- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479304241
作品紹介・あらすじ
東大在学中に司法試験に合格し、ハーバード大学経営大学院を上位5%の成績で卒業。若手ビジネスリーダーとして世界的に注目される著者による「社会人として必要な勉強力を鍛える方法」。「一口大」にすれば大きな問題にも応用できる、頭に入れた知識や情報は一度「忘れる」、まずは「勝てそうなところ」で勝負する、目の前にあることを、即座に全力でやる…仕事も勉強も、楽しみながらどんどんできるようになる秘訣。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
勉強だけでなく、広く、学ぶことについての方法論。
最初はゆっくり、頑張りすぎない。そこでしっかりと準備をしていく。
そして、後半倍速的に追い抜いていく。
今は分からないことも多くて苦しくても、
準備に力を入れればその後巻き返せることを知っていることがまず大事だと思った。
未来の自分をいかに信じられるか。
全体を俯瞰する→目次に目を通す。 -
[2014.08読み終わり]本は読むタイミングが本当に大事だという事が分かった一冊。一回目は会社の昇格試験の前に読んで正直内容が理解出来なかったのですが、二回目昇格試験の後に改めて読んでみたら…勉強や仕事だけではなく人生全般の役に立つ内容だとやっと理解出来ました。
-
著者は、東京大学法学部在学中に司法試験に合格。ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、ハーバード大学経営大学院に留学。帰国後、ライフネット生命保険設立に参画し、現在同社代表取締役副社長を務めている。
著書に「入社1年目の教科書」「入社10年目の羅針盤」等多数。
現役で東大法学部に進み、在学中に司法試験に合格。
卒業後はBCGに入社。その後投資ファンドを経て、ハーバード・ビジネススクールへ留学。等々華々しい経歴を持つ著者。
しかし、毎日机に座ってストイックに勉強するのでは得意ではないという。
むしろ本来は面倒くさがり屋で、根気もない。気分が乗らないと続けられないし、辛抱強く時間をかけてコツコツ積み上げていくのも苦手という著者。
しかし、結果として大きく私たちと違っているそんな彼の勉強力の基本であり秘密が以下の7章に凝縮されている。
①全体を眺めて構造を見切る
②実践を通して肌感覚を身につける
③対象から離れて助走をとる
④一転突破で強みを活かす
⑤「借りる力」を身につける
⑥直感に従って決断する
⑦対立する概念を受け入れる
普通の人と同じようにコツコツ積み上げるのが苦手という著者。しかし、結果として表れていることは普通ではない。
何が違うのか。
本書に書かれていることは、誰もができることであるがやりきることができる人間は限られている。
しかし、それをやりきるかどうかは自分次第。
惜しみなくそんな秘密をさらりと紹介してくれる著者に感謝。天才でさえこんな苦労しているのであればなおさら自分は頑張らなければならない。
そんな前向きな気持ちにさせてくれる一冊。 -
全体を眺めて構造を見切る
とりあえず最後までやってみる
実践を通して肌感覚を身につける
細部に目を向ける
できる人は作業を切り分けるのがうまい
対象から離れて助走をとる
いったん意識の外にやる
気分が乗らない時は対象から離れる。やる気が回復したらすぐに気分転換を中止する。
こどものころ、体裁や利害など深く考えずに自然に振る舞っていた姿こそ自分の本質。
自分の意見に反対されると、ときに人格を否定されたような気持ちになることがあるが、その意見について反対しているだけ。
直感を無視すると後で反動やひずみとなって自分に返ってくる。
どんなに優秀で冷静な人でも、ふとした瞬間に感情に支配されることがある。 -
当たり前かな?と思うことが多かったです。
著者の『入社1年目の教科書』の方が、得るものが多かったです。 -
【読書その35】若手ビジネスリーダーとして非常に注目されているライフネット生命副社長の岩瀬大輔氏の著書。自分自身、「社会人1年目の教科書」等の著書を通じて非常に尊敬している。ここ最近読んだ本の中でも1,2を争うくらい勉強になった本。
この4月で私も社会人9年目を迎えるが、日々仕事で抱える問題に対処するには本当に勉強が必要であると痛感している。社会人としての勉強をいかに効率的・効果的に進めるのかは自分の大きなテーマ。
この本では、岩瀬氏がハーバード大学留学中やこれまでのビジネス経験の中で得られたものを凝縮されており、非常に有益な情報がたくさん詰まっている。
岩瀬氏のいう「構造を見切ること」については、今の仕事をしていても非常に感じること。最初から細かいところ全部詰め切るばかりでなく、全体をとらえ、その中で個々の重要性を掴み、その中で重要な部分に時間を投入すること。
また、「借りること」ついては、非常に自分に求められる能力であるものの、まだまだ足りないものであると感じている。やはり仕事は一人で抱え込んではいけない。仕事は組織でするもの。仕事の本質は目的を達成することであり、そのために組織全体で取り組む必要がある。そのために、上司や部下の力をうまく借りつつ、いかに自分の強みを生かすかを意識するべき。
岩瀬氏は、その「借りる力」は「おもてなし」から始まり、そのポイントは「おもてなしの心を忘れない」ことであるという。これには、非常に共感。つまりは、相手の立場にたって、相手にメリットを感じてもらうこと、それが相手に対する思いやり、「おもてなしの心」になる。
来週以降、この本で得られたこと、特に「借りる力」、「おもてなしの心」についてもっと意識して仕事に邁進したいと思う。 -
どうしてもこの方の本は手にとってしまうのです。
この本で気に入った言葉があります。
世の中には二つの問題しかない。自分が答えを知っている問題か、自分が答えを知らない問題だけだ。
確かにそういえばそうですよね!
なんだ意外と簡単じゃないか!