- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479306276
感想・レビュー・書評
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「死」について、さまざまな方向から捉えてみた本。
デザインのお仕事をメインとされている著者による、一見ポップで、でも真面目な、けれども深刻すぎない「死」の表現。いろんな偉人の、または映画のワンシーンの、多くの人がイメージする「死」をイラストで表現しているのがとても読みやすく、面白く読める。
確かに大抵の人は、必ず「死」が訪れるにも関わらず、それほど気にして生きていない。年齢とともに、少し意識するようにはなるのだけれど、もしかして明日だなんて、ふと思うのは時々だ。
時々思うけれど、何かするわけではない。本当に、自分の年齢からしてもうそんなに先ではないなと思うようになって初めて、人によっては終活と呼ばれる準備をするのではないだろうか。
著者が死について考え始めた時、そこさら3日の間で随分カオスになっていたイラストのみのページがポップで印象的。
たくさんの文献を参考に書かれたようですが、難しく構えることなく、考えるきっかけをくれる本でした。
とても読みやすかったし、子どもにも読ませたいなと思います。 -
イラストが可愛いのと、他の国や宗教の死に対する考え方が知れて面白い買った。
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『死』について書かれた本。
とはいえ深刻になるような内容じゃない。
可愛らしいイラストと共に色んな死を見ていく。
人生が充実してると死が実感できない。
良いことに思えるけどそれは死から逃げている。
死ぬことと向き合おう。
それは決してネガティブなことじゃない。
死に向き合うことは自分の人生と向き合うことだ。 -
死についてあまり個人間で語らない日本では、語られないのに周りには創作品や、ニュースなどで死というものが溢れている。それが死を自分事とは考えずにどこか他人事のように思えてしまうふわふわした存在にしている気がする。死と向き合い、自分の中で死というものを自分事にしなければ
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かわいいイラストとともにライトな気持ちで読み進められる。
死の捉え方は無限大だと思わせてくれました。
私は生と死を合わせて1つの物語になり、生は私の物語の半分だということにしようと思います^^
そして、「平均寿命に縛られないこと」
これを意識するのとしないのとではだいぶ自分の中で心の持ちようが変わってくるということに本を読みながら気づきました。 -
世界中の死の捉え方をポップな絵を交えて説明してあった。読みやすい
死の捉え方は違っても、死を悲観的に考えていない所が一緒だなと思った。 -
深刻な気持ちにならずに「死」を感じられる本。
イラストも面白いです(死を表しているのにという不思議さ)
自分の中の「死」と周りが思う「死」についてのギャップにも気づけました。
この本を手にして良かったです。 -
女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000055187
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わかりやすくて面白い。
するする読める1時間くらいで
なんだかとても引っかかりを感じる作品ですね。『死ぬってなに?』そう、死ぬってなんなんでしょうね?最近、西條奈加さん...
なんだかとても引っかかりを感じる作品ですね。『死ぬってなに?』そう、死ぬってなんなんでしょうね?最近、西條奈加さん「三途の川に落しもの」という作品をレビューしたのですが、そうかあ、有名な『三途の川』ってこんなところなんだあ…と一瞬思ったのですが、いや、誰も見たことないし…と冷静にもなりました。誰も知らないからこそ、それぞれに『死』を語れる自由はありますね。この作品はそんな『死』をイラストで表現されているんですね。とても興味がわきました。『死』を考えることは『生』を考えることでもあると思います。生き物ってとても不思議な存在ですね。
一つ残念なのは男性作家さんの作品ということです。勘違いしてしまったーとも言えないお名前なので。でも、朝からとても興味がわきました。ブクログの皆様には内緒でこっそり読もうと思います。ありがとうございました。
そうです、著者は男性ですね(笑)
本棚には載せず、こっこり読んでみてください。これはこれできっと、楽しく読めるの...
そうです、著者は男性ですね(笑)
本棚には載せず、こっこり読んでみてください。これはこれできっと、楽しく読めるのでは?と思います。
テーマが重めなのに、重たく感じず、かと言って決して揶揄するかのような軽すぎることもない。絶対に訪れることを正面から捉える勇気をくれる本かもしれません。
何年も前に書かれた本ですから、もしかしたら、今このコロナ禍の経験を踏まえたら、何かまた変わるものがあるかもしれませんね。
コメントありがとうございました!(⁎ᵕᴗᵕ⁎)