- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479305583
作品紹介・あらすじ
60万部のベストセラーがついに文庫化!これまで抽象的な概念として見られていた「意志」の力についての考え方を根本的に変え、実際の「行動」に大きな影響を与えてくれる。目標を持つすべての人に読んでもらいたい一冊。
感想・レビュー・書評
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インスタで紹介されていた一冊。
これは読みやすかったのと、とても面白かったです。
脳の性質を踏まえて説明してくれるんですが、
とにかく海外の本は実験が多い…!笑
何でも実験してる。笑
その分、読みながら「へー!ほー!」と。
とにかく自分に甘くなりがちなのと、
未来に向かって我慢するのが苦手な性格は、
実は脳の構造上ありがちなのですね。
そして呼吸が大事ということで、
意識的にロングブレスを心がけるようにしています。笑
あとは環境も。
意志力は感染する。
あとで取り返せると思わないこと。
ひとつ良いことをすると、
そのあと自分に甘くなったり、
モラルのハードルが下がること。
怖いと思いました。苦笑
思い当たることが多すぎて。
付箋が沢山なのと、
私は一回読んだだけだと
全体を通して把握することが難しいので、
また読み返したいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分を変えたい!と思って、色々な本を読んだけど、この本は新しい発見が多かった!!
意志力は精神力だけでは継続が難しいこと
やる力 やらない力 望む力 どれに当てはまるのか
一番なるほどと思ったのは
モラル*ライセンシング
どうして政治家が炎上するような発言をしてしまうのかわかった
明日の自分2.0についてもすごい気づきでした
再読もします! -
自分の意志力の弱さを科学的に解説してくれており面白かった。日々のストレスや緊張、我慢が必要な場面で、脳や神経がどのような反応を起こしているかを研究例を示して解説してくれている。自分を変えたいなら、精神論ではなくて科学的に自分を知ることが大事だということです。結論、人間っておかしな生物に進化したよなーと感じました(^_^;)
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自分なりに読んで取り入れたいポイントを自分の解釈も交えてまとめました。
(失敗パターンを知る)
自分は意思が強いと思ってる人ほど、本当はうまくいかない。なぜなら失敗するパターンを分かっていないから。失敗パターンをちゃんと認識する。そして、失敗パターンとならないように意識して行動しなければ意思力は持てない。
(期待感を味わうことを繰り返してしまう)
変わろうと思うだけで結局満足してないか?
その後、努力を始めても、期待してたほどうまくいかず、変わろうとしてた時の高揚感はなくなり、憂鬱になって、努力をやめてしまっていないか?
多くの人はこのようなことを繰り返している。すぐ諦めてまた変わろうとして期待感を味わうほうがラクだし楽しいからです。これを偽りの希望シンドロームという。
(思考の制御)
思考しないという制御はできない。思考しないようにすると余計思考してしまい苦しむ。シロクマのリバウンド効果という。なので思考は受け入れる。でも、行動だけは自制できるから自制する。そして大事な目標を思い出す。
(やるタイミング)
朝、仕事前に勉強する、疲れる前に勉強する
意思力は有限である。夜に勉強して眠くて聞き取り出来ないし、捗らない。
(意思力を回復させる)
グリーンエクササイズをする。
座りっぱなし、立ったまま、寝たままでなければなんでもいい。
例えば外で散歩、ストレッチ、私はヨガ、瞑想もいいのではと考える。ドーパミンよりセロトニンを出すような活動が良いらしい。
(考え方)
やる力、やらない力を分けて考える
やることがうまくいかなければ、
阻害していることをやらないようにする。
逆にやらないがうまくいかなければ、やらないことをしないように何か別のことをやる。
(我慢の仕方)
我慢したいことは10分だけ我慢する
逆にやりたくないことは
10分たったらやめても良いとしてやる
(後で取り戻せると考えてしまう)
多くの人は後で取り戻せると考えて、明日挽回すればいいとか考えてしまう。人は明日はもっとできると思ってしまう習性がある。明日も同じ行動をすると考えた方がいい。
(万能の自分を待っていないか)
今より意思力の強い未来の自分が現れて大きな変化を起こしたりするのを待っていないか?
多くの人はこのように未来の自分に期待して、やるべきことを先延ばしにしている。
(長く頑張るには)
なぜ自分が、頑張っているのか立ち止まって思い出してみる。そうすることで他の誘惑に負けにくくなる。
(気分の落ち込みが挫折につながる)
つまづいた時に自分を責めてはいけない。自分を責めてしまうと、どうにでもなれ効果で、より悪い状態になり、さらにつまづくという悪循環が発生する。自分を許し、慰めることが次の誘惑に打ち勝つ意思力の糧となる。
(意思力の敵と基盤)
意思力の3の敵は誘惑、自己批判、ストレス。
意思力3つの基盤スキルは自己認識(失敗パターンを認識することとか)、セルフケア(グリーンエクササイズとか)、目標(大事なことを思い出す)
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★なにか作業をして疲れたと思ってもそれは脳がうその警告をしてるだけで、ほんとはそこまで疲れてない。これをメタ認知できると強い。(あー、また脳が勝手に疲れたって嘘ついてるわ〜。みたいな)
★★★人間は何か目標があって進歩したとき、ご褒美とか言ってその目標から遠ざかることをやろうとする。(「今日は勉強がんばったから明日は遊ぼう。」みたいな。気持ちは分かるけど全く論理的でない行動をとってしまう)。まずはこの事実を認識すること。
★人間は良い選択肢を選ぼうか検討しただけで、それを達成した気分になる。マクドの実験で、メニューに健康的なサラダを置いとくだけでビックマックの売り上げが上がった(しかもサラダは注文しない)実験参照。
★★★★なにか自分で決めた目標が達成できなかったり、失敗したときに、優しく励ますような言葉をかけると、その後の失敗率が下がることがわかっている。なにも言わなかったり、厳しくいったりすると自己否定感が強まり、「もうええや!ここまできたら徹底的にサボろう!!」ってなってしまう。一見、優しい言葉なんて聞いたら甘えになってしまって、さらにサボりそうと思うかもしれないが、実験ではそういう結果にならなかった。
→これはすごい。自分の中の仮説としてあったけどまさかここまではっきり実験までされてるとは思わなかった。
★★人間は欲求が出てきてもすぐにできないとわかると、その欲求にかてる。だから何かサボりたいと思ったら10分待ってみること
→あと、スマホとかもとりあえず目に見えないようにすることで想起回数が減るので触る回数が減る
★人に何か悪習をやめさせるとき、一番効果的なのは、「その習慣はあなたが一番なりたくないと思ってる人たちの習慣ですよ」ということ。
★★人は良いことをやりたいんじゃなくて、自分が属してるグループのみんながやってることをやりたいと思ってしまう。努力してるのが当たり前のグループなら自分もそうしたくなる。そうじゃないならあまり思わない。だからグループや付き合う人は死ぬほど大切
→何か悪いことをしようとしたら、尊敬してる人も本当にそれをするのか、自分が尊敬しない嫌なやつもそれをするんじゃないのか、考えてみるといい
★★〜しないという目標ではなく、〜するという目標に帰るほうがいい。寝る前にyoutubeみないってのは全く守れてないけど、寝る前にkindleで本読むやったら守れてる。
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こういう本は自分にもう必要ない、ということを気づかせてもらった。多分もう染み付いてる。
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人はなぜ誘惑に負け、思うように行動できないのか。それを様々な実験結果を紹介しながら紐解き、実生活で活用できるアクションプランを提案している本。運動や瞑想、セルフコンパッションなど、実用的な対策が紹介されている。
読んでいて、人間は実に不合理ないきものだなと思う。長期的な目標のために行動したい自分と、目先の誘惑に飛びつきたい自分。たいていは後者が勝つ。前者が余裕で勝てたらどんなに楽かと思うが、進化の速度が環境の激変に追いついていないのか、原始的な欲求を満たす結果に終わることが多い。根性論のようにすべてを鋼の意志でなんとかするのではなく、人間の特性を理解して少しでも望ましい方向に導いていくことが必要。改善はすぐに望めるものではなく、ある程度長い目で見る必要がある。
全体的に示唆に富んだ内容だった。ただ、翻訳書にありがちなわかりにくい文章が多い。 -
自称意思が弱い選手権優勝の私が、完全に題名につられて読んでみました。
この本は、ただ読んで終わりの意味のないものにせず、ちゃんと実践できるようになっています。
少しずつではありますが、確実に効果があると実感しています。
私が目標に設定したいのは、長年苦戦しているダイエット。本当にドカ食いしては後悔、の連続…。
その原因を突き止めるまではしたことがなかった。
様々な研究と、その実践を通して、読んで納得、試して納得。
きっとこの先も繰り返す。
でも明らかに前とは捉え方が違う。
自分を苦しめる考え方から解放されて、目標に対して前向きに取り組めるようになりました。
何度も読み返して目標達成します!