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Amazon.co.jp ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784479390954
みんなの感想まとめ
この作品は、引きこもりというテーマを通じて、社会の偏見に対する新たな視点を提供しています。著者自身の体験に基づき、引きこもりを単なる社会問題としてではなく、個々の人生の一部として捉えています。特に、老...
感想・レビュー・書評
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(2024/02/19 2h)
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この本好きです。引きこもり
社会問題としてとりあげるのではなく、ご自身の体験に基づく形で書かれてあります。引きこもり=悪いことという社会認識とは違う観点で考察してます。すごく共感できることも多く感銘を受けました。最後の方に書かれていた老いに関するないようも今の自分には実感がなく想像でも難しいことでしたが、知れてよかったと思えます。 -
著者の執筆時の年齢と自身の両親の年齢が近くなったためか、本題である「ひきこもり」よりも「死」「老い」に関する部分が強く印象に残りました。(p.105〜、p.110〜、p.166〜)
「老い」に対する「若年時の認識」と「当事者としての認識」の違いを記されていたのが理解できる内容だったため、今後の両親への向き合い方に良き影響をいただけたと感じております。 -
吉本隆明の本は過去に1冊しか読んだことがありません。それも途中まで。難解すぎたからではありません。著者自身が本書で述べているように、あるときを境にわかりやすい文章を書かれるようになっています。わかりやすいのと内容を気に入るのとは別問題。著者の考えていることが何となくしっくり行かないので読むのをやめました。で、それ以外もまったく手をつけていませんでした。ではなぜ本書に手を出したか。もちろん、タイトルにひかれたのと、目次の見出しをざっと見ていると、なるほどと思えることが多かったからです。読みすすむと、やはりいくつかの箇所では納得行かない部分もありました。子どもは1歳までの親子関係でその性格の大半が決まってしまう(傷つけられている)、子どもの自殺は親の自殺願望が原因だ、などという部分です。それでも、そういう考え方もあるなあ、という感じで読みすすみました。著者自身、引きこもりがちだったようです。そうでないと、これだけのことを考えて、これだけのことを書いては来られなかったのでしょう。学校もあまり好きではなかったようです。小学生のころから先生やまわりの子どもたちの嘘を見抜いていたようです。私自身はどちらかというと学校ではうまく渡り歩いていた方だと思います。先生にも良く思われていることが多かった。良い子のふりをしていたのかも知れません。それで疲れるということでもなかったのですが、年齢が上がるにしたがって、誰とでもうまく付き合おうとすると、誰とも深く付き合えない、ということを感じるようになってきました。それから人付き合いが悪くなったのだと思います。大学生のころでしょうか。ひとりで本を読んだり、本屋に行ったり、芝居を見に行ったりすることが多くなりました。誰かに合わせたり、相手の考えを押しつけられたりするのがいやだったのだと思います。それでも逆に深い付き合いのできる友人ができました。ひきこもったり、不登校であったりというのは決して悪いことではありません。それぞれの生き方です。良くないことがあるとしたら、外に出られない、学校に行けない自分を自分で(あるいは家族が、まわりが)責め、傷つけることなのでしょう。家にいても、したければ勉強もできるし、社会との接点を持ち続けることもできます。インターネットを使えば、外に出ている人間よりももっと外を見つめることができるかも知れません。いろんな生き方があって良い。それを認める環境がととのえば良いと思います。著者は目が悪くなって原稿が書けないため、最近はインタビューをまとめて本にしているのだそうです。1時間半の講演会を聴くような気分で一気に読み通しました。
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一番考えさせられたのは
『教師が生徒と向き合おうとするから
生徒は迷惑する』といったところ。
う~ん、そういった切り口から来たか・・。
そして、次のように続いていく。
『「とにかく教師は生徒に向き合うべきだ」
という考え方には、子どもを「指導」してやろうと
いう、プロを自認する教師の、ある種思いあがった
気持ちがあります。そんなことをしなくても、
毎日後ろ姿を見ているだけで、子どもはいい先生を
見抜きます。自分の好きな先生を見つけて、
勝手に影響を受けていくのです。』
こう断じられてしまうと、自分が先生達から
受けた影響はそんなものだったのかも知れない
と納得するところもある。
いずれにせよ、大切なキーワードとして、
「思いあがった気持ち」を覚えていたい。 -
うーん、とってもよい本だった。
ひきこもっているときに人間が作られるのだ、とか。
外に出て行って誰かと関わるのが苦手ならそれでいいのだ、引きこもっているからおかしいとかそういうのは間違っている、というような事が書いてあり、ふむー、となりました。
私もある程度はひきこもれるようになりたい。創作活動のために。 -
言いたいことはわかるんだけど…。
インタビューをまとめたという形式なので仕方ないのかも知れないけれど、なんだかとても散文的で、掘り下げが足りない感じ。
なんでもかんでも「ひきこもり」としてしまう今の風潮を問題視するのはわかるんだけど、本質的なところに全然触れてない、表面的な話に終始しているという印象が否めない。
なんかちょっと違うんじゃないのかな~~~。 -
難しい。この本は難しいと思う。
文章は平易ですよ。さすが、読みやすい。
でも、これ、どう捉えたら良いのだろう?と。
まず、20年前の本であるということ。
「20年」という時間じゃなくて、
「iPhone登場」前と後では、
やはりだいぶまた、変わっていると思う。
同じ著者でも、絶対言うことは変わると思う。
だから、まずは、このタイトル。
こういう考えもあるのだ、という認識が必要。
でも、ここに救いを求めていいのか?は
とても難しいと思います。 -
初吉本隆明でしたが非常に読み易く、安心して読めました。
最近度々、「多様性」を認めようという世の中の流れの中で「多様性」の網からこぼれ落ちた人達があまりにも多いのではないか?と考える事がある。
ここで取り上げられる「ひきこもり」もその一つではないだろうか。
本書で描かれる内容とは少し異なるかもしれないが、イメージが(良いものも、悪いものも)先行して本質が見えなくなっていないかを考えるきっかけになる一冊。 -
2019/12/06
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171210
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371.42-ヨシ
000302356
「若者たちよ、ひきこもれ
コミュニケーション能力を過大視するな」
「時間をこま切れにされたら、人は何ものにもなることはできない」
「一人で過ごす時間が「価値」を生み出す」
(本書より) -
著者の次女は、吉本ばななさん。
リブランの社長のフェイスブックで紹介?していて読んでみた。
ん~
「ひきこもりも不登校も病的な状態ではない」
そう思います。
近頃、なんでも問題視し過ぎる…
平和で豊かな時代だから、ひきこもったままになる… -
思った以上に読みやすかった。
1つの章が短いのもまたよい。
以下引用
不登校のこどもたちは異常でもなんでもなく、学校の欺瞞性のようなものを見抜いている場合が多い。ある意味でとてもまっとうな感受性をもっている。(P67)
→これは弟にも当てはまると感じた。納得。驚くほど観察力が鋭い。
ほとんどの親が間違えているのは、学校というところは勉強をするところだと信じているところです。親は一様に、自分の子どもが学校制度の中で真面目に勉強していくものだと思っている。しかしそれはおかしい。親だって自分が学生だった時のことを思い出してみればそんなことは嘘だとわかるはずなのです。自分だって適当に遊んで適当に次第点をとってやってきたにちがいないのです。ほとんどの優等生以外、そんなものです。
→一族がその‘ほとんどの優等生’だから弟は辛かったと思う。
義務教育のあいだの学校には一種独特の「偽の厳粛さ」が漂っている。(P77〜P80)
いじめの問題でわすれてはいけないことは、いじめるこどもといじめられるこどもの両方が問題児であること。
問題児とはなにかそれは心が傷ついていること。
その傷の原因はなにか。やはり親だといわざるをえない。 -
ひきこもりに対する作者の考えが自分の経験を踏まえた上で書かれている。最終的に言いたいことはタイトルになっている「ひきこもれ」ってことなんだろうな。ひきこもることは決してマイナスなイメージではない、ひきこもることも必要だということと、なぜそう思うのかについて納得する言葉で書いてくれている。正直に書いているんだろうなあということが伝わってきて、「ひきこもれ」なんて何てこと言い出すんだこの人は!と思ったけれど、読んでみていつの間にか引き込まれていた。
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「ひきこもるな」ならともかく、「ひきこもれ」という言葉は見るのも聞くのも初めて。
珍しい意見だと思って読んでみました。
著者吉本隆明氏は吉本ばななの父親です。
著者は生来の恥ずかしがりや、引っ込み思案で、ずっと引きこもりがちの人生を歩んできたとのこと。
現代の、アンチ引きこもりの風潮に疑問を呈した内容となっています。
親と子の関係にも言及し、学校生活やいじめ、不登校なども話題に載せ、社会と個人についてのさまざまなパターンを想定しながら書かれています。
つまりは「親は子を、子は自分自身を、あまり縛って追いつめるな」ということのよう。
穏やかであっさりした文章ではありますが、内容は結構ハッキリしており、柔軟性よりも不動性を感じます。
本人はかなり独特で頑固な方だろうという印象を受けます。
精神的な対人距離の取り方に主眼が置かれており、学校教育下の子供たちが引きこもろうとした場合、親はどう対処すべきかについては、詳細に書かれていますが、社会に出るべき年齢になってからの人はどうすればよいのか、具体的な道は示していません。
本人は、作家という特殊な職業のため、半分ひきこもり状態での仕事が可能となっていますが、著者の状態は一般読者の参考にはならないため、説得性に欠ける点を残念に感じました。
「引きこもりはよくない」という世の流れに反論した文章はなかなかないため、ひきこもりの子をもつ親など、問題の渦中で苦しむ人にとってはほっと一息つける内容でしょう。
予想よりも主張は浅く、ひきこもることで自分の内部を豊かにし、ゆくゆくはそれを大いに社会に還元させる、という彼の考えは、はなはだ理想論にも思えますが、世論に投げかけた彼の逆説を、新鮮な思いで読みました。 -
一人で過ごす時間が「価値」を生み出す
他人とのつながり方は、それぞれでいい
自分に通じる言語をもつということ
子供の自殺は親の代理死である
ざっと印象に残った所を抜粋。自分が今まで育ってきた環境を振り返ったりして、なんとなくじわんと胸に響くものがあった。
自分が親になる前に読めて良かったと思える一冊。 -
生涯、引きこもり気質だった著者の引きこもりでも別に良いじゃないかという本。病的な引きこもりもあるが、外向き、内向きの性格の違いであるだけで、引きこもることは悪くない。引きこもることが必要なこともあるし利点があることは僕も全くそうだと思う。ただ、働いたり、世の中を知りながら自立して生きようと言うことはその通りだよね。この方は少し独特な考え方を持っていて、納得出来るかは別としても、面白いなあと思った。いじめや不登校にも言及し、政治・社会批判もあるが、そこは流し読みしてしまった。
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