武器になる!世界の時事問題 背景がわかればニュースがわかる (だいわ文庫)

Kindle版

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  • 大和書房 (2022年8月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784479320234

作品紹介・あらすじ

ロシアのウクライナ侵攻、台湾有事、中国の思惑、アメリカの銃社会問題…、
揺れ動く世界情勢を一気に理解する池上講義、加筆して待望の文庫化!

そうだったのか!
「少し前」の歴史を知っておけば、
なぜ起きたのか? なぜそうなったのか?
が見えてくる!

その国の歴史、文化、思想に至るまでを
池上さんが講義形式で体系的にわかりやすく解説。
世界のあちこちで勃発する事件の真相が見えてきます。
一生モノの武器としての教養を! !

みんなの感想まとめ

現在の世界情勢を理解するためには、歴史や文化を知ることが不可欠であると強調されています。特に、ロシアや中国、アメリカなどの国々が抱える複雑な問題や、国内外の対立がどのように絡み合っているのかを、体系的...

感想・レビュー・書評

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  • 今、世界は異常気象で被害が多発している。
    同様に、時事問題で世界情勢が荒れている。

    ロシア、中国、北朝鮮
    イスラエル、イラン、パレスチナ
    アメリカ、EU、韓国、そして日本

    現在は、どこの国も安心感よりも不安感が社会を覆っていて、不満が爆発しそうな雰囲気だ。

    国家間の対立だけでなく、国内での分断も起きている。
    なぜ、このような状況になっているのか?

    各国の歴史(特に現代史)を知っておくと、今起きていることの裏事情を基にして理解できることがある。

    宗教や人種差別により、トランプがイスラエルを支持するわけ。
    ロシアにとって北朝鮮やウクライナという国の存在意義。
    イギリスがEU離脱に至った背景。
    アメリカの顔色をうかがいながら言動せざるを得ない日本。

    この100年程は、良くも悪くもアメリカが世界をまとめてきたように思う。
    近年は、アメリカは国力低下で世界のリーダーに相応しくなくなってきた。
    特に再度トランプ体制になったことで、アメリカの世界的信用は急降下しそうだ。
    アメリカに代り、中国が世界のリーダーの地位に立つことを目論んでいるようにも見えたが、これもあやしい。
    中国も成長が鈍化し、国内での政治不信の火種が蔓延しているようにも感じる。

    「自国ファースト」の政治リーダーが増えて、国境を越えて考えなくてはいけない環境問題などがないがしろにされがちだ。
    う~ん。明るい未来が見えてこない。
    とりあえず、4年後のアメリカがどうなっているかが世界の時事に与える影響が大きいように思う。

  • 池上彰さんはもうかなり長い間活躍されていますね。私は彼がNHKのキャスターだった頃しか知りませんが、本の裏表紙に書かれている説明によれば、数多くの大学で講師もされているとか。

    彼が最近起きている世界の時事問題について、少し前の歴史を遡ることで解説してくれています。今起きていることには、必ず原因があり、その事件をもたらしたと思われる歴史を把握しておくことが大事だと思っています。そんな私にとって、この本はピッタリのものでした。

    以下は気になったポイントです。

    ・基本的には大統領は国のトップ(国家元首)であり、首相は行政のトップであるので役割は国によって少しずつ違う。ドイツには大統領がいるが首相が実権を握っている、ロシアや韓国は大統領が圧倒的な力を持っている、イギリス・デンマーク・オランダには大統領はいない、国王や女王などの国家元首がいるから(p19)アメリカは大統領が、国家元首及び行政の長を兼ねていて、軍の最高司令官でもある(p20)

    ・アメリカでは1960年代には徴兵制がとられていた、拒否すれば犯罪となるが州兵になっていれば連邦政府軍に徴兵されることはなかった、州兵採用の競争率は高かった、ジョージブッシュは成績が悪かったが親が大統領だったのでテキサス州兵として採用された(p28)

    ・TPPはアメリカ抜きの11カ国で署名がなされると、トランプにとって安泰だと思われていた農家からも不満の声が上がり再検討を迫られることになった(p49)

    ・ヘンリー8世は英国国教会の名の下にカトリック教会の土地や財産を取り上げて全て英国国教会のものにし、それを王として受け継いできたのがエリザベス女王、イギリス王室はイギリスで最大の地主である(p71)

    ・ウクライナは1991年の独立後は中立を宣言、ロシアともNATOとも距離を置いていたが、2014年に親ロシア派が大統領になると政府側と市民との衝突が起きて、ヤヌコーヴィチ政権は倒されて、亡命する。これにロシアは反発し、クリミア紛争に繋がった。(p85)

    ・日本では経済の民主化を図るために、戦時中は解散させられていた労働組合を復活させた、1945年に労働組合法が制定、翌年には1万7000もの労働組合が結成された(p94)

    ・キリスト教は洗礼を受ければキリスト教徒になれる、イスラム教徒は男性2人を証人にしてアラビア語である言葉を3回唱えればなれる、しかしユダヤ教は試験がある、まずヘブライ語で聖書が読めなければならない、そしてラビという指導者の面接を受けて、本当にヘブライ語で聖書を理解できているかの試験に合格する必要がある(p151)

    ・一年で一度ラマダーン月がある、断食をしなければならないが、1日のうち空が白み始める明け方から日没までの間、食べたり飲んだりしてはいけないということ、日の出前に起きて朝食をたらふく食べることになる、日没も同じ(p161)

    2022年10月5日読了
    2022年10月10日作成

  • 沖縄と北朝鮮と中国の話がうわまじか…というのが多かった。。歴史や宗教を知ると起きてること全てが必然すぎてこわい。
    そして読み終わった今日はアメリカの同時多発テロから21年の日

    本当に宇宙からみたら国境なんてひとつもないのに、みんながみんな保身するし利益を求めるからこんな世界になるんだよなあ、
    人間としてそれは当たり前のことだとも思うから、世界平和は願わずには居られないけど簡単には言えないし実現できないし難しいんだと思う。
    私たちって一体どうやって生きてったら良いんだろなーーーーー

  • この本を読み、現代史を知ることは出来事の真の理解につながる、ということは改めてよくわかりました。

    池上彰さんの現代を語るシリーズは大抵読んではいますが、毎回何かしらの見識を得られることができるのでオススメです。少し前の本の文庫化にはなるが、特に古臭さは感じません。

    過去のアメリカ大統領の十字軍に対する言及や文化大革命、ブレグジットなど、過去の失敗例を教訓にできるのは私にとって有意義でした。

    また、出口治明さんもおっしゃっていましたが、歴史を知ることでタテ・ヨコに考えることができます。こういった思考をする上で、本書のような質の高い情報で頭の中をアップデートすることは、良いアウトプットにつながるものと確信しています。

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京科学大学特命教授を務め、現在5つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』(ちくまプリマー新書)、『お金で世界が見えてくる』、『日本の大課題 子どもの貧困』編者、『世界を動かした名演説』パトリック・ハーラン氏との共著(以上ちくま新書)、『なぜ僕らは働くのか――君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』(監修、学研プラス)、『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ』(ダイヤモンド社)、『20歳の自分に教えたい経済のきほん』(共著、SB新書)ほか、多数。

「2025年 『池上彰の経済学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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