君を一人にしないための歌 (だいわ文庫)

  • 大和書房 (2017年8月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784479306665

みんなの感想まとめ

音楽と青春が交錯する物語が描かれています。主人公モリソンは、全国大会での失敗を経てドラムを辞めた過去を持ちますが、女子高生の七海と凜に誘われてバンドを結成することに。彼らはギタリストを探しながら、さま...

感想・レビュー・書評

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  • 全国大会での失敗をきっかけにドラム演奏をやめたモリソン。
    そんな彼が七海、凜という女子高生に強引に誘われバンドを組む事に。
    ただギタリストだけはなかなか見つからずに…。
    そんな彼女らのバンドを軸に様々な出来事が舞い込む音楽ミステリー。
    メンバー募集を見て希望したギタリスト。
    彼らもそれぞれに心の痛みを抱えていて…。
    往年のロックチューン。音楽スタジオでのやりとり。
    何よりバンドにおける人間関係など。
    僕も音楽をやっていた経験があるのですごく楽しめました。
    少し甘酸っぱい感じの青春ミステリー。


  • 読み始めてもうバリバリロック系の心地良い響きと出会った。主人公の名は森尊(もりたかし)通称モリソンこれはきっとロックの殿堂入りを果たしたヴァン・モリソンからきているのでしょう。バンド名「ライフハウス」はザ・フーのギタリスト、ピートタウンゼントが構想したものの、実現しなかった幻のロック・オペラ「ライフハウス」に由来している。もうロック好きにはたまらないストーリ展開です。果たしてバンドメンバーは揃うのでしょうか?高校生のバンドメンバー探しの青春音楽ミステリーをあなたも堪能してください。

  • これはなかなかのラノベかと。アップテンポなので一気に読ませられた。バンドものではあるが本質的には青春ライトミステリー。結局最後まで歌わずに終わったので少しズッコケたが期待感を持って読了することができたので良かった。

  • 読み終わって、とても心地いい幸せな気分になった。
    七海ちゃんがバンドに誘った理由に感涙……。

    キャラクターたちが本当に魅力的だった。
    主人公たちは特に、青春の突っ走る感じや初々しさがよく出ててよかった!この後の主人公たちの成長した姿も見たい!

    また、凛ちゃんのロックの知識に「へ〜そうなんだ〜」とうなづきながら楽しく読めました。ビートルズやニルヴァーナなどなど、謎に絡んでくる音楽も聴きたくなりました。

    ロックで、コミカルで、泣けちゃう、とっても爽やかな青春ミステリでした!星5つ!

  • 高校生の!青春の!バンドの!熱い音楽小説の!前の段階。
    ちょっと冴えない男子モリソンと、明るく強引な女子七海の、凸凹コンビが楽しい。
    バンドや音楽をテーマにした小説はよくあるけど、バンドを作るためのメンバ募集中の話っていうのは珍しいのでは?
    次々現れる候補者。なのになぜかみんなワケアリで結局誰もメンバにはなれない。でもそのなれない理由がみんな切ない。
    バンドやロックに詳しくなくてもモリソンと七海の間でうんちくを披露してくれる凛のおかげで知識も増えるし。
    とにかく楽しくて気持ちのいい一冊!!

  • 最後のストーリーにいくまでには、正直好みではないかもしれないなぁと思って読んでた。キャラクターへの感情移入があまりできなかったし、謎の方もキャラクター依存な感じがして、どうも集中できない印象。

    しかし、最後の一編でやられた感じ。結果として各パートはほぼすべて伏線という構成になってた上に、登場人物たちのキャラクターもその伏線張りに大きな意味を持ってた。

    いやー、なかなかでした。

  • ○こんなバンド活動に浸る高校生活も悪くない!
    主人公の森尊(もり・たかし)ことモリソンは、中学のコンクールでの失敗から鬱屈とした高校生活を送っていた。あるとき、石塚七海からバンドのドラムとして迎え入れられることになり…!?
    モリソンたち高校生バンドメンバー3人が「もう一人のバンドメンバー」探しを通して成長していく、連作短編集だ。

    Track1
    応募してきたギタリストのショーンは、いま所属しているバンドを脱退したいと考えていると話してきた。なんでも、ギタリストの女の子が新加入してきたとき、バンドメンバーがショーンを除いてその女の子と打合せしている様子を見かけてしまったという。誤解を解こうとした三人はそのバンドメンバーに話しかけにいこうとするが・・・!?

    この具合でTrack5まで、盛りだくさんの内容だ。
    パンクバンドを想定している彼らは、豊富な知識な凛と、がむしゃらに前に進もうとする七海、そして理性的に進めようとするモリソンのバランスのとれた三人が一丸となり様々な事件の解決に向けて調べ、推理を披露する。
    バンドミステリー自体はそれほど珍しくもない。例えば「響けユーフォニアム」は近年の代表と言っても過言ではない。厳密には本書でかかれるようなバンドではないかもしれないが、高校生の青春味あふれる生々しさは通ずるところがある。
    読んでいて、高校生のころの甘酸っぱい思い出や苦い経験がフラッシュバックしてくるようだ。生き生きとした高校生活を送ってみたいなら、事件はご免だが、こんなバンド生活に浸るのも悪くない!

  • 読みやすくて、気持ちは明るく青春を思い出す。
    いつ読んでも、いいかもしれない。

  • 2019/8/3 読了
    最後まで読んで、タイトルの意味が分かった。

  • 吹奏楽の発表会で、やらかしてもうドラムを叩かないと思っていた高校生。
    ある日、見知らな女生徒から強引にロックバンドに勧誘された。
    しかし、そのバンドには、ギタリストが居なかった!
    新たなメンバ募集しで、応募してしてくる面子は、ワケありな人がばかり。
    彼らに、演奏する日がくるのか?
    まだまだ続きそう。

  • 読みやすい。いくつかの伏線が最後に明らかになるのは、日常ミステリとして良い。ただ、主人公たちが巡り会う理由(ヒロインの動機)が、もう少し丁寧に描いてくれていたら、もっと読後感が良くなったと思う。

  • ストーリーとしては、うーん…と唸ってしまう。高校生の時に読んだら面白かったかも?
    しかし、要所要所にロックにまつわるギタリスト、ベーシストなどの情報が出てくるのは面白く、軽い気持ちで知識つけるのには結構よかったかもしれない。

  • ちょっと屈折した高校生達が
    「バンドを組むぞ」となり、色々奔走する話。

    ドラムベースボーカルはあっさり決まったが、
    もう一人ギタリストがなかなか決まらない。
    メン募に応募してきた人と何人か会ってみるが、
    何故か皆「スタジオで音を出す」に至らない(^ ^;
    なので、バンドがテーマのはずなのに、
    ちっとも演奏シーンが出てこない(^ ^;

    ギタリスト「候補」として現れる人たちが、
    何とも個性的で、それぞれ問題を抱えていて。
    メンバー3人は、おせっかいにもその問題を
    解決すべく奮闘する。

    結果、問題は解決しても、ギタリストは決まらず...

    またメンバー3人とも、それぞれに
    「人に言えない過去の事情」を抱えていて。
    人助けを通して3人の絆が深まると共に、
    徐々にその「過去」が明らかになってきて。

    結局彼らはバンドを始動させられただろうか(^ ^
    物語の「その後」が気になる私である(^ ^

  • 旅のお供として。正直ライトノベルというか、高校生ものの青春&日常系ミステリでしょ、と甘く見てたけど、想像以上に面白かった。七海の傍若無人ともいえるストレートさも爽快だったし、往年のロックバンドについても知れるし、何より、フォーカル・ジストニアを扱っている!我らが滝を思わずにはいられない。タイトルも秀逸。失ったものがあって、大事なことに気づく。大事な友達ができる。すばらしきかな青春。私もバンド組んでみたかったなー。

  • 凄く読みやすくて1時間ほどで読めた

  • 高校生がバンドを組もうとする話。だけど人間模様が繰り広げられるけれど一向にバンドはギター募集中のまま。どんな風に決着するの~?とやきもきしながら最後まで(^^;
    でも高校生らしいような、高校生を超えているような。

  • 主人公の男子高校生が、リーダーの女子高生に強引に引き込まれたロックバンドのギターメンバー募集話。
    メンバーが決まってロックな(?)青春話になるのかと思ったら、実はメンバー募集にやってきた人のお悩み解決話だった。
    で、結局最後までギターが決まらなくて演奏しないとか、いや、ちょっとわけがわからないです(笑)
    いやまあ、こう言う、問題解決軽ミステリーもありだと思うけど、最後ぐらい演奏しようよ!(爆)

    お話としては各話ハッピィエンドでよかった。
    それはそれとして、個人的にはちょっとヒロインの性格が酷すぎて、読んでてイラッと来て気分はよくなかった。
    現実にいたら、あんまりお友達にはなりたくないなあ(笑)
    あと、題名も内容と合ってないような……

  • ボーカル+ベース+ドラムの高校生バンドに、ギタリストが現れては消えて行く。結局最期までバンドとしての演奏シーンがない。続編を書いてちゃんとバンドして成就させてあげてほしいな。

  • 3人の高校生がバンドを結成。4人目のメンバーを募集しながら関わる人々の悩みを解決していく短編集。
    読みやすい。好きな作家さんの一人。
    構成も最後まできちんとされてます。
    主に、主人公の男の子目線で進んでいきますが優しさと強さがいい具合に表現されてます。
    読み終わりは清々しい気持ちにさせてくれる一冊。
    おススメです。

  • 気づいたら主要人物3人のことが愛おしく感じるようになっていた。とても気持ちよく、読みやすい作品。バンドの話かと思いきや、その前段階のメンバー集めに苦戦。でもそれが楽しい。それでもその先が読みたかったと思ってしまうのは贅沢なのかな?

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著者プロフィール

佐藤青南
一九七五年長崎県生まれ。「ある少女にまつわる殺人の告白」で第九回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、二〇一一年同作でデビュー。一六年に『白バイガール』で第二回神奈川本大賞を受賞。ドラマ化された「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ、「白バイガール」シリーズ、絶対音感刑事・鳴海桜子が活躍する『連弾』『人格者』『残奏』など、著作多数。近著に『犬を盗む』『ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻』『ストラングラー 死刑囚の逆転』がある。

「2023年 『残奏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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