- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479308812
作品紹介・あらすじ
居酒屋作家が伝授する「家飲み」の極意
コロナ禍でなかなか外で飲める機会がない昨今、ブームがまだまだ続いている「家飲み」。
本書では、酒のすべてを知り尽くした居酒屋作家・太田和彦が、
「家飲み」の流れ(第一部・第二部)、ビールや日本酒の選び方・注ぎ方、
酒の肴も初級から上級まで、余すことなく伝授。
酒の注ぎ方から酒の肴まで
・ビールは注ぎ方が命
・日本酒は燗がうまい
・旅先で買い集めた盃たち
・家飲みの肴は手間をかけず
感想・レビュー・書評
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太田和彦『家飲み大全』だいわ文庫。
こんな時代だからこそ実践したい酒飲み名人・太田和彦流の正しい家飲み。文庫書き下ろし。
酒を止めて8年になるが、太田和彦の居酒屋探訪や酒にまつわるエッセイは止められない。酒飲みの流儀や作法、蘊蓄の奥深さは酒を飲まない者にも面白く、小川のせせらぎのような洗練された文章が味わい深く、たまらないのだ。
家飲みの極意はビールのグラス、酒の盃に徳利にこだわり、酒飲みの作法を大切に、火を使わぬ簡単な肴で楽しむと、なかなか奥が深いようだ。
本体価格780円
★★★★★詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今までの著書と内容の重複がやや目立つ。
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居酒屋の大家による、家飲みの流儀と作法開陳の書。
自宅でのひとり晩酌時、パック詰めのお惣菜を買って帰っても、それなりの器に移し替え、その合間に缶ビールを冷凍庫でさらに冷やし、グラスに丁寧に注いでプハ〜とする方にはいちいち納得、メモしとこ!と間違いなくなる一冊。
太田さんは、妻は仕事を持っているのだから、世話を焼かしてならないという考えの下、夫婦で食事するのは年に10回程度。
自宅から徒歩15分程の場所に職場を持ち、ランチは自炊、朝9時半〜夜9時まで過ごす。帰宅して入浴し、22時から晩酌がスタートする。
それは2部構成から成り、35cm×25cmの角盆に
酒と数品のアテが載る。その角盆内を『結界』と称し、周囲にティッシュペーパーや郵便物が散らかっていようが盆内は酒のアテが佇むだけにし、浄化に努めよと説く。
1部:ビール編
薄貼りのビアグラスに3回に分けてビールを注ぎ、
肉系のアテをつまむ。
2部:日本酒編
燗酒にし、漬けマグロや焼き海苔をつまみ、2時間かけて徐々に空っぽになっていく時間を愉しむべしと語る。
独酌にも然るべき道が存在することを知った一冊。 -
家飲みの作法(外で飲むこと/家で飲むこと ほか)/第1部 ビール(ビールの注ぎ方/開眼はドイツ ほか)/第2部 日本酒(お盆まわり/日本酒の買い方 ほか)/肴を楽しむ(初級/中級 ほか)/自分の世界(何をしているか/心を託す ほか)
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家飲みの作法、ビール、日本酒、肴を楽しむ、自分の世界。昨年来のコロナ禍で居酒屋に行けず、家飲みで我慢している現今だからこそ、この作品が登場。居酒屋作家・太田和彦が「家飲みのすべて」を語り尽くした究極の一冊。
著者プロフィール
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