コンプレックス・プリズム (だいわ文庫)

  • 大和書房 (2023年8月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784479320647

みんなの感想まとめ

テーマは、複雑な感情や思考を言語化することの難しさと、その中での共感の在り方です。エッセイ集は、理解できる部分とそうでない部分が交錯し、読者に深い思索を促します。特に「慰めたいとは思うけど。」という言...

感想・レビュー・書評

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  • 『コンプレックス・プリズム』  最果タヒによる「コンプレックス」に照らした言葉の煌めき。|じんぶん堂(2020.05.19)
    https://book.asahi.com/jinbun/article/13373173

    最果タヒ エッセイ集『コンプレックス・プリズム』2020年3月20日発売|株式会社 大和書房のプレスリリース(2020年3月25日)
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000033602.html

    DOTPLACE GALLERY #022:嘉江 - DOTPLACE
    http://dotplace.jp/archives/21909

    コンプレックス・プリズム - 株式会社 大和書房 生活実用書を中心に発行。
    https://www.daiwashobo.co.jp/book/b10033822.html
    (単行本)
    https://www.daiwashobo.co.jp/book/b497715.html

  • 理解出来て共感したこと、理解出来たけど共感出来こと、理解出来ないこと、が混ぜこぜになったエッセイ集。
    まず理解出来るかどうかという壁があり、高校時代現代文2だった自分にはやや難解でした。

    その中でも、「慰めたいとは思うけど。」が印象に残りました。
    誰かを慰める際に、自分がこの人を元気にしてあげなきゃってゆう傲慢な気持ちが入ると、落ち込んでいる相手の本当の助けにはなりづらいという趣旨の言葉が書いてあり、たしかにそれは寄り添っているようで寄り添えていない気がするので共感しました。
    作者さんが言うように、「求めている言葉」が、傷ついた人の胸にすでにあるのなら、その人はここまで苦しむこともない。わからないから苦しい。
    必ずしも「答え」ることは必要なく、離れたところから見守ることも優しさ。
    言葉をかけないことは冷たさではないと思いました。

  • 言語化するのが難しい感情や考えを必死に紡いでたまに絡まって、そうやって形にしたタヒさんの言葉はとても惹きつけられる。タイトルに付箋を貼ったのは初めて「何もしたくないわけではないし、できないわけでもないが、しない日」

  • 初めての最果タヒさん。「わたしのセンスを試さないでください。」「話すのが苦手って、本当?」「どうか味方ができませんように。」に共感した。 言語化できなかった気持ちが認識できたから。他の著書も読んでみたい。

  • カテゴライズされるのがとにかく嫌なんだな。
    だから、友達も恋人もいらないし、人に判定させないために変わった服を取り寄せるんだって。
    社会システムのなかで生きてるんだから、しょうがないよ〜そんな嫌なら無人島行きなよ〜
    なんにも共感できなかった。なんか読む度に生きづらくなる言葉だった( ; ; )

  • #コンプレックス・プリズム
    #最果タヒ
    23/8/10出版
    https://amzn.to/3DMeaya

    ●なぜ気になったか
    先日TVで詩人である著者を知った。どんな言葉を紡ぎ出す人なのかなと興味はわいたが、能動的に読むまでは至らなかった。この出合い、読むべき人と感じたので読みたい

    ●読了感想
    文章には、簡単にわかるもの、ちょっと考えることが必要なもの、全然わからないもの、の3つに大別できるが真ん中が一番好きで本書はそれ。表現から色々考えて楽しめる塩梅が最高だった

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き

  • 普段エッセイや詩集を読まないけど、帯のこの言葉に惹かれて買った。

    劣等感とはいうけれど、それなら誰を私は優れていると思っているのだろう



    この自己愛に満ち溢れているけど、自分の足りない所も自覚してるし、人の見る目も気になってしまって、その狭間で唸っている感じが自分だ!!

    と重なる所があって頷きながら読んだ。


    もちろん、何言ってんだ。と思う話もあったけど、それはそれで面白かった。

    「どうか味方ができませんように」も好き。
    私は友達なら、絶対私の味方をして!!と思っている。でも、私自身は友達の正義にも共感できない時もある。なんなら、それをきっかけに一線引くときもある。
    だから、友達に愚痴を言う時も自分が絶対責められない様にめちゃくちゃ予防線を貼ったりして、そこまでして愚痴らなくていいな。何やってんだ。となったりする。
    し、友達に責められる様なことをしない様に気をつけたりしていた時もあったので、これは窮屈で意味のない思想だなと思った。だからといって、捨てられるかは、また別だが。

    「優しさを諦めている」も刺さった。
    私も優しさと好きを結びつけてしまうタイプで、現実とのギャップに悲しくなってた。そこから、優しさを間に受けるのは止めた。
    でも、これを読んでそれはそれで寂しいなと思った。



  • 前半はとても楽しく「わかるわかる」と思って読んだのだけど、読み進めるにつれて内容が難しく、すっと入ってこなくなってしまった(完全にわたしの理解力不足)。

  • 読み終わった感想として、難しい人なんだなと感じた。
    当たり前だけど私とはまた別の性格の持ち主で、読んでいて疲れてしまうなと思ったり、共感できても少しズレていたりして読むのに少し苦労してしまった。

  • 「傷ついている人にはすでにその人自身に言葉があるのなら苦しくない、わからないから苦しい」
    言葉にしないことの優しさを私も持てるようになりたい

  • 結論が決まってるわけではない。
    ただ、自ら思った疑問や考えの過程を最果タヒというレンズを通して見れる作品。
    自分自身の弱さを理解して、不完全ながらに綴っている文章がとても好き。

    この作品を通して、より最果タヒの人間性に惹かれた。

  • 作者の頭の中を覗いているような本。各テーマに対して作者の考えが数ページ続く、その繰り返し。共感できる考えは多々あるけど、微妙に自分にははまらない感じ。

  • 作者にとっては鬱陶しいと思う感想かもしれないが、どのエッセイも共感できる作品だった。自分なりの考えとかを持てるエッセイ集でとても興味深かった。帯に書いてある、「劣等感というけれど、それなら誰を私は優れていると思っているのだろう」とい言葉に惹かれて、買ったが他の作品も読んでみたくなった。帯の言葉に対する自分なりの答えは、「頭の中にしかない理想の自分」だと思う。いろんな作品やこれまでの経験から作り出された想像上の自分と今の自分を比較して、勝手に劣等感を抱いているのだろう。

    個人的には、「賢さ」の話と「好きに理由がないといけないのか、なんとなくではだめなのか」についての話が好きだった。また読み返してみたいと思う。

  • 最果タヒさんを読みたくて、そして装丁が可愛すぎる!!と手に取った。 センスを試さないでくださいとか、人を愛することは他の誰かを愛さないとイコールであるとか、私は私のことを好きでも嫌いでもないままでいていいとか、なるほどと思わされた。私より年上のはずなのに、感性が擦り切れていないというか、自分のことを信じている青さ、世の中への期待や希望を持っている人だなぁと思った(こんな風に感性を評価することこそ作者が嫌うものでごめんなさいと言いたい)。 各章の最後の一文が取ってつけた感があるというか、保身のためにバランスを取っているように思えてしまったのが残念。文のつながりがとびとびで、お洒落だけど少し読みにくかったな。

  • 20歳になったばかりのころに最果タヒを知って、脳を全部焼き尽くされたような衝撃と、多分生まれて初めて、自分が何も持たないことへの猛烈な悔しさを覚えたことを思い出した。文章が好きだ。本当はこういう文章を書けるようになりたかったと思うし、未だに自分が何者でもないことを恥じるし、それを浅ましいと思う度にこの人を好きでよかったなとも思う。

  • 読み始めは、共感できないことも多いし、なんでそんな悪い捉え方なんだ、なんでめんどくさいことを気にしてるんだ、なんなんだ、って驚きと疑問で全然読み進められなかった。

    でも少しずつ少しずつ読んでくうちに、
    「この部分は似てるかも」
    「共感はできないけど、言ってることは理解できる」
    「私には無い感性だけど、美しい」
    そう思えるようになっていった。
    その人のことをちゃんと知れば、好きになる。嫌いになる人なんていないはずだ。
    誰かが言ってたけど、きっとそうなんだろうと実感した。

  • 読むにつれて、著者がどんな人なのか、どうやって生きてるのかますますわからなくなった。共感1割、発見3割、わからんor理解放棄が6割。わざとなんやろうけど、読点を多用して文を繋ぐだけでこんなに読みにくい文章になるんやな、とギョッとした。心の内側を吐き出した下書きをそのまま出したような文章。ある意味ストレートやけどスルーしてしまう人も多そう。

  • 言葉のリズムや選び方が好きだ。

  • すごく分かるところもあれば、共感できないところもあり。
    一文一文を読むのに時間がかかった。

  • 書き出しに惹かれた。わたしも自分の言葉で伝えたくなったよ。

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著者プロフィール

最果タヒ(Tahi Saihate)
詩人。一九八六年生まれ。二〇〇六年、現代詩手帖賞受賞。二〇〇八年、第一詩集『グッドモーニング』で中原中也賞を受賞。二〇一五年、詩集『死んでしまう系のぼくらに』で現代詩花椿賞を受賞。その他の主な詩集に『空が分裂する』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(二〇一七年、石井裕也監督により映画化)『恋人たちはせーので光る』『夜景座生まれ』など。作詞提供もおこなう。清川あさみとの共著『千年後の百人一首』では一〇〇首の現代語訳をし、翌年、案内エッセイ『百人一首という感情』刊行。エッセイ集に『きみの言い訳は最高の芸術』『もぐ∞【←無限大記号、寝かす】』『「好き」の因数分解』、小説に『星か獣になる季節』『少女ABCDEFGHIJKLMN』『十代に共感する奴はみんな嘘つき』、絵本に『ここは』(絵・及川賢治)、対談集に『ことばの恐竜』。

「2021年 『神様の友達の友達の友達はぼく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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