だがしょ屋ペーパーバック物語 (だいわ文庫) (だいわ文庫 I 355-1)
- 大和書房 (2017年7月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479306627
感想・レビュー・書評
-
ヤマトさんの懐が大きく、きりっとした感じが好きです。
駄菓子屋と古本屋が一緒になってて大人がゆっくりおしゃべりを楽しめる店というのも良い。様々な本が出てきたり懐かしの駄菓子があれこれ出てくるのも楽しい。
全体的にはかっちりした印象ですが読みやすいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
7月のフエガムの 音色/8月のビー玉の輝き/9月のラムネの刺激
駄菓子と文庫古本を商うヤマトばあちゃん。七十を過ぎているように見えるのに元気元気。口も頭も衰えることを知らないみたい。本と駄菓子の知識は生半可じゃない。教えて -
教養がないんで、作中に時々出てくる小説等は、わからりませんが
-
初読みの作家さん、一気に読了☆毒舌のおばあちゃんが主役…とわかってヤバいな…と思ったけどそんなにキツい人ではなかった。
ちょっと押しが強い気がするけど、駄菓子屋と古書店が一緒になって、だがしょ屋…あったら行ってみたいかも☆というかやってみたいかも☆
良い人しか出てこないし、色んな本がさりげなく紹介されててまずまずでした。
主人公のヤマトさんは、寅さんシリーズが出てくる関係で、浅丘ルリ子さんで脳内再生されました☆ -
道路でダンプの運転手と言い合いをしている妙齢の女性。
彼女が経営するのが、駄菓子と古書を売る店だった。
きっぷがいい人、というのはこういう人? と
いうくらい、ものすごい女性です。
主人公は、ホストを首になった青年、ですが。
その彼女や、女性の周囲の店の人達、が出てくる
日常ミステリー、かと。
猫に真珠に、女性の旦那さんの過去。
真珠だけ大事件ですが、残りは犯罪でもなく
日常大事件?
こんな事、そうそうない、とは思いますが。
世間は、狭いです。 -
駄菓子屋だけど古本屋も兼ねている。でも置いてあるのは文庫本だけ。店主のヤマトさんが素敵。駄菓子屋のお客さんは子どもだけじゃなく、近所の人だったり、ヤマトさんのファンだったり。ちょっとした社交場を兼ねていて、本を勧めてもらったりする。7月、8月、9月の章にわかれてちょっとした謎解きになっている。これって、4冊でて1年になるのかなぁ。と期待したい気もするけど、どうなだろう。冒頭で無職になっていた主人公はやりたいことが見つかったようだし、ここで完結なのかもしれない。でも、もう少しヤマトさんの話が読みたいな。
-
この作家さんから紹介された本は全く未知の世界で、とても興味深い。
悪い人は登場せず、安心して読める作家さん。
特に、心が疲れているときは、いいかも。 -
粉もんや馬子のようなおふざけの
ものかと思ったが、
むしろストレートな話だった。
ヤマトさんのイメージがわかないのだが、単に読み飛ばしているだけ? -
江戸っ子気質のおばあさんを中心にして、人がつながっていく感じが心地いい。様々な文庫本が話題に上り、本を読むことの意味を考えさせられる。駄菓子の絡め方もいい。懐かしい想いを抱きつつ、楽しく読めた1冊です。