子どもを伸ばすかわいがり子育て (だいわ文庫)

  • 大和書房 (2013年10月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784479304494

みんなの感想まとめ

親が子どもを育てる上で、周囲の人間関係がどれほど重要であるかを深く考察した一冊です。親自身が豊かな人間関係を築くことが、子どもの成長に大きな影響を与えるというメッセージが、優しくわかりやすい言葉で語ら...

感想・レビュー・書評

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  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/658362

  • 子どもは子供の要素を使い切ってからでしか、大人になってはいけない。子供の要素を使い切るために、仲間との遊び以上に意味や効果があるものは、他にありません。

    まずは親といると安心、楽しいという経験が必要。
    親の大事な役割は、子どもに人間関係のモデルを示すこと。
    子どもにとって、遊びは生産的であり、創造的な、発達に不可欠なもの。また道徳性、倫理性を育てるためにも仲間との遊びは不可欠である。
    自分の悲しみを親に十分に思いやってもらってきた子が、人を思いやることができる。
    遊びの中で想像力や創造力を豊かに育ててきた子どもが、他者の苦しみや悲しみを想像することができる。
    子ども時代は、人間関係の量をこなし、多様な友達に出会って、教え、教えられる感動を分かち合う経験が大事。
    他の人の幸福に自分が大きな幸福を感じることができる感性を育てる。人間は、社会や他者に貢献できたときに本当の幸せを実感できる。

  • 親自身の人間関係が子どもにどう影響を与えるか、
    いつも優しく、わかりやすい言葉で語られている本。
    親は親しい人間関係を作る努力を。
    親は育児以外に喜びを持つこと。

    ・子どもが子ども時代に、子どもの要素を使い切るために、仲間との遊び以上に意味や効果があるものは、他にない。遊び以外にまったくないと言い切ってもいい。
    ・子どもにとって、親、教師、その他の大人からあれこれ学ぶこどが、社会的に勤勉に生きていくための基盤になるのではなくて、友達や仲間と相互に教えあい、学びあうことが、その基盤を形成するために不可欠である。
    ・「孤独」と「孤立」の違い。
    ・子どもを育てるとこに、この子は「どういう人たちと、どれくらい豊かな関係を持ちながら日に生きていけるようになるか」ということをしっかり見据えた育児や教育をすること。
    ・自分の子どもが持っていない能力や個性、資質を身に着けている子どもと遊ばせなくてはならない。自分の知らないことを知っている、自分にできないことをできる友達から、何かを得てくることに喜びを感じる子どもに育てなくてはならない。
    ・三間(サンマ)がない。仲間、空間、時間。しかし、与えてみても現代っ子は遊べない。一定の指導とサポートないとできない。今の子どもたちは想像力を失ってしまった。
    ・いい友人というのは、多様な友達に出会って、教え・教えられる感動を分かち合う経験をしたあとにしか得られない。
    ・人と同調して調和して共感して、互いに役に立つ、頼り頼られるという関係の中で何かを行うことができるということが、どんなに人間として精神保健上いいものか。
    ・与えることは学ぶこと。
    ・孤独と孤立の違いは、呼びかけるといつでも反応してくれる友人がいるという安らぎがあるのが孤独、そういう友人を持てないでいる場合は孤立。
    ・人と一緒にいること、人と一緒に何かをすることが、一人ではとうていできない大きな喜び、感動を生み出す。一人ではとうてい体験できないものをあららに体験できるというような喜び、幸福を感じるように育てられたとき、子どもは人とのかかわりを学んでいく。
    ・親は育児以外に喜びを持つこと。

  • 反省させられること多々あり。
    親自身も豊かな人間関係の構築、子供にどんなことを親として求められてるのか考えるなど、努力しなければ、ただでは親になれないっていう、当たり前のことに気付かされる。
    より具体的なことを知りたければ、佐々木先生の 子どもへのまなざし が良し。
    それとはまた別に、本書もよかった。

  • こんな時代だから、多様なコミュニケーションが取れる場を意図的に用意した方がいいという考えに賛同。たっぷり遊ぶ中で友だちといたらこんなに楽しいという経験をたくさんできたらいいね!

  •  夫婦で読もうということで、たまたま目に入った本書を入手。結局は子供の周辺の人物模様が大きく物を言うという、至極当然の結論となる。しかしできてない、環境にいまひとつなっていない。我々が色々考えることになった。子供はまだ物心着く前ではあるが、本が読める程度に成長(小3、4年?)したら、本書を是非読ませたい。どんな感想を持つのだろうか?
     そして、自分は典型的なまともに育ってない(親はそれなりにちゃんとしてたようにも思えるが)子供だった、というとほほな結論も同時に得られた。子供とともに少しずつ成長したく思う所存・・・・・。

  • 夏休み明けに小一の息子の登校拒否騒ぎがやっと落ち着いた頃、本屋でふと目につき手に取りました。著者の佐々木正美先生は「子どもへのまなざし」シリーズでお世話になってますが、他の著書はあんまり読んだことがありませんでした。「子どもは子どもと遊ぶ、つまり友達遊びが不可欠である」、「能力、性格の違う仲間と教え、教えられて学んでいくのがよい」など当たり前ながらとても大切な事に気づくことができました。

    一番印象に残ったのは、サンマ(三間)の部分です。
    時間、空間、仲間、だそうです。これが足りていない、と。今の子ども達は遊びが十分に足りておらず、想像力が欠如しているため、時間、空間、仲間を与えても十分に遊ぶことができないのだそうです。同じようなことを相談した教育アドバイザーの方も話しておられました。自分の子どもに照らし合わせてもうなずける部分もあり、親としても機会ときっかけを用意していかないといけないと感じました。必要な時に必要な本に出会えてよかったです。

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著者プロフィール

児童精神科医。1935年生まれ。新潟大学医学部卒業。ブリティッシュ・コロンビア大学留学後、国立秩父学園、東京大学、東京女子医科大学、ノースカロライナ大学等にて、子どもたちの精神医療に従事する。現在、川崎医療福祉大学特任教授。
日本で初めてTEACCHを紹介し、普及に努める、TEACCH及び自閉症医療の第一人者である。
近著に『子どもへのまなざし』『続 子どもへのまなざし』『完 子どもへのまなざし』(以上 福音館)『「育てにくい子」と感じたときに読む本』(主婦の主社) 『アスペルガーを生きる子どもたちへ』(日本評論社)ほか多数

「2011年 『出会いでつむぐ私の仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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