お友だちからお願いします (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
3.45
  • (18)
  • (40)
  • (60)
  • (12)
  • (2)
本棚登録 : 832
レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479307303

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 34歳の頃に書いたエッセイに、42歳になったしをんさん自ら文庫化に伴う追記を加えている。
    本人があらかじめ言い訳しているとおり、掲載した雑誌の性格上少しよそゆきで常識人を装ってしまった感が歯がゆいのか、文庫追記:で補足している数行がおもしろかったりする。
    とは言え、途中でめんどくさくなり文庫追記:をさぼっている様子もうかがえたりして、ずぼらな一面をさりげなくみせてくれる。
    恥ずかしげもなく鼻水とか体毛についての想いをネタにしたエッセイを書いちゃったりして、素のしをんさんらしさを感じさせてくれるが、本作はもう一歩はじけきれていないかな。
    「ドッキリ番組が好きでない。」には逆じゃないの?と思ったが、「自分がやられたら非常に見苦しい行いをする自信があるから。」と覗き見する側の意見でなく仕掛けられた立場での恥じらいに満ちた発言だった。
    相変わらず自然体で微笑ましい"しをん"さんですが、お友達のお友だちくらいの距離感でお願いしたい感じでしょうか。

  •  三浦しをんさんは以前から好きだったが、最近エッセーにハマってずっと読んでいる。
    「本書はふだんよりも、よそゆき仕様の一冊である(自社比・本人談)!」とのことだが、たしかによそゆき仕様。
     よそゆき仕様なのに、飾らないというか隠さないところがさすがだ。キャベツダイエットの顛末も、オヤジギャグも、外国人女性に洋式トイレを譲る際に「いえーす」しか出なかったという面白エピソードも、恥ずかしげもなく披露している。
     この本で初めてしをんさんのエッセーに触れるひとは、「こんなにおもしろい、飾らないひとなのか」と思うかもしれない。でも私はほかのエッセーを読んだので、まだまだ序の口だと知っている。
     この本を面白いなと思ったひとは、絶対にほかのエッセーを読むべきだ。倍以上にテンションが高く、めちゃくちゃ面白いので、覚悟して読んでほしい。

    「なれるわけないだろ、ごるぁ!」「お友だちですら御免です」と、本書のあとがきでご本人はおっしゃっているけれど、私はお友だちになりたい。とてもとてもなりたい。(ただの一ファンが恐縮です)
     もともとエッセーというジャンルが好きで、わりといろいろ読んできたほうだと思うが、やはり皆さんある程度、飾っていらっしゃる。それはそれで好きなのだが、しをんさんのエッセーはひと味もふた味も違う。
     私自身、文章を書くときや、友だち以外のひとと接する際、猫を百匹ほどかぶる性分だ。だから友だちが少ないのかなと思うこともあるので、飾らないしをんさんの人柄に惹かれるのかもしれない。
     でも、あらかじめ世間に自分のダメダメさをさらけ出しておけば、生きやすそうだな……と思ったりもした。 

  • エッセイ集。よそゆき仕様といえども、しをんさん凝縮、凝縮。面白い話が多いんだけれど、小説の取材の時の話もあり、年齢的にか性格的にか共感できるところもあり、全体的に楽しめました。一つ一つが短いのでどこからも読めるし、ご丁寧に文庫あとがきもあり、ありがとうございますです。とにかく、発想や表現が個性的で、地を出してるところがいいね。

  • ジーニーさんの本棚から♪

  • 三浦しをんの書くものは全部好きだけど、エッセイは特に好き。言葉選びが秀逸で、どれもクスッとなる面白さがある。本屋さんで待ち合わせの方も購入したので今から読むことにする。

  • 本書はふだんよりも、よそゆき仕様の一冊である(自社比・本人談)!―そうは言ってもボウリング、国際交流、とっさの一言といったさまざまな分野において最弱王の素質は十分、おやじギャグの才能はますます磨かれ、肉体はのろのろなのに妄想だけはのりのりの日常のなかからは、情熱と愛情と笑いと涙がほとばしる!アップデートされた「文庫追記」多数もぬかりなく収録。「『お友だちからお願いします』と言ったことも言われたこともない」と語る当代随一の人気作家が満を持して贈る、爆笑&胸熱の極上エッセイ集!

    生活圏が重なる分、面白い。

  • 三浦しをんさんのエッセイは、どうしたって声を出して笑ってしまう!

  • やっぱり他人と思えないww
    これはやはり旅行のときに読了すべきだったか。いや、旅先で爆笑なんてできないしなぁ。コロナ禍の今だからこそ読んでよかったのかも。
    これ読んでる間に他のエッセイも買ってみたけど、それも楽しみ。

  • 単行本は既読。

    書評は面白く読めたのだけど、エッセイはなんだか苦手になってしまった。
    や、本篇はわりと普通に読んで、へーって感じだったのだけど、文庫版あとがきがどうにも苦手で、最近の文体が合わないのかなぁ、という感じ。

    • トミーさん
      作品が好きでも
      エッセイが?というひともある
      よくわかります。
      作品が好きでも
      エッセイが?というひともある
      よくわかります。
      2020/01/15
  • 三浦しをんの何を知っていたんだろう?このエッセイで分かったこと、それは著者もなあんにも私と変わらない人間ってことです。
    夜中のピザも我慢できない、翌日むくれる顔と後悔だけがよぎる。
    彼女を少し知れた気がして心があったかくなった。三浦しをんをもっと知りたい者が読むエッセイ。

全49件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1976年、東京生まれ。2000年、書き下ろし長編小説『格闘する者に○』でデビュー。2006年、『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞を受賞。2012年、『舟を編む』で本屋大賞を受賞。2015年、『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞を受賞。ほかの小説に『風が強く吹いている』『きみはポラリス』『仏果を得ず』『神去なあなあ日常』『天国旅行』『木暮荘物語』『政と源』など、エッセイに『あやつられ文楽鑑賞』『悶絶スパイラル』『ふむふむ おしえて、お仕事! 』『本屋さんで待ちあわせ』など、多数の著書がある。

「2020年 『文庫 ぐるぐる♡博物館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三浦しをんの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
伊坂 幸太郎
辻村 深月
森見登美彦
有効な右矢印 無効な右矢印

お友だちからお願いします (だいわ文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×