文系ビジネスマンでもわかる数字力の教科書: 当たり前なのに3%の人しかやってない仕事の数字をつかむ術 (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479304111

感想・レビュー・書評

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  • 再々追試で6点を取るという惨憺たる結果を叩き出したことのある私にとって、数学と言えば苦手意識しかありませんでした。いやだって、6点ですよ6点…友達とおそろいで取りましたからね、6点…(恐怖体験)。

    でも、いざバイトをしたり営業をして行く中で、実際に使う数字が意外に身近で簡単なことに気付いて拍子抜けしたり、小説の題材として数字が取り上げられてるのを心地よく読んだりと、何だ意外に数字って取っ付きやすいかもな〜と思い始めてはや幾年。
    それでもやっぱり、苦手意識意識はなかなか抜けません。ということで、【文系でもわかる】の煽りの付いた今作を手にとったのでした。

    メモるのだよ( ^ω^ )φかきかき

    ◉第一章…仕事の全てを数字で考える!
    ・定性的な説明は客観性に欠ける!議論の立脚点になる数字を用いて、定量的な説明を心がけよう!
    ・目的達成の為には具体的な数値目標を掲げよう!現状と目標のギャップをしっかり数値で分析すれば、やるべきことが見えてくる!

    第二章…会社の数字をざっくり掴む!
    ・大きな数字はブレイクダウン(分けて考える)!→売り上げを見る時のポイントは、フロー収入とストック収入に分けること。ex.グリーの課金システムとmixiの広告収入。

    ・利益最大化の方法は、売り上げを増やすか費用を減らすかの二つしかない。これらをイシューツリーに落とし込んで行く中で、取り組んでいる課題が全体のどの位置づけにあるか確認できる。会社の数字を見る時には、ツリーの頂点に利益を置き、二階層目には売上と費用を置く。

    ・総売上は一人当たりの数字に分けた方が実感を持って理解しやすい。

    ・数字は分けて比べることで、初めて活用できる。

    ・大まかな基準の数字を持っておこう。

    ◉第四章…数字の魔力を使いこなす
    ・モンティ・ホール問題
    ・50人に1人無料は、サービス提供側からすると2%の割引と同等。
    ・無料で買える携帯電話は、ストックで稼いでいる。
    ・統計資料は前提を疑え。
    ・人は割安なものではなく、割安感のあるものに惹かれる。

    ◉第四章…発想を変える9つの法則
    ・メラビアンの法則…7:38:55
    →言語情報:聴覚情報:視覚情報

    ・パレートの法則…80:20
    ・ランチェスターの法則…戦略考案の際には狙うシェアの%を念頭に。
    ・ハインリッヒの法則…1:29:300
    ・1:5の法則…新規顧客に販売するコストは既存顧客に販売するコストの5倍かかる。
    ・5:25の法則…顧客離れを5%改善すれば利益が25%改善される。

    第五章…すべての判断を合理化する
    ・客観的な観点から見て合理的だと思える意思決定をする基準を持とう。そのためには前提となる要素を確認し、他の選択肢をゼロベースで検討し、意思決定の材料を定量的に示すことが重要。

  • 収入をフローストックに分けて考える;前者は派手だけれども不安定な収入、一時的な儲け 後者は地味だけれども安定的、継続的な儲け

    累計の数字は規模を大きく見せたいときに使われるシリーズ累計00万部突破など

    売りたい商品の1ランク上ランク下の商品を作れば人は真ん中の商品を選ぶ=売りたい商品が売れる

    正しい意思決定のために;将来入ってくるキャッシュは時間で割引く必要がある

    一般に社員研修にかかるコストは参加費等の費用よりも社員を拘束することの機会損失の方が大きいと言われている

  • 私、正に文系ビジネスマンな訳ですが、数的根拠のデータ収集が面倒で嫌いなのですが…。

    恥ずかしながら、数字を使って話をすることの重要性&効果、さらに意外と難しくないことを再確認しました。

    明日から、定量的分析のクセをつけるとします!

  • 合理的な判断
    ①前提を再確認する
    ②他の選択肢を検討する
    ③定量的に数字を判断材料とする

  • タイトル通り、理系にしかわからないような数学的要素はない。
    数字を使うことで説得力は増し、ビジネスパーソンとしての付加価値が上がる。
    とにかく数字を使って物事を考えることを実践していくことが重要。

  • ○元国税庁職員(マルサ)、現、経営コンサルタントの著作。
    ○会議等のプレゼンや意思決定における数字(エビデンス)の重要性について著述。
    ○いわゆるビジネススキルとしての数字の使い方については、読む意味はあるかと思うが、経済理論の独自解釈の部分など、少し不明なところもあった。
    ○この本はそれほどでもないが、著作が多いようなので、他も見てみたい。

  • 数字に強くなった方が仕事上良い事がありそうだと思って購入したが、この本の理由付けは正しいとは思えない。
    例えば、豪華商品がもらえるドアを選ぶために途中で選択をし直した方が良いかという問題は、残ってるドアの集合の確率が高いことをもって、選択をし直した方が得だと言う。
    本代は無駄な支出だったと後悔した。

  • これはいい。

    「数字でとらえる」方法と効果が分かりやく解説されており、すぐに使える。
    おすすめ。

  • 2013/4/12

  • 数字=エビデンス。
    感情だけでは上の人が動かんことはよく分かった。
    つか、俺自身が数字を求めてしまうようになっとる。

    エビデンスだけじゃなくて、感情も時には必要やと思うけど、やっぱり大きなものになればなるほどエビデンスが欲しくなるんよねー。

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著者プロフィール

久保憂希也(くぼ・ゆきや)
株式会社KACHIEL代表取締役社長
1977年、和歌山県和歌山市生まれ。1995年、慶應義塾大学経済学部入学。2001年、国税専門官第31期として東京国税局に入局。飲食店・医療業・士業・ 芸能人・風俗等の税務調査や、外国人課税事務、確定申告関連事務を担当。 2005年、東証一部上場企業に入社。新規事業・経営企画・事業戦略・M&A・事業提携を担当。在籍した4年弱の間に13のプロジェクトを成し遂げる。2007年、会社全体の営業利益の3分の1(約63億円)を計上する子会社の取締役に就任。グループ全体26社・3,000人の部下を統率する。2008年に独立し、経営全般に関するコンサルティング事業を行う株式会社InspireConsultingを設立。2016年、株式会社KACHIELの代表取締役社長に就任。
著書に『「数字」で考えれば、仕事の9割はうまくいく』(KADOKAWA)、『経理以外の人のための 日本一やさしくて使える会計の本』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。

「2022年 『数字が苦手な人のためのいまさら聞けない「数字の読み方」超基本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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