水木しげるのんのん人生―ぼくはこんなふうに生きてきた

著者 :
  • 大和書房
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479391128

感想・レビュー・書評

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  • 先日、「げげげの女房」を読んだが、今度は水木しげる氏の自伝。自伝と言っても非常に軽いダイジェスト版という感じで、1ページを上半分に氏自らのカラー挿絵、下半分に軽妙な語り口による人生の一コマ一コマ、というすらすらと読めてしまう内容。

    氏の少年時代、運動が得意で、喧嘩も強かったという、活発な少年だったという話、戦争に行って、最後は片腕を失い、大変な苦労をして帰国したという話は、「げげげの女房」にはなかった内容で、興味深かった。

    徴兵中のことも、帰国後、人気が出るまでの貧困生活も、飄々とそれほど暗くならずに語られているのは、すでに老境に入ってからの執筆のせいもあるのだろうか。げげげの女房で奥様によれば、本来はものすごくまじめに絵に打ち込んだ性格のようだが、本書からはそのような重たさや暗さはまったく伝わって来ない。

    あまり深く何かを読み取るのは難しいが、素直に、自由に、辛いことがあっても、きっとそんなにくよくよせず生きて来られた姿が伝わってきて、読んでいて、気持ちが楽になる。

  • ほぼすべてのページにカラーイラストがついていて読みやすかった。昨日読んだ「私はゲゲゲ」と重なるエピソードが出てくるけれど、でもまったく同じじゃなくて、飽きないです。

    どちらか選ぶなら「私はゲゲゲ」の方が、実際に見た妖怪のことや、スピリチュアルなことに対する考えも描かれていておもしろかったな、とは思うけれど、こちらは戦争のときのこと、過酷な状況のことをもう少し詳しく書いてあって、やはりどちらもそれぞれにおもしろくてすごいです。

  • サラッと書かれているが、非常に過酷な経験(戦争最前線、貧乏暮らし・・・etc.)を逞しく生き抜いてきた水木しげるさんの半生記。

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  • サラッと書かれているが、非常に過酷な経験(戦争最前線、貧乏暮らし・・・etc.)を逞しく生き抜いてきた水木しげるさんの半生記。

  • 大山などを舞台とした作品です。

  • いま大ブームの水木しげるさんの自叙伝、ダイジェスト版といったところ。2004年82歳の時の発行。
    今は良く知られている水木さんの人生のエピソードが1頁に1つずつ、上に絵、下に文書というスタイルで書かれているので、気軽に読み進めて行くことができます。
    今の水木ブームが皮相なものでなく、水木さんが伝えたいと思ったことがほんとうに伝われば、読む側がうけとれば、いまの社会はもっとす。

  • 孫に向かって描いたのだろうかという気がする、のんびりした温かい筆致で描かれた、絵物語形式の水木しげる自伝。

  • ゲゲゲの鬼太郎は子供の頃から大好きだったけど、水木さんの人柄にふれることができて幸せ。
    文章短いけど、とっても面白くて、小中学生から大人までおすすめできます。
    水木さんの他の作品も読みたくなりました。
    なんて面白い素敵な方なんだ!

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著者プロフィール

本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。
2015年11月30日、逝去。享年93。

「2018年 『ゲゲゲの鬼太郎(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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