた.

  •  学校で、大人が「友だちを大切に」とか「一人はみんなのためにみんなは一人のために」とかいうとき、その生徒一人一人のために言ってる言葉なんかじゃなくて、クラスとしてのまとまりを作ることで、管理しやすくするためじゃん、と感じることが多い。
     いつも一人でいることより、いつも誰かと一緒にいることしかできないほうが、ずっと苦しい。
     一人でいることのしなやかな強さと、背中合わせの孤独を知っている人が、それを言語化してくれてる本。
     一人でリラックスできる自分でいたいと思っていて、それでも張り付いた不安にまとわりつかれるときに、つっかえ棒になってくれるような本。

    • ロニコさん
      中学の国語の教科書に、読書の世界を広げる本として紹介されています。どんな本なのだろうかと思っていたので、参考になりました。
      2018/05/19
  • 本屋で偶然見つけて購入した本。
    良い本に巡り会えて良かった。
    もっと若いうちにこの本に出会いたかった。
    とても大事な事が分かりやすく書かれてます。

    著者ならではの視点、なるほどそうだったのか!
    と思わされる所が多く、とてもすとんと腑に落ちました。

    そーいえば、子供が学校行きだしたら、友達出来た?って何も考えずに子供に聞いてたよな。。
    反省

    著者の本は初めて読みましたが、他の作品も読んでみようと思います。

    この本は子供にも読ませようと思いました。
    今苦しんでいる人は是非読んで下さい。おススメです。

  • 他人と他者を巡る葛藤すごくよくわかった。

  • 2回読んだ。役に立った。面白かった。鴻上尚史さんの他の本も読んでみたい。

  • 昨年2015年に舞台「ベターハーフ」の千秋楽を観に行き、ロビーで鴻上さんにお会いして握手していただいた後に買ったサイン本。孤独や不安を持っていたわけでもなく、むしろひとり〇〇できる方だけど(舞台も1人で観に行った)、手にしたのがこの本だった。作者曰く、「本物の孤独」と「ニセモノの孤独」、「前向きの不安」と「後ろ向きの不安」があるという。私の心に一番響いたのは「自分の想像力が自分を一番傷つける」の章。まだまだ未熟な人間だから、時々苦しくなるけど、"死なないように"このまま生きていきたい。またいつか読む。

  • ひとり暮らし、ふとした瞬間にテレビや携帯に頼ってしまう。

    ごまかすのではなく自分のために時間を使うということの大切さをくれました。

  • 鴻上尚史(こうかみしょうじ)の行き方エッセイ。中高生に孤独のすすめを語る。無理して群れることはないのだよ、孤独の時間は人を成長させるのだから。大人にとっても子供への助言や自分の子離れに、ためになる本だと思う。おすすめ。

  • 「書店員X」で、作者がしきりにあげていた本。

    孤独に対して、不安に対して、興味がある時期に「書店員X」を読んだので、気になって借りてみた。

    筆者が大学で授業をしているせいもあるが、この本は、20代前半を想定したものだと思う。
    ただ、この本にたどり着くその年代は、どれだけいるのだろうか?という気はした。
    この本にたどり着くには、孤独を感じ、不安を感じ、それがなんなのか?を考えている人でなくてはならないと思う。
    だから、群を楽しむ年代のどれだけの人が、この本にたどり着くのかな?と思ったのだ。

    その年代から言えば、自分は遥かに遅い読者だ。
    内容は、新し目ではないが、書き方がうまいと感じた。
    わかりやすく噛み砕いているので、スルッとはいりやすい。

    仲間外れになること。
    それが嫌だと感じているのは、自分が、「1人は淋しい」「1人は恥ずかしい」「周りに好かれていないんだーと周りに思われたくない」と、自分が思っているから。。
    それは、以前から分かっているんだけど、意識改革がなかなかうまくいかないのが現実。。
    まあ、ゆっくりゆっくり、やっていきましょ。


    『「ありたい自分」は「今ある自分」のほんのすこし上がいい位置』←これが大の苦手だ。

    『「後ろ向きな不安」はありもしない「絶対の保証」を欲しがる』
    『「前向きな不安」は自分を進歩させるエネルギーになる』

    『「悩む」とただ時間は消えていく。「考える」は時間をかければ何かが残る』
    『トラベルは対処できるが、不安はやるべきことがわからないもの』

    『「一人が哀しい」と他人を求めているのが「ニセモノの孤独」』

  • 序盤はひとりだからってそんな悩む人いるのかって自分にとっては驚いたほどの内容。
    ずっと不安はあってみんなそうって改めて確認できたのは軽くなった。

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