30代で頭角を現す69の習慣 (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479304869

作品紹介・あらすじ

組織の評価はオセロゲーム。黙って力をつけておいて最後にひっくり返した人が勝つ。正論をとうとうと語ると嫌われる。自分よりできない人に教えて優越感を持ったら終わり。自己満足の努力はしない。噂話では人を魅了できない。どん底は悠然として過ごす。嫌いな人と我慢して仕事しても成長できない。…会社では教えてくれない「一人勝ちするための法則」。

感想・レビュー・書評

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  • ●人を説得しない。
    継続的に成功したい場合には、人を説得しようとしてはいけない。逆に相手からあなたの価値観に触れたいと近づいてこさせなければならない。では、人はどんな人の価値観に触れたいと思うのだろうか。自分を幸せにしてくれそうな人である。

    ●いつも同性で群れない
    人は群がるとそれだけで気持ちが大きくなるから、すべての感性が鈍くなってくる。仕事がデキる人はまず同性で群れない。同性から得られるものは異性から得られるものに比べてあまりに少ないからだ。定期的に会える異性がいる人は、必ず伸びる。

    ●二次会に参加しない
    デキる人は二次会には参加しない。一次会の店の前の歩道を塞いでダメ30代たちが「どうする、どうする」合戦をしている頃には、まったく別世界で自分の好きなことを楽しんでいる。

    ●現状維持を選ばない。
    人間というのは現状維持が大好きだ。放っておくと現状維持を選択するようにプログラミングされている。だから「検討中」を口癖にし続けると、必ず結果は現状維持になると相場は決まっている。仕事がデキる人は例外なく決断が速い。決断を速くするには、「検討」しないことだ。

    ●評判悪い人を避けない
    稼ぐ人は常に刺激を求めている。群がるのは嫌いだが、異質な人や物との出逢いには積極的だ。たとえば仕事上で「あの人評判悪いよ」と噂される人に一度会ってみる。「あの人評判悪いよ」という情報には間に何人もの人が入った伝言ゲームになっているし、必ずそこには複数の人たちの悪意が込められている。悪意を込めている人のベースには嫉妬がある。つまり評判の悪い人は嫉妬されている人だから、その分野において力のある可能性が高い。

    ●提示された日時の最後を選択しない
    ハンフリー・ボガートは、映画「カサブランカ」の中で「今夜会えるの?」という問いに対して「そんな先のことはわからない」と答えている。提示されたスケジュールの一番目を指定する習慣をつけるのだ。

    ●ネガティブ情報には深入りしない。
    ネガティブ情報に深入りしてしまう人は、たいてい不幸な顔をしている。デキる人はネガティブ情報には深入りしない。ネガティブ情報が飛び込んでくると、事実関係だけを素早く把握して後は放っておく。騒いだところで事実が変わるわけでもないし、人々が幸せになるわけでもないからだ。稼ぐ人はいつも自分も周囲も幸せになることだけを考えている。

    ●希望の配属先と違ってもふてくされない。
    人もお金も、個人の魅力に惹きつけられて集まってくるという法則に、古今東西例外はない。稼ぐ人は配属部署にほぼ無関心だ。それどころか、自分の夢とかけ離れているような部署への配属を経験した人が、将来世に出てくることが多い。

    ●自分が知らないこと経験したことがないことを否定しない
    デキる人は自分の常識を超えるような話でも、必ず興味を持って耳を傾ける。この世の中に自分が知らないことや理解できていないことは無限に存在すると知っているからだ。自分がいかに無知であるかは勉強している人にしか気づけない。だから勉強しない人は常に否定して、勉強する人は常に聞く耳を持っている。だから勉強しない人は人が離れていき、勉強する人には人が集まってくる。

  • 30代は人生の1つの岐路ですね。我が道をいくのか、しがみつくのか、、。

  • 「はじめの5年でついた習慣を、人は一生繰り返す。」(冒頭より)
    確かに、一度身についてしまった習慣を繰り返すのは楽だ。でも、この本を読んで、ハッとした項目があれば、自分の行動を振り返る必要があるかもしれない。。。

    気になったことなど
    ・「安請け合いしない」→便利に使われているだけ
    ・「知ったかぶりをしない」→「分かりません」は恥ではない
    ・「情報と知恵を混同しない」→調べた情報はそのまま受け止めず、考察しながらインプットすべき。

  • 参考になる

  •  「そうやって、人にいいか悪いか聞くことで自分は責任を丸投げしたいんでしょ」

     ひと月ほど前にまったく関係ないところで聞いた言葉なのだが、この本を読んで再びドキッとした。

     
    「すべての悪習に共通する一つの心構えは『責任をとりたくない』だ。

     決断を避け、言い訳で自分を慰めて生きているからグチや不満の多い人生になるのだ」

     世の中のサラリーマンはほとんど当てはまると思う。

    「これは、このような進め方でいいですか?」
    「これはどうすればいいですか?」

     ホウレンソウは大事だと社会人一年目で誰もが耳にタコができるほどに言われるはずだ。

     その結果、ホウレンソウはするが、言ってしまえば判断を上司に丸投げだ。

     何か問題が起きたら「上司には確認したのですが」「あの人がいいって言ったから」と、口には出さないが心理的に逃げ場を作っている。

     そんな態度でいることに、それじゃお前ヤバいぞ、と気づかされる。


     最近はやる気もなく注意力も低い。

     意識的にも無意識的にも時間ギリギリなことが多い。

     そんな悪習に警告を鳴らす。

     いつもやってる習慣を改めなきゃなぁとは思うのだけれど。

  • 2014.6.22読み終わり。ノーベル賞のくだりが印象的。発案者が強い。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。岐阜県各務原市育ち。文筆家。東北大学教育学部教育学科卒。日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、“タブーへの挑戦で、次代を創る”を自らのミッションとして執筆活動を行っている。著書は本書で180冊目。音声ダウンロードサービス「真夜中の雑談」、完全書き下ろしPDFダウンロードサービス「千田琢哉レポート」も好評を博している。

「2024年 『29歳までに知っておきたかった100の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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