遺伝子が明かす脳と心のからくり (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479303282

感想・レビュー・書評

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  • 尿酸の話は面白かった。

  • 『心の病気と分子生物学』  サミュエル H.バロンデス

    境界領域知能の家系ってあるのかな。カウンセラーは母と弟の障害は遺伝だって言ってた。自閉症の遺伝子を持つ家系はもう発見されているそうだ。ADHDの原因は、遺伝より生まれるとき未熟児だったとか、無酸素状態だったとかの、後天的な原因が多いんだそうだ。後天的の発達障害は改善する可能性はあるの?

    境界領域知能って、ほんとに中途半端だ。情報も少ない。

    今後もっと遺伝解析が進めばいい。

    遺伝子は全部で25000個。そのうち、行動のパターンを決めているのは100個。

    遺伝子が規定する人間の行動パターンの分類は二通りある。

    ①クロニンジャー
    ・ノベルティー・シーキング 新奇探求行動
       新しいものがあるとすぐにそれをやりたがる。
    ・ハーム・アボイダンス 損害回避
       いやなことを回避する。神経質の指標。
    ・リワード・ディペンデンス 報酬応答行動
    ・パーシステンス 固執

    ②コスタ、マックレー NEO
    ・神経質 ニューロティシズム
    ・外向性 エキストラバーシャン
    ・開拓性 オープンネス
    ・愛想(社交性) アグリアブルネス
    ・誠実さ コンシエンシャスネス

  • 脳内では、考えた事が無かったいろんなものが飛び交って、いろんなことが起こっているんだと、ぼんやりと分かった。
    二度か三度読めば、もう少し理解できるかも!

    と、期待。

  • セロトニンやドーパミンが脳の中でどのように作用しているのか、またうつ病や統合失調症の薬はどのように作用して治療がなされているかがわかりやすく書かれていた。

    不安とは何か
    ↓ ・何度も同じ考えが頭から離れない状態
    ↓ ・普通は嫌なことがあるとすぐあきらめたり、すぐ忘れる

    ★神経伝達が止まっていない状態
    GABAの働きを助け、神経伝達を止めるジアゼパムという薬が効く
    などなど

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著者プロフィール

石浦 章一(いしうら・しょういち):1950年石川県生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業、東京大学理学系大学院修了。理学博士。国立精神・神経センター神経研究所、東京大学分子細胞生物学研究所助教授、東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、東京大学名誉教授。新潟医療福祉大学特任教授、京都先端科学大学特任教授、同志社大学客員教授。専門は分子認知科学、分子生物学、生化学。難病の解明をライフワークに、遺伝性神経疾患の分子細胞生物学研究をおこなっている。著書に『理数探究の考え方』(ちくま新書)、『小説みたいに楽しく読める生命科学講義』『遺伝子が明かす脳と心のからくり―東京大学超人気講義録』(羊土社)、『運動・からだ図解 脳・神経のしくみ』(マイナビ出版)、『タンパク質はすごい! ―心と体の健康をつくるタンパク質の秘密』(技術評論社)、『王家の遺伝子―DNAが解き明かした世界史の謎』(講談社ブルーバックス)ほか、多数。

「2024年 『70歳までに脳とからだを健康にする科学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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