どんな本でも大量に読める「速読」の本 (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
3.85
  • (27)
  • (42)
  • (28)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 316
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479304807

作品紹介・あらすじ

速読界を席巻した"高速大量回転法"は、フォトリーディングなどの速読に挫折した方はもちろん、速読未経験の方から積読している方まで、さらには読書が苦手な方まで実践できます。「速読って難しそう」「あまり深く読んでなさそう」そんな誤解も今日まで!特別な技術も練習も必要とせず、その割に本の内容を覚えられて深く理解できます!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「当たり前のことしか書いていない」というレビューをよく見る。目次を読む、同じ本を何度も読む、その本に関する知識があるから早く読める…確かに、テレビや本、もしかすると学校や親からも言われたことが書いてあるようにも思える。

    私自身、読む本に関する知識があることの大切さは気づいていた。そもそも、ブクログをつけ始めたのは「古典を読めるようになるため、まずはそれに関する易しい本から読み進め、知識を増やし、登山のように、徐々にステップアップするための記録、応援」ツールとしてだったからだ。

    だけど、まさか速読の本で
    ・次から次へと読みたい本が出て来て追いつかない。読みたい、という思いが冷めないうちに読むにはどうしたらいいか
    ・読みたいと思った本を何年も放置しておくようなことをしないで済むようになるにはどうしたらいいか
    ・読みたい本が難しくて内容が頭に入らない、理解できないときはどうしたらいいか
    など、長年私が本当の付き合いで考えあぐねていた答えが提示されているとは思ってもみなかった。だからこの本は、速読の魔法の杖を期待している人は「当たり前」過ぎる内容にがっかりするかもしれないが、読書体験に不満を持ち、悩み、行き詰まっている人には光明の一冊となるかもしれない。私はこれを読んで、結局、私がしたいことは、「たくさんの本を読む」ことではなく、「いかに本を読みたいと思う自分の気持ちに少しでも答えてあげられるようになるか」ということだと気付いたからだ。

    ただし、この本を読む前に、偶然、この本の内容と同じことを教えてくれたセミナーに参加していた。なので、この本の内容に関するストックがあり、この本が言いたいことがより深く理解できた、ということを種明かししておこうと思う。

  • 速読のハウツー本であるだけ。

    ピクトグラムを用いた図の説明は結構わかりやすい。

    ただ、速読はオススメしない。

    それでも速読を望むなら、オススメ。

  • 最初トータルで流れをつかみ、反復する中で細部を詰めていきましょうという高速大量回転法を提唱する速読本。

    ・良くなかった所
    「どんな本でも」という所が誇大じゃないかなーと。最初から最後までがキレイな流れになってるビジネス書、論文、伝記とか「知」を求める本にはまあ向いてると思う。反面それを意図しない詩集、小説、エッセイとか「情」を楽しむ本でこれをやっても全然楽しくなさそう。そして自分の本棚を見ると「情」の方が多いんだよな、となるのであまり役に立たないかもーと。

    ・よかった所
    速読に憧れてたけど(今も速くたくさん読める人すごいなあと思うけど)、向いてないわーやらないわーと踏ん切りがついた所。あと実務向きの本、ちょっと一度じゃ手に負えなさそうな超大作を読む時に使う、かもしれない。

    ・総評
    受験テクの長文対策みたいだというのが正直な感想。言ってることは間違っちゃいないとは思うけど、読書に求めるものがどうも大筋で違う気がするのでこんな面白くないやり方は多分しないだろうなという気がする。

    あと速く読めるようになれば読書時間が増えるとあるが、1日24時間が48時間になるわけじゃなし、読書のために削った時間の雑務どーすんだとか、それはそれでどうだということがサラっと書いてあって何だかなーと思ってしまったすまん。

  • 2018年4月15日読了
    速読=速読技術×ストック(知識・経験・体験)
    速読のためには、本をたくさん読むことに勝ることなし。

  • 本当に良書です。
    豊かな人生の一助になるというくらい
    僕にとっては一生モノです。
    こんなに価値のある情報を今知ることができて本当に良かった。
    感謝の気持ちでいっぱいです?

    実は僕も「速読幻想」を追いかけていたクチです。
    この本の中に速読に関する全ての答えがあると言っても過言ではありません。これこそ速読です。

    いわゆる速読本での中で
    僕が本当にためになったと思うのは
    本書と苫米地英人さんの「ほんとうに頭がよくなる速読脳のつくり方」の2冊です。

    本を読むのが楽しくて仕方がありません。生まれて初めて本物の知的好奇心を感じているような、そんな気がします。

    宇都雅巳さんの本、これからきっとたくさん読むと思います。楽しみ!

  • 放棄していた速読に関する本。書店で見かけて購入。繰り返し読むことで理解が深まるという前提がある。よく言われる速読の弊害も冷静に書かれているのである意味でフェア。前提になる知識があるから速読できるというある意味で当たり前のことの応用。まず前提になる予備知識を持って雪だるま式に読むということ。そもそも持っていれば早く読めるのは言われなくてもその通りだと思う。これも万能の読書法ではないけれど人文系や学術書、勉強本にはすぐに役立つだろう。小説もミステリーや比喩の多い小説には使いづらいかもしれない。とりあえず把握し繰り返し読んで理解を深めるという方法なので湊かなえ「告白」や推理小説などには向いているとはいえない。が、そういう小説でない場合はこれを使って普通に読むより理解が上がるかもしれない。今の自分の読みも大切にしつつこういう読み方も知っておくことで読書のアクセルを適切に踏めると思う。速読の本ということだが、読むということや重読の意義を再認識できた気がする。

  • 速読の本というより正統派の読書の本という印象。
    ストックが(結果的な)速読を可能にする。

    速読としても今まで読んだ中でも一番納得感あり。

  • 完全に「遅読」の自分。自分なりに速く読みたいという考えはあったが、内容を頭に入れるには、どうしても時間が掛かるもの。というより、本の内容がしっかり頭に残るか。何より消化して、自分の何かに役立てられるようにすることの方に大切なので、「速さ」を気にしたことがなかった。
    もちろん「速読」は、知っているし、テレビとかで紹介されているのを見て感心させられたり、羨んだりはしていた。
    時々、そんな「速読」のスキルというか、秘訣とかの情報を見聞きはしていたが、それなりの「練習」「訓練」がいるもので、その時間があれば本が1冊以上読めるじゃないかと思っていた。
    今回は、気まぐれというか、やっと時間を節約したいと無意識に感じたから手に取ってしまったのかもしれない。
    基本「移動中」「休憩のカフェ」とが自分の読書時間なのだが、いつも通り朝の通勤電車から、この本に取りかかった。ところが、思いの外スルスルと頭に入って来るではないか。加えてページが難なくめくれしまうではないか。
    この本で言うところのストックが自分にあったとでもいうのだろうか?目次、高速大量回転したわけでは無いのだが、兎に角、「知っている内容だから速く読める」という、速読の理屈に納得できた。
    100頁の本を1頁あたり10分掛かって読むと読み終わるまで1000分。1頁あたり5分だと2回読んで、同じ1000分。1頁あたり1分だと10回。
    ところが、「だんだん良くなる法華の太鼓」。同じ事を繰り返すと、加速がつくというのか1回目より2回目、2回目より3回目の方が速くできたり、内容を理解出来たりする。
    その延長が、この本の言う「速読」なのである。
    特別なスキルではない、質より量的な「読み方」の解説が腑に落ちたというところ。
    結局、「遅読」の自分が「速読」の本を1日で読み終えるという「速読」体験をしたのである。

  •  本書の内容はいたってまとも。

     すなわち、「知識」「ストック」なくして速読は不可能である。
     速読は、大量反復、早期反復のための方法論であり、ストック・知識を得るためには情報に繰り返し接するのが最も効果的で、そのための速読でもある。
     これに尽きる。

  • 本書は二つの要素の相乗効果として実現できる速読法を説明している。「わかろうとせず、音にしないで見る」速読技術。そして、「とにかく繰り返し同じ文章を見て内容に関するストックを複利的に蓄える」こと。 従来の速読技術偏重の手法とは一線を画し、「わかったつもり」を避けることができるとしている。 私は本書の手法で、本書を1冊30分で読もうとした。おおまかな論理構成は理解できたが、詳細はわからないところだらけだった。初めてだっただからだろうか?一度は普通に黙読したほうが、整理され、理解できると感じた

全37件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

トレスペクト教育研究所代表。1967年生まれ。東京大学経済学部卒。出版社、コンサルティング会社勤務後、ニューヨーク大学留学(MBA)。外資系銀行を経て、2002年に独立。30年にわたり、心理学や記憶術、速読を実践研究し、脳科学、認知科学の知見も積極的に取り入れた独自のコミュニケーション法・学習法を確立。企業研修やビジネスマン向けの講座・個別指導を行う。専門家サイト・オールアバウト「記憶術」ガイド。主な著書に『絶妙な聞き方』(PHP文庫)、『「1分スピード記憶」勉強法』(三笠書房)、『暗記が苦手な人の3ステップ 記憶勉強術』(実務教育出版)など多数。訳書に『売り込まなくても売れる! 実践編』(J.ワース著 フォレスト出版)、『コーチング・バイブル』(H.キムージーハウス他著 東洋経済新報社 共訳)がある。

「2018年 『自分を変える「脳」の習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

どんな本でも大量に読める「速読」の本 (だいわ文庫)のその他の作品

宇都出雅巳の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
高野 和明
ピエール ルメー...
有効な右矢印 無効な右矢印

どんな本でも大量に読める「速読」の本 (だいわ文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする