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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784479308096
みんなの感想まとめ
自らの生い立ちや経験を通じて、建築家が自身のアイデンティティを探求する様子が描かれています。著者は、子供時代の記憶や出会いを振り返りながら、さまざまな「場所」との関係を分析し、その繋がりが自身の建築ス...
感想・レビュー・書評
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隈研吾さんが自分自身について語る、と言う本。
自分自身をその生まれから育った環境、様々な人との出会いなどを場所ごとに振り返り分析し、その繋がりから今の隈研吾さんに至ると言う構成が面白かった。人はやっぱり子供時代の記憶や経験が土台となっている事を感じる。
沢山の著名な建築家やその建築物、建築史について隈研吾さんの目を通して語られているのがまた新鮮で興味深い。
東京などの大都市や日本国内の各地、そして世界中にある建築物をもっともっとこの目で見たい気持ちが今まで以上に湧いてきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
隈研吾が、隈研吾を語る。
隈研吾が、隈研吾とは何か?を探っている。
隈研吾は、自分の物語に対しての編集能力がある。
物語のレバレッジ能力があるのだね。
隈研吾は、一つの言葉を起点として、自分の物語を綴る。
痕跡、境界、孔、土、長靴、積み木。
一つ一つの言葉から、積み上げていく物語が、建築物になっていく。
それをつなぎ合わせるのが、「場所」という概念。
痕跡を残すことに必死になるのが、人間であり、
その痕跡をトレースしやすくなってきている。
まぁ。建築家は、自分の作った建築物があるから、余計痕跡が確認できる。
結局は、痕跡が確認できないことの虚しさの方が大きい。
人には、境界がある。都会と田舎。両方を行き来することで、
両方を受け入れることと批判することができ、意地悪な見方ができる。
確かに、隈研吾は、境界がないところが、ステキでもある。
郊外住宅は、白っぽくて明るいが匂いがしない。
つまり、建築的欲望の終焉であり、死んでいる。
隈研吾は、「孔(あな)」を作っているのではないかという。
孔は、人間と自然を結びつける。人と人を結びつける。
神社と人間をつなぐ、里山と町をつなぐ。
地面、大地と切断している。
西欧では、基壇、プラットフォームを作って、神殿を作る。
土間などの土に繋がる感覚が必要である。
隈研吾は、「小さな建築」を目指している。
隈研吾は、破片として粉砕された自分を、糊を使ってつなぎとめようとしている。
それが、場所だという。
隈研吾の建築物を見ながら、なぜか 中途半端だなと思う。
コンセプトにこだわり、ファザードにこだわり、
小さなピクセルにこだわることで、それを無理やり繋げている。
その繋げるところに、自己矛盾がある。
それを埋めるのは、現実から、生み出すしかないのか。
隈研吾の本音が、深い悩みの中にあるようで、隈研吾は抜け出せない。
それでも、隈研吾は、走り続けるのだろう。 -
建築家の隈研吾が、自らを作ってきたそれぞれの「場所」とともに、自らを語る。
どうしてあのような建物を作るのか、少しわかった気がした。 -
ちょっと前に岡本太郎の本を読んだ。
その時に出てきた丹下健三やらメタボリズムやらの単語が
バンバン出てきたーーー。
これ、読んでから、読みたかったー
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