水木しげるのんのん人生―ぼくはこんなふうに生きてきた

著者 :
  • 大和書房
3.85
  • (5)
  • (8)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479391128

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 水木サンは何冊もご自身の人生を振り返る本を書いている。
    もちろん大まかな流れは同じだが、詳しく書かれている箇所が違かったりするので、まったく退屈しない。
    この本で言えば、息子二人が戦地から生還することを祈った水木サンのお母さんが好物のタコを食べない願掛けをしていたことや、水木サンが片手を失ったことをハガキで知らされたお母さんがショック受けて片腕で炊事をやっていた、というあたりの記述が印象的だった。息子想いなお母さんに心を打たれる。

    ページの上半分が絵、下半分が文章という形式は小学校のころにやらされた絵日記みたいだと思った。やらされているときはめんどうだったが、水木サンの絵と文章を読むのはとても楽しかった。
    つげ義春さんがすこしだけ登場したが、やはり存在感がすごい。

  • ゲゲゲの鬼太郎は子供の頃から大好きだったけど、水木さんの人柄にふれることができて幸せ。
    文章短いけど、とっても面白くて、小中学生から大人までおすすめできます。
    水木さんの他の作品も読みたくなりました。
    なんて面白い素敵な方なんだ!

  • 心のどこかに、水木しげる。

著者プロフィール

1922年(大正11年)生まれ、鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、ラバウル戦線で左腕を失う。復員後、紙芝居画家を経て貸本漫画を描き始め、1957年『ロケットマン』でデビュー。以後、戦記もの、妖怪ものなど数多くの作品を発表。1965年『テレビくん』で第6回講談社児童漫画賞を受賞。1989年『昭和史』で第13回講談社漫画賞を受賞。1991年紫綬褒章受章、2003年旭日小綬章受章。主な作品に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『総員玉砕せよ!』『のんのんばあとオレ』など。2015年11月死去。

「2022年 『水木しげるの大人の塗り絵 あの世紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

水木しげるの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×