- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479391937
感想・レビュー・書評
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何度か、仕事がらみの打ち合わせでお会いしたことがあり、読みました。彼のツイッターのつぶやきのまま、アイデアと好奇心、それを表現する語彙力に満ち溢れた素敵な方で、助言をたくさんいただきました。
私のことは、もちろん向こうは覚えていないと思うけど。
著者が若い頃合格を目指していた司法試験の勉強中、勉強に集中できない、という下りで、
「基本を学ぶには、適したタイミングがある。僕は謙虚な気持ちになれず、そのタイミングを失ったのかもしれなかった」
という一文があり、確かにそうだよな、と思いました。大人になってしまったら、響かないモノってあるし。その代わり大人になって楽しめるものも増えるわけだけど・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世の中には「メーカー」と「プレイヤー」がいると思う。たとえば、作曲家と歌手、とか。
我々サラリーマンなんかは、先人が作ったパターンを回していく「プレイヤー」だと思うのだが、この本の著書・松岡さんは結局「プレイヤー」ではなく「メーカー」だったのだろう。
何かをメイクしたくて「メーカー」になるヒトもいれば、「プレイヤー」をやらされるのがイヤで「メーカー」を志望するヒトもいるだろう。
彼は自分がメイクしたい「何か」がなにかをよく分からないまま、「プレイヤー」嫌さのままに「メーカー」になった。但し、自分にメイクの才能(創造性)があることは自覚していたのだろう。
そして、手探りしながら自分のメイクすべきもの、メイクできるものにたどり着いたような気がする。
「メーカー」になること、つまり「起業」することの光と影をリアルに綴った一冊。