TOKYO 0円ハウス0円生活

著者 : 坂口恭平
  • 大和書房 (2008年1月発売)
3.87
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479391678

作品紹介

ホームレスは理想の家を持っている!?隅田川のブルーシートハウスに住む"都市の達人"鈴木さんに"建築探検家"坂口恭平が密着!理想の家とはなんなのか。

TOKYO 0円ハウス0円生活の感想・レビュー・書評

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  • 路頭に迷うという想像は私にとってはゲームオーバーに等しい。
    ホームレスになって生きる自分を想像出来ない。

    この本を読んで「0円ハウス」で生活している方達のことを知って、その生活が悲惨だとは言えなくなった。
    でも私にはやっぱり出来ないなぁ…。

    鈴木さんの住まいも生き方も、鈴木さんや他の路上生活者に感銘を受けた坂口さんの考え方も、すごいとは思うのだけど自分のこととして考えられない。

    そういう生き方がある。
    そういう生き方が出来る人がいる。
    そんな印象。
    それは視野の狭さと頭の硬さ故だろうか。
    そうなのかもしれないなとも思う。

    一軒家を建てる、マンションを買う、アパートを借りる、そのどれでもない「自分の空間を自分で作る」という道。
    住みながら作り続ける住まい。

    今の私には選べる気がしないけど、いつか選択肢の一つになる日がくるのだろうか。
    それしか選べないではなくて、他の選択肢と並べて検討するような日が。

    …やっぱり想像出来ないなぁ(^^;)

  • 鈴木さんを含むホームレスの生活は私が想像する生活より快適でした。
    家はテレビが観れて、調理もできる。さらに鈴木さん家は風呂もある!
    さらに鈴木さんは家でなく、食費が二人で月5万円。(私より高い・・)それは鈴木さんが地域の人と関係を築いてアルミ缶を大量に集められるからで、世間のはみ出しものホームレスのイメージとは、真逆でした。そして、鈴木さんは、生活を満喫していて、絶望感はなく生き生きしているそう感じました。家を工夫して作るは楽しいそうで、恐らく子供のころに秘密基地を作る感覚なんでしょうかね。思い出せないけど、なんか楽しかったのは覚えてる。
    ホームレスも意外と悪くないかもそう思えたので、この本読んでよかったです。


    後半の作者のエピソードと家に対する考え方もなかなか興味深かったです。
    どうやら、TOKYO 0円ハウスの写真集が出てたらしいので今度読みます。

  • お金がなくても「生きているって本当に面白い」とい言える生き方はカッコイイ
    お金が絡むとギブ&テイクになる
    お金が絡まなければギブ&ギブになる

  • 坂口さんの視点、切り口はもちろん面白いし
    それゆえに本書が成り立っていることも分かるが、
    このホームレスの鈴木さんが凄すぎる。

    毎日労働。
    空き缶は1キロ=126円。
    週に100キロ拾えるので、月収は5万400円。
    街をよく観察しながら、歩くので店の繁盛度合いにも敏感。
    さらに安い食材もチェックするので、ライフよりも99円ショップの
    キムチの方が美味しいと言い切れる繊細さ。
    そして、住居、電気、生活用品、全て拾ってきたものでまかなってしまう
    タフさ。
    こういう生き方もある、と勇気づけられる。(もちろん、本書でも
    語られているように自分で進んでやることも出来ませんが)

  • 意外にも快適な路上生活者の暮らしの実態をレポートした、とても興味深い本でした。
    一般的には困窮していると思える状況でも、知恵と工夫で意外となんとかなるものなんだなあと思いました。

  • 「人の生活する場」をきっかけに、『建築家』を志していた著者は、
    興味の赴くままに、行動する中で、
    次第に、
    図面を頼りに造られる建物(空間)に、
    住まうこと、
    他者によって造り上げられた建物の制約に合わせて
    住まうこと、に不自由さ、不自然さを感じ、
    身の回りにあるものを使って、
    その土地と自身にマッチした住居(空間)を作り出すこと
    そもそも、個人の生活空間を収める建物の壁(物理的/精神的)を限りなくとっぱらってしまう事などなど
    に思いを熱くしていく。
    その過程で氏の目指す仕事は変化していく。
    本の内容は著者の自伝的要素を持ちながら、
    出会った人々の生活を詳細にレポートし、
    そこから、
    人が、その人らしい、直感的で、手作りな、
    生活空間―ライフスタイル―仕事―人間関係を築いていく事。
    そんな、今後の行き方を考えるヒントと、情熱を与えてくれる。

  • 法に触れることなく正々堂々と0円でポジティブに生きている鈴木さんやソーラーハウスのおじさん、そして移住ライダーとか提出してる筆者と読んでるだけで元気になります。

  • 何でも東京のゴミから調達する達人のホームレス鈴木さん。
    その生き様は逆に東京という都市だから成立する。
    それを克明に伝える。
    筆致はあくまでも朗らか。
    生活の内容は暗くなく、むしろふっきれた明るさ。
    これでもやっていけるし、楽しい人生。
    みんながみんな真似ることは難しいだろうが、鈴木さんの創意工夫と心意気が伝われば、人生に絶望しての自殺はもっと減るだろう。

  • 価値の無いものなんてない。
    人と人のつながり。
    じっくり考えること。広がる思考。

  • 0円ハウスにはあまり興味が持てなかったが、著者が面白い感覚を持っていると思う。後半からの著者の大学時代やどのように0円ハウスに引かれていったかが書かれており、こちらは面白い。まあ変わった人だ。こういった特殊感覚を持った人が、好きな道で仕事をし生きていくのは大変だと思うが、応援したいと思う。

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