台湾はおばちゃんで回ってる?! (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 192
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479320395

作品紹介・あらすじ

スルー能力が高くてストレートな物言い。多様性に富んでいて同調圧力がない。
食を大切にし、困ったらみんなで助け合う。そして社会を動かしているのはおばちゃんだ!

そんな台湾でシングルマザーとして6年働き、台湾人と子連れ再婚・出産をした著者は、
日本で身につけていた「呪縛」からいつしか解き放たれていたことに気づいたのだった。

台湾式の産後ケアや子育て、仕事観や市民活動などにも触れながら、
「細かいことを気にせずやりながら考えよう」、
そんなふうに思わせてくれる、台湾での暮らしを綴ったエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 台湾の女性は今日も元気に働く:日経xwoman
    https://woman.nikkei.com/atcl/column/23/121500278/

    心跳台湾 │ 台湾在住ノンフィクションライター近藤弥生子のオフィシャルサイト
    http://www.yaephone.com/

    台湾はおばちゃんで回ってる⁈ - 株式会社 大和書房 生活実用書を中心に発行。
    https://www.daiwashobo.co.jp/book/b614406.html

  • まず読んでみて思った。
    「台湾のような環境で子育てできたらどんなによかっただろうか、、、」
    私は同調圧力で子育てに失敗した点があると思う。
    国や環境のせいにしてはいけないが、紛れもなくそこには大きな相関関係があるのだ、、、
    もっと自由に柔軟に子育てできなかった自分のことを考えると、子どもたちにとても申し訳ない気持ちになり、胸が痛む。

  • 台湾で生活したことがある人にとっては「ああ、こんなことあった」「確かにこんな雰囲気だった」と感じることが書かれているように感じる。
    そして、私が台湾に戻ろうか…でも…とモヤモヤしている切りきれない台湾の人の魅力、社会の優しさが言語化されているように思う。
    全体的におばちゃんを通して見た台湾という書かれ方をしているけれど、おばちゃんフィルターを外してもきっと同じようにうつると思う。

  • 「とりあえずやってみる。迷惑かけるのはお互い様。
    自分たちの社会は自分たちで作る。」

    台湾社会っていいな~。ざっくりした感じとか、子どもや子連れに優しい感じとか。今すぐ移住したいけど、そんな勇気もない私。

    いいな~はもちろんあるけれど、今の状況に諦めるのではなく、自分自身も変化への小さな一歩を踏み出したいと思えるような本でした。

    今は幸せな家庭生活、充実した職業生活を送っているように見える著者が、大変な時期を乗り越えてきたこと、日々の生活にも小さな違和感のようなものは常にあって、うまくかわしたり、受け止めて考えてみたりをくり返していることに勇気ももらえました。

    現在の夫さんとの再婚エピソードには、ほっこりとしてしまい、子連れ再婚について、固定観念をもっていたなと反省。決めつけ、思い込みを手放して、その人を見なくては!と考えさせられもしました。

    もともとVoicyで弥生子さんのお話が好きなので、本を読んでいるとさらに弥生子さんを身近に感じ、声が聞こえてくるようで、不思議と元気をもらえました。

  • Voicyパーソナリティー・近藤弥生子さんの初エッセイ本、完読。台湾で良く使われる言い回しが一番印象に残った。“お金はまた稼げば良い。大事なのはハートだ。”

  • 台湾に旅行に行くためにタイトルだけ見て買って読んだ文庫。著者のなかなか自由な人生選択と台湾の日常を楽しく読むことができるのですが、実はこれ、D&Iの本だなあ、と思いました。特に子どもを出産する女性というか家庭を支える公的、商業的サービスの充実にびっくり。女性に限らず隣人を大切にしながら生きていく人々。日本にもちょっと前にはたくさんいたのに。男性にもおすすめな世の中を回しているのは誰かについて気づきをもらえるおすすめ本。(葉)

  • 内容は、興味深く面白かったのですが、表題と離れた内容になっている箇所が有り、そこが残念。

  • お節介がなんだ。
    図々しいからなんだ。

    人目を気にせず我が道を行って、何が悪い。

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著者プロフィール

台湾在住の編集者・ノンフィクションライター。1980年福岡生まれ、茨城育ち。東京の出版社で雑誌やウェブ媒体の編集に携わったのち、2011年に台湾へ移住。結婚、出産を経て一度日本に戻ったものの離婚し、「シングルマザーとして生きるなら台湾のほうがいい」と2歳の長男を連れて再度移住。現地企業で約6年働き、再婚、次男を出産。日本語・繁体字中国語でのコンテンツ制作を行う草月藤編集有限公司を設立し、現在は雑誌『&Premium』『Pen』等で台湾について連載するなど、生活者目線での取材・執筆活動を行う。“台湾のおばちゃん”に入門後、絶賛修行中。
*オフィシャルサイト「心跳台湾」
*Instagram・Twitter @yaephone  *Voicy『近藤弥生子の、聴く《心跳台湾》』


「2022年 『台湾はおばちゃんで回ってる⁈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

近藤弥生子の作品

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