東大現代文で思考力を鍛える (だいわ文庫)

  • 大和書房 (2021年1月9日発売)
4.16
  • (8)
  • (7)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 186
感想 : 9
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784479308508

作品紹介・あらすじ

君はこの問題に答えられるか!? 

一冊で東大生並の「考える力」が身につく!

みんなの感想まとめ

思考力を鍛えるための新しい視点を提供する一冊で、読者はさまざまなテーマについて深く考えさせられます。特に、東大入試に出題された現代文をわかりやすく解説しており、難解な文章も再読することで理解が深まる体...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • メソッド的なものはなく、鍛え方はいまいちわからなかったが、この本を読み終えて世の中の見え方は少し変わったし、思考も深まった。いろいろなテーマについて考えさせられた。この本に載っていた本をいくつか読んでみようと思った。
    そして、はやく教育を変えてほしいとも思った。大学という学生の終わりに差し掛かるときにメッセージとして届けるのではなく、本質を射抜く力を鍛えるような教育をはやく整えてほしい。
    深く考えず自分で選択できない人間を量産するほうが、誰かの都合がよかったのだろうか。早く気づきたかった。

  • 東大入試に出てきた現代文を、わかりやすく解説してくれている本です。

    学生の頃、国語の試験がとても苦手で、試験に出てきた現代文を読みながら、つまらないなぁ、何が言いたいんだろう、これは誰が読むんだろうと、失礼なことを思ってました。

    なので、出口先生のように、各々の文章から、著者の言いたいことを的確に掴めれば、現代文も面白く感じるんだろうな…と思います。


    東大入試というだけあって、一回読んだだけでは何を言いたいかサッパリでしたが、その後解説を読んで、再読すると、そういうことかぁ…と思う点がありました。京大の方も読んでみたいと思います。

  • 現代文といえばの出口先生。
    タイトルから参考書的に思われそうだけど……。
    東大を受験する人より、読書が好きな人が読むと色々考えられることがあって、良いと思う。

    福永武彦「夢のように」
    木村敏「異常の構造」
    小池昌代「背•背なか•背後」
    大森荘蔵「流れとよどみ 哲学断章」
    宇野邦一「反歴史論」
    西谷修「問われる『身体』の生命」
    加茂直樹「社会哲学の現代的展開」
    坂本俊生「ポスト•プライバシー」
    リービ英雄「ぼくの日本語遍歴」
    堀田善衛「美しきもの見し人は」
    鈴木忠志「鈴木忠志演劇論集 内角の和」
    竹内敏晴「思想する『からだ』」

    を掲載、解説している。
    こう羅列すると、なんかすごく面白いなぁ、東大入試。

    深く考えること、柔軟に見ること。
    分かっているけれど、なかなか難しいと思う。
    けれど、文章を素直に辿っていって、素直に感心したり、何かが違うように思ったり、いろんな感情が動いていることが分かる。

    解説も非常にわかりやすい。

  • いかに自分が文書を流し読みしていたか、文書の本意を掴めていない、掴めていても言語化が出来ていない事が痛感させられた。知識というより読解力と意図を読み取って要約するという社会人必須のスキルかと思われる。
    どれも時間制限のない読書という範囲で且つ解説付なので興味深く読めるが試験で出題されたら冷静に読めないだろう。
    また再読したい本。

  • 書店で偶然目に入ったので、衝動的に買った本だったけど、読んで良かった。

    常識に縛られない・現代社会の問題の文章はけっこう読めたけど、芸術・文化系の文章は解説がないと読むのが厳しかった。普段あまり馴染みがないからだと思う。文章を読みながら、自分の知らなかった考え方に触れられるのはやっぱり嬉しいことだと思った。

  • 大学受験の時に出会えていれば…と思える本だが、社会に出てから読むことで改めて論理の重要性に気付かされる。東大の現代文は学生時代にも好んで解いていたが、小手先の受験テクニックで乗り越えようとしては東大側の意図する本質に気づかない(もちろん受験生にそんな余裕はないのだが…)。それは抽象度の高い文章をいかに論理的にかつ的確に説明できるかが重要ということであり、日本人の知性に強く投げかける最高学府からのメッセージなのだろう。

  • 思考力向上のために読み始めた。

    論理的思考により読み進めることで東大現代文を解いていく。
    問題作成者の意図を推測し、受験生への優しくも厳しいメッセージが込められている。

    P246
    人間が知的活動を営む場合に必要なのは、産まれながらの頭の良し悪しではなく、後天的に獲得した論理力なのである。

    重要な能力は『柔軟な思考力』と『論理力』である。

    <おわりに>より
    「深く考えよ。
    安易に答えを求めるな。
    他者意識を持って、それを論理的に説明する技術を身につけよ。」

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定評議員、出版社「水王舎」代表取締役。
現代文講師として、予備校の大教室が満員となり、
受験参考書がベストセラーになるほど圧倒的な支持を得ており、著書累計数は1300万部を超える。
また「論理力」を養成する画期的なプログラム「論理エンジン」を開発、
多くの学校に採用されている。
著書に『出口汪の「最強!」の記憶術』『出口のシステム現代文』
『子どもの頭がグンと良くなる!国語の力』『芥川・太宰に学ぶ 心をつかむ文章講座』(以上、水王舎)、
『出口汪の新日本語トレーニング』(小学館)、『出口汪の「日本の名作」が面白いほどわかる』(講談社)
『ビジネスマンのための国語力トレーニング』(日経文庫)、『源氏物語が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)、
『頭がよくなる!大人の論理力ドリル』(フォレスト出版)、『やりなおし高校国語・教科書で論理力・読解力を鍛える』(筑摩書房)など。
小説に『水月』(講談社)がある。

「2019年 『何が教育をダメにしたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

出口汪の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×