精神科医が教える50歳からの人生を楽しむ老後術 (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
3.16
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本棚登録 : 169
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479303404

作品紹介・あらすじ

いくつになっても若さを感じる人の秘訣がここにある。心から満足できる人生がやってくるヒント満載。中高年世代のための生き方の処方箋。

感想・レビュー・書評

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  • 自分で自分を楽しませる事が出来るようにしておく事が、大事。
    人と関わる事も、1人の時間も楽しめるように、今から準備しておこうと思った。
    あまり、高みを望まず、楽しめるかが1番で
    結果では無いという事かなと。
    腹式呼吸と、エンディングノートはやってみようと思った。

  • まだ二人の娘の成長を見届けるまでは必死で働く必要があると思っていますが、年月は有無を言わさず過ぎ去っていきます。しかし、あと10年もすれば私を取り巻く環境は今とは異なるものになっていることは間違いなく、使いたくない言葉ですが、この本のテーマである「老後」について考える必要があると思います。

    この本は老後(引退する60プラスアルファ歳)に備えて、50歳から考える、人生を楽しむための老後術として、人付き合い、趣味・勉強などへの取り組み方、食べ方等は、現役や学生時代と異なる姿勢の方が幸せに暮らせそうで、そのためのポイントが示されています。

    私の時代には、父親の世代とは異なって仕事をしている時期が長いとは思いますが、仕事から離れる直前に慌てることなく今から少しずつ準備をしていきたいと感じました。

    以下は気になったポイントです。

    ・楽しい老後と侘しい老後を分けるのは、生活条件や環境よりも、考え方・モノのとらえ方など、心の生活習慣の違いにある(p4)

    ・50歳ころから、つまり人生の折り返し地点を回った頃から、だんだんに価値観を切り替えていく必要がある。自分らしい老後の行きかたのイメージングをはじめ、その方向に向かって助走する(p18)

    ・自分を好きになるコツは、朝起きたときと、夜寝る前に盛大に自分をほめてあげることを日課にする(p41)

    ・一日一発見=新しいことやものとの出会いを、目標にする(p43)

    ・月日の流れが加速する現象を多少なりとも食い止めたいのであれば、一日一日の密度を高めること(p45)

    ・日記の初めの一行に「今日もいい一日だった」と書いてしまうこと(p48)

    ・老後も続けられる趣味を、いまから始める。年をとると忍耐力や頑張る持続力がだんだん弱ってくる。基礎力は若いうちに始めてつけておく(p69)

    ・習い事をすると得られるものとして、電車にのっての外出は改まった気分になる、暮らしにリズムが生まれる、である(p75)

    ・富嶽36景と撮影したり、東海道53次を撮影するもの面白い(p92)

    ・友達を増やすなら、近所づきあいのみならず、学生時代など、昔の友達を復活させるのも一案(p110)

    ・苦手な人とつきあうときは、できるだけ1対1でなく、共通の友達を介在させる(p114)

    ・人付き合いをうまくするには、まず、一人で行動できること(p117)

    ・家のなかが片付いているかどうかは、心もすっきり整理され、安定しているかどうかを示す目安(p136)

    ・収納はスペースの8割を目安にする、床の上など、歩くところにおいてあるものを極力ゼロにする(p140)

    ・自分を楽しく、心地よくするための買い物やお金は、他を少々削っても積極的に使うべき(p155)

    ・依存症にならないためには、同じところに二日続けていかない、いっても使うお金の上限を決める(p162)

    ・正常体重を維持することに成功した女性は、平均的に一日あたり60分の適度な運動をしていた(p178)

    ・食生活は「マゴワヤサシイ」にする。マ:豆類(納豆、豆腐、枝豆、きなこ)、ゴ(ゴマ等の植物性油脂)、ワ:わかめ等の海藻類、ヤ:野菜(煮たり、蒸したり)、サ:魚(いわし、さんま、あじ等の青物)、シ:きのこ類(シメジ、エリンギなど)、イ:イモ類(p186)

    ・エンディングノートに書く内容は、自分史・所有財産一覧・万一の場合の希望・葬儀やお墓の希望(p213)

    ・寝る前に、明日やることを、一つでいいから決めておく、これが毎日にスパイスを与える方法(p232)

    2014年10月25日作成

    • satomin1011さん
      朝起きた時と寝る前に自分を盛大にほめる…やってみます(^-^)
      朝起きた時と寝る前に自分を盛大にほめる…やってみます(^-^)
      2014/10/26
  • お金も健康も普段からできるだけのことをして、あとは天任せ。というのも大事な生き方の知恵。
    50歳前後になったら、具体的な老後のイメージを描き始める(のんびり。や何か生きがいというイメージからの脱却)。
    日常を面白がることで心の柔軟性を保つ。
    ユーモアのセンスを磨く。
    生きがいで、自分を追い込まない。
    ささやかな喜びを大切にする。
    とことん自分を好きになる。起床時、就寝時、盛大に自分をほめることから始める。
    一日一発見で老化を止める。
    生きてるだけで丸儲け。些細な幸せを感じる。

    老後も続けられる趣味を今から始める。
    始めることさえ忘れなければ、人はいつまでも若くある。哲学者マルチン=ブーバーの言葉。
    若い頃に好きだったことを思い出すのも一つの手法。
    誘われたら断らずに乗ってみる。
    資格取得は目標を立て、課題に取り組む。という点で良い。

    昔は。ということを持ち出さない。

    人と比べない。これは大学生の時に先生から聞いた話と同じ。
    人の良いところを探す癖にすると人を嫌いにならない。
    苦手な人と付き合うには出来るだけ一対一で会わないようにする。また人との距離感を大切にする。
    基本は一人で楽しめる人になる。
    相手を主役にして付き合う。そのコツは聞き上手になること。相手の話したことだけを話題にする。

    感謝の言葉とほめ言葉を忘れない。特に夫婦の間。

    困った時は素直に助けを求める。

    整理が出来なくなったらボケがうつを疑う。
    人生の節目には大掃除をする。ものを手放すことは修行の一つ。
    少々の資産を残すことは、かえって争いのタネを残す。自分が楽しむためにお金を使う。

  • 斬新な記載はないが、現状を楽しむ考え方やちょっとした将来への準備や心構えは参考にしたい。健康維持の為の食事への意識付け”マゴワヤサシイ”はお気に入り。

  • ●内容が完全に老後の生き方に偏っており、残念と思っていたが、読了後見返してみると、今の生活にも取り入れられる事もあり、評価を★2→★3へ変えた。

  • やはり老後好き…かな。

  • 老後に必要なもの。
    ユーモアのセンス。ちょっとした会話にもツッコミを入れて笑いのとれる高齢者になりたい。
    些細なことにも感動出来る、素直なこころ。
    人と比べない気持ち。
    いまの自分が幸せと思う、欲張らない気持ち。
    周りのことにありがとうと言える感謝の気持ち。
    そして、変化のない日々を、今日も1日いい日だったと記す日記。
    老後の準備にそろそろ入ろうか…

  • この秋に49歳になるので、そろそろ50代に向かって生活ぶりやら考え方なりを見直してみようと思ったときに見つけた本

    するすると読み進むことができました。

    なるほどなぁと、思うことがいくつかあったので少しずつ取り入れてみたいと思いました。

  • 本屋に寄ったら平積みされていて、思わず買ってしまった。ダヨネ〜(^O^)/と思いながら一気に読んだ。
    印象に残るフレーズは下記。
    1老入れ
    2

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著者プロフィール

1952年山梨県生まれ。保坂サイコオンコロジー・クリニック院長。
聖路加国際病院 診療教育アドバイザー。
慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科入局。1990年より2年間、米国カリフォルニア大学へ留学。東海大学医学部教授を経て、聖路加国際病院リエゾンセンター長、精神腫瘍科部長、聖路加国際大学臨床教授を歴任。
がん患者とその家族のメンタルケアを専門とするサイコオンコロジー(精神腫瘍学)の日本での第一人者。クリニックでは薬物療法のほか、個人カウンセリング、家族・グループ療法、イメージ療法、マインドフルネス瞑想などの治療法に積極的に取り組んでいる。

「2019年 『がん患者さんのためのマインドフルネス瞑想法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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