読書のチカラ (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
3.75
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本棚登録 : 613
レビュー : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479305385

作品紹介・あらすじ

どんな本を読むかで人生は決まる。頭脳を鍛える読み方が身につく。あっという間に本一冊が頭に入る。学ぶべき教養をはばひろく吸収する。あらゆる本が人生の導き手となる。稀代の愛書家による「本の使い方」!外れなし!文庫タイトル300選付き。

感想・レビュー・書評

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  • 大学時代に齋藤先生の『読書力』を手にとったことを思い出しました。
    読書を人に勧めるのは、非常に難しい。
    読書は、非常に個人的なこと、かつ、その時の自分の状況によって、
    読む本もさまざまなので、自分にとって、面白い本が、
    他人にとって面白いケースは、かなり稀有だと思う。

    また日本社会では、「私は本が好きです」というと、
    「インテリを気取っているんじゃねーよ」
    「金を稼いでから、モノを言え」みたいな空気が存在する。
    だから、ほとんどの本好きは、
    「読んでないふり」をしなければいけない。
    学校で、優等生が、勉強していないふりをして、
    学校生活を送らないといけない感じかもしれない。

    齋藤先生のような大学教授の身分でないと(皮肉ではないですが)、
    読書のススめは、なかなか難しい。

    今は、SNSがあるので、自分が読んだ本の中で、
    「これは!面白い!」というものを、簡単に発信することができる。
    反応があり、色々な本好きの方がいるんだなということが、
    わかって、個人的には、今の状況は、満足している。

    先生は、結構な労力を使って、
    日本の読書人口の増加と質を向上させることを
    実践されているが、ネット、スマホ、SNSが爆発的に普及した今の社会では、
    実現することは、難しいと思う。
    なぜなら、気軽に慰められるものは、今の社会では、
    溢れすぎている。齋藤先生の学生時代は、やはり娯楽が少なく、
    情報媒体も少なかった。だから、本というメディアの価値が今よりも、
    圧倒的に高かったと思う。

    14年に行った調査によると、
    漫画や雑誌を除く1か月の1人当たりの読書量は、

    1.2冊→34.5%
    3.4冊→10.9%
    5.6冊→3.4%
    7冊以上→3.6%

    読まない→47.5%

    になっている。
    この統計から8割ほどは、ほとんど本を読んでいないことがわかる。
    よく読む人は7%。

    読む人と読まない人が、はっきり分かれる状態になっている。
    これから、ますます読む人と読まない人の読書量の開きが、
    広がっていくだろう。

    「本を読めば、何か言いことありますか」、
    「コスパいいですか」と言われても、
    そう考えること自体、本を読み続ける上では、絶望的にダメなことなので、
    「なら、読まない方がいいですよね」と言ってしまいそうである。

  • 読後の数日後には本の内容をほとんど覚えていない事が多々ある。「書棚は記憶装置である」という著者のアイディアに共感し、読んだ本を手放すと内容を思い出すきっかけが無くなるように思える。
    読んだ後のアウトプットや反復、背表紙が常に目に入る状態にしておく等の工夫によって読書体験が日常に活かされるのではないだろうか。

  • 本を読みたい!
    本を読まなければならない!
    と強く感じさせられる本。

    この本の中には、斎藤先生自身が読んだ本の紹介もたくさん出てくるので、本との新たな出会いもたくさんある。
    読みたい本がたくさん見つかる、魔法の1冊。

  • 本を読みたくなる本。
    「本の退屈な部分や難解な部分にも耐え、読み進めていくことができるようになれば精神の起伏に対する寛容性が身につく。」
    情報に左右されやすい私たちにとって読書は必要不可欠だ。

  • 本は読んだ方が良いんじゃなくて、読まなきゃダメ。
    読書したくてたまらなくなった。
    もっと質の高い読書をしよう。

  • テレビでよく見るあの斉藤孝は、学生時代読書ばかりに時間を費やす生活を送っていたらしい。彼のコメントに散見する素養の高さは読書量に起因するのだろう。
    そんな著者が現代人の読書量欠如に警鐘を鳴らす一冊。
    本文中にもあるが、現在の小説家はかつて日本を代表した近代文学作家に見られたほど多くの知識量を要さずとも、本を出版出来てしまうという非常に危険な状態にあり、しかもそういった類の本がベストセラーになったりするのだから、現代人には読書量を大幅に増やす必要がある。かくいう自分ももっと本を読まなければ…
    具体的な読書テクニックも書かれており、読書のモチベーションを高めてくれた。

  • 小難しいことを書いているが、読書をどうすればより楽しめるか、ということが前の『出合い系…』と繋がるところもあるし、本屋や図書館など仕事としていて図書をどう出会わせるかという仕掛けや工夫など、本棚の仕掛けのところに繋がるかと思った。

  • 友達から勧められて読んだ1冊。自分が今まで読書せずに避けてきたことを見透かされてるような書きっぷり。ところどころ過激な発言があり、疑問を呈する部分も見受けられたが、それでも著者が言わんとしていることは的を得ており納得させられる部分が多かった。

  • 読書よる効用や、読書の方法などを解説してくれており、本が読みたくなる一冊であった。
    「心に賢者の森を」人としての「深み」を与えてくれる読書はこれからも続けたい。

  • 改めて読書の仕方や活かし方、必要性を説いてくる本。
    本の探し方から読み方、読みっぱなしにしない方法など、こんな方法があると教えてくれる。
    私の場合、本も漫画もリスペクト読みになっているし、アウトプットの機会もレビューを書くだけでそれ以外は特に無く正しく読みっぱなし。
    そういう意味で方法を広げる良いきっかけになればと思って購入、結果としては初心に返る意味でたまに読み返したいと感じる本だった。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に、『だれでも書ける最高の読書感想文』『三色ボールペンで読む日本語』『呼吸入門』(以上、角川文庫)、『語彙力こそが教養である』『上機嫌の作法』『三色ボールペン情報活用術』(以上、角川新書)、『声に出して読みたい日本語』(草思社)『『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)など多数。

「2021年 『すごいほめ言葉 相手との距離がぐっと縮まる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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