- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479307938
感想・レビュー・書評
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ルールが確立し、風流なイメージの平安以降の和歌とは、一味違う。
バラエティに富んだ「万葉集」の世界をひもとく。
心情や、歌の詠まれた状況などを、たのしく紹介。
現代語訳が関西弁なので、ぐっと身近に感じる。
今と変わらない喜怒哀楽もあれば、当時ならではの風習や感覚も。
ダジャレや言葉遊びの精神は、昔から変わらない。
蟹の気持ちになって詠まれた歌など、オチもあって、まるでショートショート。
こんなに笑える歌もあるんだなと、教科書にあまり出てこないような歌の解説が、おもしろかった。
ツッコミがコミカルで、和歌の知識があまりなくてもたのしめる本。
そんなに妄想という感じではなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
にゃんこまるさんの本棚を見て読んでみたくなりました。にゃんこまるさん! 素敵です。8.2夕。
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2020/08/03
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2021/01/13
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2021/01/14
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結局、人は孤独でだからこそ繋がりたくて、こうやって言葉を繋ぐ。
それは今のSNSとも根本は同じなんじゃないかなぁ。
1300年前の人の言葉に笑い共感しあー人間てそんな感じよね、て思える素晴らしさ。
この本がというわけじゃないけど万葉集と親しむ事って人間讃歌なのかなぁなんて思った。 -
「聞いて!これっておもしろいんだよ!」って思って話してくれる人の話ってついつい聞いてしまうし、おもしろいよね。万葉集についてもっと知りたくなった。
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20200319〜0329 万葉集は好きだからちょこちょこ解説本とか読んでいたけど、知らない歌も沢山あるなあと思った。
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万葉集?勉強の本かぁ…と思っているあなたにぜひ読んで欲しい。
著者の三宅夏帆さんが和歌はもちろん歌人たちの関係や時代背景を含めた上で面白おかしく読み解いていてとても楽しく読めた。
興味深い豆知識もたくさん。(奈良時代のおまじないとか)
あれこれ妄想を募らせても昔の人が何を思って歌を詠んだのか本当のところはわからない。
ただ、カタチにしないと何も残らないのだと思った。
自分語りになるのだが、私は自分の言葉で伝えるのがどうも苦手だ。
人と喋ってもほぼ聞き役。SNSでつぶやこうにも結局文章を削除してしまう。
自分の気持ちに自信がないのだ。
でも私の気持ちがわかるのは私しかいないから、自分の今感じたこの気持ちを大切にできるように言葉というカタチにして残していこうと思った。
それがたまたま誰かに届いてくれたらラッキー。
そう思わせてくれた本。 -
万葉集ってそうか…漢字で書かれてるんだよな…すげえ…