菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479307105

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  • 大和書房HP掲載の2017年10,11月小松菜の困惑、11,12月カリフラワーの決意、2018年01月のらぼう菜は試みる、に加筆修正したものと、書き下ろし金柑はひそやかに香る、菜の花は語る、の5つの連作短編を2018年6月大和文庫から刊行。シリーズ3作目。靖子先生の推理は相変わらずするどい。優香さんは、ついに仕事辞めて菜の花食堂に道を定めたのは安心なことですが、収入の道を別に探すというのは大変で、どうなることやら。靖子先生の秘密も明らかになってきて、次が楽しみです。

  • 昨年に菜の花食堂シリーズの2作を読んで、ランチ営業だけの食堂を経営しながら料理教室を開いて、そして日常の謎を解く、一人暮らしの上品な女性主人公の話にほっこりしたのを思い出し、今月第3弾が出たのを見つけて早速買って一気に読み終えた。
    今回もほっこりする料理の話が展開しつつ、ミスマープル並みに日常の謎を解明するのだが、今回は家族に関する寂しい過去が暖かい感動の場面に変わる結末に幸せな気持ちになる。
    ハードな社会派ミステリー小説も好きだが、心温まる生活に密着した日常の謎解き小説も楽しい。

  • シリーズ第三弾。

    瓶詰を作るための工房も完成し、少しづつ拡大していく、菜の花食堂。
    商売っ気のない靖子先生に代わって、ビジネスチャンスを見つける事に積極的な優希。靖子先生の押しかけ弟子となった香奈さんとも役割分担がいい感じにできていますね。
    そんな優希ですが、これまで派遣社員と二足の草鞋で料理教室の助手をしてきましたが、派遣を辞めて、香奈さんと共に食堂の正スタッフになる事を決意します。
    実家から届く野菜を持て余していた川島さんに料理を作るというバイトを始めたり、“料理を仕事に”という優希のやる気にエールを送りたいですね。
    第五話「菜の花は語る」では、菜の花食堂の名前の由来が明らかになり、ラストの食堂二十五周年サプライズパーティーの下りは、皆さんの靖子先生への温かな思いが伝わってきてほっこりしました。

  • 菜の花食堂シリーズ第三弾。
    美味しいもののお話であると同時に、頑張る女子のお仕事小説らしさも出てきたところが碧野さんらしい。
    謎に包まれていた下河辺靖子(しもこうべ やすこ)先生の私生活…というか、来し方が少しずつ明かされて行く加減もなんとも心憎い。
    大団円な感じもするけれど、これからが優希の本気のステージでもあるのと思うので、続いてほしいです!

    『小松菜の困惑』
    好き嫌いの多い息子に安くて栄養のある小松菜をたくさん食べさせたいと生徒さんにリクエストされ、料理教室で教えるほどでもない小松菜をテーマに取り上げる。
    専業で菜の花食堂を手伝うようになった和泉香奈(いずみ かな)。好き嫌いは無いはずの彼が、遠出の時のお弁当は作らなくていいと言ってきた。
    自分の料理のどこがいけないのかとショック。

    『カリフラワーの決意』
    新しい工房も完成し、いよいよ瓶詰ピクルスの製造販売を始める。
    まずは毎月行われる地元マルシェに出品してみることになった。
    優希は将来に向けてある決意をする。

    『のらぼう菜は試みる』
    菜の花食堂の野菜の主な仕入れ先は、地元農家の保田俊之(やすだ としゆき)さん。
    良い野菜を丁寧に作る傍ら、不動産物件もいくつも持っている。
    店子さんの面倒をよく見る保田さんは、まるで江戸時代の大家さんのようだ。
    優希と香奈はイベントを企画する。

    『金柑はひそやかに香る』
    優希のアパートの隣人が怪しい!
    異臭、物音…引っ越ししたいけど…

    『菜の花は語る』
    優希の新しい旅立ちと、靖子先生の節目。

  • シリーズ第3弾
    今回も優しい料理と日常に潜む謎の解明。やっと工房ができ 菜の花食堂のスタッフも揃った。人が増え笑顔が増え優しさが増え出来ることが増えた。
    頑固な心がほぐれた後にはやわらかなあたたかさがじんわり広がった。
    ピクルスにジャムにレバーペースト。
    読んでるだけでわくわくする。
    すでに続編が読みたくてたまらない。

  • シリーズ第3弾。
    今回も楽しく読みました♪

    優希は会社を辞めて菜の花食堂に本腰をいれることに。

    そして、恋がうまれるのか?

    と、期待したけど
    特に何もなく読み終わってしまった。

    次に期待かな?

  • シリーズ最終巻。
    出てくるご飯はどれもおいしそう。
    先生の家族関係の秘密も明らかになる。
    これで終わりなのは寂しく思う。続編が出てくれたらいいなと思う。

  • 小松菜とピクルスがものすごく食べたくなった。

  • 問題を通して少しずつ人脈ができて居場所ができていくところがほっこりして安心できる。
    どれも心温まる良い話ばかりだった。

  • 「おいしいものを作れるってことは、しあわせになる方法を知ってるってことだと思うの」

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著者プロフィール

1959年愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年ワーキングマザーの挫折と再生を描いた『辞めない理由』(PARCO出版)にて作家デビュー。昇進に伴う女性の葛藤を描いた『駒子さんは出世なんてしたくなかった』(キノブックス)、ベストセラーとなりドラマ化された『書店ガール』シリーズ(PHP研究所)など著書多数。

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