残念ながら、その文章では伝わりません (だいわ文庫 E 353-1)

著者 :
  • 大和書房
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479306597

感想・レビュー・書評

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  • 文章術の神様『山口拓朗』さんの
    集大成ともいえる一冊。
     
    文庫本サイズで、
    持ち運びにも便利なので、
    職場でも、自宅でも、外出先でも
    大活躍間違いなし。
     
    ・どうしたら相手に納得してもらえるか、
    ・どうしたら相手に興味を持ってもらえるか
    ・どうしたら相手にわかってもらえるか
     
    これらのことがこの一冊で解決します。
     
    例えば、『室温が低い』というのは
    人によって解釈が様々です。
     
    『室温が低い』というと
    『0℃』だという人もいれば
    『20℃』だという人もいます。
     
    しかし、『室温20℃以下』と言えば
    一意に決まって、様々な解釈を
    されることもなくなります。
     
    伝わらない悲劇から抜け出すためにも
    手元に一冊用意しておきましょう!

  • 2018.6.5
    本を読み終えて…自分の書く文章が上手い下手という以前に、幼稚だと気付きました。

    なぜかというと、"自分"の考えや思いを、"自分"が満足するように書いていたからです。
    この本は、そんな自己満足にならない、"相手"に伝わる文章の基本を教えてくれています。

    私のような書く事にまったく知識のない人にも、良い例、悪い例を使って、分かりやすく優しい言葉で書かれています。そして、より良い文章を考える、日々のちょっとした過ごし方も提案されています。

    また、一つ一つの項目が3、4ページ程で短くまとめられており、飽きずにスイスイ読み進められました。文字のサイズもほどよく大きくて、年齢問わず読みやすいと思います。

    書く事を学んだ人には当たり前の内容かもしれませんが、読んだ私はこれからの人生チョット変わるかもしれません。
    読んで損なし!

  • 文章を書く上で大切なポイント
    ①読む人が知りたいことを書く②納得するように書く③興味を持つように書く④できる限りわかりやすく書く
    情熱で書いて冷静に見直す。

    主語と述語をねじらない。
    主語と述語を近づける。

    修飾語と被修飾語は近づけ、長いものから並べる。

    言葉足らずは大きなリスク

    同一情報はまとめて書く
    品詞やチャンクはまとめて書く

    「伝えたつもり」で満足することなく読み手に確実に「伝わる」ことが大事
    専門用語や難しい言葉は使わず、わかりやすい言葉や表現に言い換える。

    TPOに応じて、使う言葉・表現を変えられる人は「伝わる」文章を書く力がある。

    カギ括弧をつけた箇所は読む人の視線(=意識)が自然と集まりやすくなる。

    くどいくり返しを避けさわやかな文章にする。
    例→その意見は悪い意見ではない→その意見は悪くない

    文章には締りを持たせる。本筋と無関係な情報、同一表現の繰り返し、「~ということ・もの・ひと」という表現は避ける。

    人の目線は横長が苦手。空白行を作ることで見栄えを良くする。→拾い読みができる。

    事実と意見は分けて書く。二者の違いをしっかり意識すること。

    明らかに納得のできない文章は書かない。論理(話の筋道)が崩れていないか?自分の意見・考えを一般化していないか?強引な「理由付け」「結論付け」をしていないか?よく吟味すること。

    論理を整えること。読む人に「根拠が弱い「嘘でしょ」「関係ない話」「意味がわからない」「状況や条件によるのでは」「飛躍しすぎ」と言われないように。普段から話の筋を通すことに注力しよう。

    「理由・根拠」は説得力を増す重要な材料。結論とセットで書くこと。

    わかりやすい文章を書く人ほど“伝わらないリスク”に敏感。書き手と読み手の「当たり前」は必ずしも同じではないことを肝に命じる。

    具体例を書ける人と書けない人。文章力に大きな差。

    抽象的な表現と具体的な表現を行き来する書き方でより文章力を増す。
    やや抽象(すばらしい、等)(具体的にどこがどういうふうに)⇐交互に繰り返すことで、他者の受け売りや一般論と一線を画すことができる。

    テーマを絞ること。「何を見せて、何を見せないか」という情報編集能力が問われる。あれこれ見せては記憶に残らない文章になってしまう。

    文章作成では演出力も重要なスキル。話し言葉を入れることで臨場感と迫力がアップして文章に動きが生まれる。

    類語への言い換えセンスを磨く。読み手を飽きさせない。自分がよく書いているテーマに関連した専門誌を読む。大事なのは雑誌やサイトで見つけたフレーズを積極的に使うこと。

    エピソード+気付きを使いこなせるようになると、SNSに対する共感も増える。

    主張型では予想される反論への共感を入れる。
    背景→主張→理由→具体例→予想される反響への共感→再び主張

    提案・紹介型は仕事で使う提案書や企画書はもちろん、商品やサービスを売るセールス文章にも応用できるテンプレート。
    背景→提案・紹介→提案・紹介の理由(効果)→方法論→まとめ

    人が興味・関心をひくのは起伏にとんだストーリー。赤裸々に語れば語るほど、強い共感が発生する。
    挫折→転機→成長・成功→未来・展望

    同じ助詞を連続して使うと読む人がストレスを感じるほか、要地な印象を与えてしまうこともある。「言い回しを変える」「読点や句点を打つ」「カッコを使う」「順番を入れ替える」などの方法でスマートな文章へ変更しましょう。

    「こと」や「もの」には内容を抽象化する働きがあるため、あまり頼りすぎると文章がぼけやすくなる。冗長にもなる。

    二重否定は目的を持って使う。「あいまい」「逃げ腰」「歯切れが悪い」と取られるケースもある。

    漢語と和語。和語に言い換えるときは「どちらか一方の漢語を使った和語がないかな?」と考えてみる。こうした言い方は表現力アップにつながる。

    漢字とひらがなのバランスを計算する。文章の目的や前後のバランスを考えて。比率はだいたい3:7。

    文章を書くことが苦手な人は自問自答をしていない。1自分に質問する2その質問に答える3答えたことを書く。5W1Hを自分に質問する習慣をつけよう。

    小中学生の親なら、子どもの文章力を伸ばしたいときに「書く前に話す習慣」が役に立つ。

    「書けない」と思ったら「人に話す」や「人からの質問に答える」という形でアウトプットを心掛ける。

    文章の切り口は一般論とは反対の切り口で書く。

    積極的にメモをとることで文章力アップが見込める。「下書き→本番」の流れで書く方が文書力が磨かれる。

    時間を空けて読み直すのは、自分の文章を客観的に見られるようになるから。「内容の不備」「流れの不自然さ」「言葉遣いの違和感」「誤字脱字」などに気付きやすくなる。

    文章を書く時、人は例外なく自分自身と向き合う。「読む人」の気持ちについても考える。「内と外」の両方に意識を向けるプロセスはその人自身に大きな成長と成果をもたらす。

  • カギ括弧「」の用途は、言葉の強調。
    書籍などのタイトルには二重カギ括弧『』を使う。

    この本を読むまで私は、言葉の強調に二重カギ括弧を使用していました。
    今後はカギ括弧を使っていこうと思います。

    曼荼羅←この言葉の意味・読み方ともに分かりませんでした。
    勉強になりました。

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